撮影日誌|金曜ドラマ『コウノドリ』

金曜よる10時〜放送« HOME
【9】第一話 完成披露試写会&舞台挨拶 〜質疑応答編〜
2015.10.8 Thu.
『コウノドリ』は、産科・新生児科の現場最前線で医療に取り組んでらっしゃる皆さまからの率直な意見をいただきながら撮影を進めております。
実は、出演者たちがドキドキしている最中、医療従事者の皆さまから前もって出演者たちに聞きたいことを募集していました。それをどどーんと、出演者たちにぶつけていただきました。
今回は、その質疑応答のコーナーの様子をノーカット完全版でお届けします!

出演者のみなさまへ
ドラマに関わる前後で出産や周産期医療に関するイメージはかわりましたか?

綾野剛さん
イメージが変わったといいますか…やはり生活をしているなかで、お子さんと一緒にいるお母さんや妊婦さんを見ると、必要以上に気になってしまいます。“大丈夫かな。ちょっと歩道のほうに寄り過ぎじゃないかなあ”など…。(先生たちからの笑い声)最近、本当にそうなんです!今までもそういう気持ちはありましたが、それが異常なほど気になってしまう。友人の妊婦さんにも「どういう生活を送ってる?」と、普通に検診している自分がいて…。安産というのは結果論であるし…さらに安定期と言っても、胎盤が安定する、赤ちゃんが育つ環境が安定するという意味であって、決して安全な時期ではないよと言いたいです。(先生たちからの拍手!)僕たち…特に男性は、友人でも誰でもない誰かに対しても、そういう意識を持つべきだなと思います。僕たちは産めない人種であるからこそ、寄り添えることがたくさんあると思いますし、女性はもちろん、ご家族、男性にもきちんと認知していただく必要があると思うようになりました

松岡茉優さん
私は現在20歳なのですが、同世代と話しているとき、夢見がちに“何歳で結婚して、何人子ども産んで〜”という話をします。今まで私も夢見がちなところがありましたが、このお話に携わってからは、軽々しく言えなくなりました。子どもを産むことは本当に奇跡。赤ちゃんにとっての幸せはなんだろうとか、ご両親にとっての幸せはなんだろうと考えているうちに「家庭を築きたいですか?」と聞かれたとき「はい!」と手放しで答えることは出来なくなりました。まだそんな覚悟はないんだと知りました。
なにより、私は平成7年の2月生まれですが、4月生まれまでが、風疹の予防接種をうけていない年なんです。私の年齢の友達はほとんど受けていないと知ると、本当に恐ろしく思いました。風疹のお話も今後、ドラマに盛り込まれていく予定です。同世代の皆さんに、いろんな検査をすることによって、妊婦さんへのリスクを減らすことが出来るということを報せていきたいという思いでいっぱいです。一話がまもなく放送されることが本当に本当にうれしいです

吉田羊さん
お産に関しては非常に大きく変わりました。お産は手ばなしで喜ばしいものだというものから、やはり命の危険が伴うものということ、そして中には悲しみや試練を伴うお産もあるのだということを知りました。また、周産期医療という言葉をこのドラマに関わってはじめて知ったのですが、このドラマでも描かれているように各科の連携プレーがこんなにも頼もしいという知り、このドラマをきっかけにこのシステムが整った病院が一件でも多く増えることを願ってやみません

星野源さん
僕も剛くんと同じように、町ゆく妊婦さんやお子さんを連れているお母さんを見かけると、やけに守ろうとしたり(笑)、変な人がぶつかってこないかな…とか、そうしているとすごく怪訝な顔をされたり…(苦笑)。四宮という役はとても冷たく、感情を殺しているような役ですが、それはある過去、ある出来事があってそうなってしまいました。心の中はサクラと一緒で、赤ちゃんに無事に産まれてきて欲しい、お母さんが笑顔で赤ちゃんを迎えられるようになって欲しい…そういう思いが人一倍強いキャラクターだと思います。そう思って、役作りをしています。
電車や映画館で小さなお子さんが泣いていたりすると、ものすごく嬉しくなります。嬉しくて、嬉しくて僕が泣きそうになるという(笑)。こんなに泣けるなんてよかった!元気でよかったなと。そういう思いをこのドラマを観て思う男の人がもっと増えて欲しいです。いろんな人がそういう思いをはせるようになって欲しいと思います

大森南朋さん
もちろんいろんなことを考えていますが…皆のトークが凄すぎて、最後には話せないなぁという気持ちで今います(笑)。
撮影現場には生まれたてのお子さんがたくさんいらっしゃいますが、本当にその子たちを見て心底かわいいと思っていますが、たぶんそれが顔には出ていなくて…スタッフさんや共演者も気付いていないだろうと思いますけど(笑)、マスクの内側でそう思っています。自分にもそういう気持ちがあったんだと感動しました


綾野剛さんへの質問です
進路に産婦人科を選択のひとつに考えている研修医さんから―
