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「大いなる休暇」「バス174」 |
2005年05月31日 |
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「大いなる休暇」
6/4(土)公開
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舞台はカナダのケベック州にある人口125人という架空の小さな漁村。この島は老人たちの高齢化とか不漁続きで、失業者が増大という問題を抱えている。
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そこへ突然、工場誘致の話が持ち込まれ、住民たちは大喜びするが、一つ問題があった。
それは島に定住するという医師がいるという条件付き。
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ところがこの島には医者が一人もいない。そこへ、たまたま都会から医者が1人、訪れる。そこで住民たちが一致団結して、この医者を島に定住させようと、あの手この手で、嘘の数々を仕掛けて誘惑しようとする。
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嘘の数々はあまりにもみえみえで、他愛ないが、住民たちの必死の姿を眺めている観客までも共犯者の気分にさせていくところが楽しい。
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本国カナダでは03年に公開されて、その年のNO・1大ヒットを記録した。
「バス174」
6/4(土)公開
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00年6月、ブラジル、リオデジャネイロ路上で発生したバスジャック事件の詳細なドキュメンタリーで、タイトルはバスの路線番号に由来している。
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主人公でもある犯人は、スラム街に暮らす20歳のサンドロという若者。彼はバスの乗客から金品を強奪しようとして失敗し、そのまま銃を手に、11人の人質とともにバスにたてこもった。
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この事件を、テレビ映像をふんだんに活用して、
さまざまな関係者のインタビューを交えて、再検証していく。
驚かされるのは、テレビカメラが驚くほどの至近距離から
自由自在に犯人に迫っていること。
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「シティ・オブ・ゴット」という傑作さながらの劇映画のようなアングルもふんだんに登場する。その最大の理由は警察が報道規制に失敗して、テレビカメラが自由自在に取材できたこと。
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彼の主張から明らかになっていくのが、ブラジルの警察事情の特殊性。
ブラジルには軍警察、連邦警察、文民警察の3つの組織があり、
ずれも学歴無用ということから貧困家庭の出身者が多く、
犯罪に足を踏み入れていく警官たちが少なくないという。
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「ミリオンダラー・ベイビー」「ラヴェンダーの咲く庭で」 |
2005年05月24日 |
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「ミリオンダラー・ベイビー」
5/28(土)公開
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作品賞、監督賞 クリント・イーストウッド
主演女優賞 ヒラリー・スワンク
助演男優賞 モーガン・フリーマン(4度目のノミネートで初受賞)
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この映画の全編の語り手がモーガン・フリーマンで
「ショーシャンクの空に」と同じ趣向。
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最大の見所はイーストウッドは今月31日で75歳になるという歳にもかかわらず老いてなお、演出、演技ともに絶好調。
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特に本作のトレーナー役はかつてなく若々しく、しかも美しく、
かつて「マディソン郡の橋」での老醜ぶりが嘘のよう。
「ラヴェンダーの咲く庭で」
6/4(土)公開
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新聞やテレビのワイドショーで話題の沈黙のピアニストの事件があるが、その事件をあらかじめ予告していたような映画が、去年イギリスで作られていた。
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映画のドラマの背景は、1936年のイギリスの海辺の小さな町。
ここで静かに暮らす2人の老姉妹が海辺に打ち上げられた正体不明の若者を介護するという物語。
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この若者、言葉は通じないが、バイオリンの天才的な才能を発揮して、
みなを驚かすという展開。
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姉妹を演じるのはともにアカデミー賞受賞者でデイムの称号を授けられた大女優。
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姉を演じるのはマギー・スミス(「ハリー・ポッター」シリーズでもおなじみ)
妹はジュディ・デンチ(「恋に落ちたシェイクスピア」のエリザベス一世役で受賞)
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映画の方は、現実の事件の謎解きの興味と違い、妹のジュディ・デンチが若者の世話をするうちに、孫ほどの歳の差もある彼にほのかな愛情、
官能のくすぶりを抱くというロマンティックな雰囲気が味わい深い。
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「ザ・インタープリター」「クローサー」 |
2005年05月17日 |
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「ザ・インタープリター」
5/21(土)公開
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ニコール・キッドマン(「めぐりあう時間たち」02年でアカデミー賞)の新作。
競演はショーン・ペン(「ミスティック・リバー」03年でアカデミー賞)
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彼女が演じるのは、ニューヨークの国連本部に勤務する同時通訳者で、
アフリカのある架空の共和国の出身。
その彼女が通訳のブースで、スピーカーから洩れてきた
共和国大統領の暗殺計画を聞いてしまう
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そこで、ショーン・ペンが扮するシークレットサービスの捜査官が彼女の保護にあたる。
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監督のシドニー・ポラック自ら、アナン事務総長に掛け合って、
国連内部での撮影許可を得た。
この作品で国連の内部が初めて映画に登場するという快挙。
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捜査官のショーン・ペンは妻を亡くしたばかり、という設定から
彼とキッドマンのロマンチックなロマンスが普通なら期待されるところだが、全体にお色気は希薄。むしろ社会派スリラーとして見応えがある。
「クローサー」
5/21(土)公開
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ジュリア・ロバーツ(「エリン・ブロコビッチ」00年にアカデミー賞)の新作。
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2組のカップルのセックスをめぐる葛藤を描く。
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舞台はロンドンでジュリア・ロバーツが演じるのは写真家。
クライブ・オーウェンが演じる彼女の夫は医者。
もう1組のカップルはジュード・ロウ演じる作家と
ナタリー・ポートマン演じるストリッパー。
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物語はこの男女4人の関係が入り乱れて、不倫、嘘、裏切り、復讐のドラマを繰り広げていく。
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監督はマイク・ニコルズ(「卒業」67年でアカデミー賞が有名)
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露骨なセックスシーンは登場しないが、セックスをめぐる
過激なセリフの応酬がすさまじい。
最高に魅力的なスターたちが最低のキャラクターを演じてみせるところが見もの。
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「キングダム・オブ・ヘブン」「プライド 栄光への絆」 |
2005年05月10日 |
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キングダム・オブ・ヘブン
5/14(土)公開
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リドリー・スコット監督の最新作。
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リドリー・スコットといえば「グラディエーター」で
歴史スペクタルをリバイバルさせたことで有名。
しかし、その後、「トロイ」や「アレクサンダー」が膨大な制作費の割には思うような収益を上げられなかったということなどがあって、
再度、リドリー・スコットが歴史スペクタクルに挑んだ起死回生の1作。
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主人公、オーランド・ブルームが演じる若い騎士の成長と
エルサレムを治める王の妹で人妻(エヴァ・グリーン)との不倫の恋と
テンプル騎士団の陰謀がドラマを彩っていく。
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主人公の父親役・リーアム・ニーソンをはじめ
イギリスの演技派がしっかり脇を固めている中で、
注目は回教徒の指導者を演じるハッサン・マスード。
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シリアの映画監督で俳優でもある。
早くも来年のアカデミー賞助演賞の前評判がたっている。
「プライド 栄光への絆」
5/14(土)公開
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テキサスの小さな町に実在する高校のフットボールチームを描いたスポーツ映画。
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アメリカ映画協会、ニューズウィークが2004年のベストテンの一本に選出というので注目したが、期待以上の出来ばえ。
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原作はピューリッツァ賞受賞のH・G・ビッシンガーの
ノンフクション「フライデー・ナイト・ライツ」(翻訳が日本でも出されている)
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フライデーというのは、高校生の試合は金曜日に開かれ、
大学生は土曜日、プロは日曜日にあるというのに由来している。
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監督は原作者のいとこでもあり、俳優でもあるピーター・バーグ。
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禁欲的と言いたくなるほどの抑えた演出がドキュメンタリータッチを思わせて、その効果が終盤の試合のシーンで存分に発揮されている。
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「レモニー・スニケットの世にも不幸な物語」「ライフ・アクアティック」 |
2005年05月03日 |
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レモニー・スニケットの世にも不幸な出来事
5/3(火)公開
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レモニー・スニケットという名前は今のところ、日本では馴染みがないかもしれないが、全世界40カ国で3000万部のベストセラー「世にも不幸なできごと」の作者。
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ある日、彼らが、ある実業家の豪邸に忍び込んだところ、たまたま、そこの主人が帰宅して、彼を誘拐する羽目になってしまう。
そこで、この4人は人里は慣れた山小屋で、奇妙な共同生活を始めることになる。
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両親を火事で失った幼い3人の姉弟妹に襲い掛かる不幸の数々を描いた物語。
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巨額の遺産が14歳の長女が一定の年齢に成長するまではお預けということで、そこで登場するのが遠縁の親戚伯爵の3流役者。
その極悪役を演じるのがジム・キャリー。
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特殊メイクで顔かたちを変えては何度も何度も幼い子供たちに襲い掛かるという設定で、キャリーとしては出世作「マスク」以来の大暴れ。
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ノークレジットでワンシーンだけ登場するのがダスティン・ホフマンで、これも見逃せない。
ライフ・アクアティック
5/7(土)公開
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水中の生活という意味のタイトル。
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ビル・マーレイが扮する主人公は海洋冒険家でドキュメンタリー映画作家。彼は前回の冒険で巨大なサメにチームの一員を殺されており、
その復讐をかねて新作ドキュメンタリーのために再び冒険に出る。
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オーウェン・ウィルソン、ウィレム・デフォー、アンジェリカ・ヒューストン、ケイト・ブランシェットという豪華なキャスティング
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このチームがマラッカ海峡で海賊に襲撃されるエピソードが登場するが、試写で見た段階では絵空事に思えたが、その後まもなく、実際に似たような事件が発生して、驚かされた。
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それから、この監督は音楽の使い方に凝ることで知られているが、
今回はブラジルのミュージシャンでチームの一員に扮している
セウ・ジョルジにデヴィッド・ボウイのヒット曲の数々を
ポルトガル語で歌わせるという趣向が大いに楽しませてくれる。
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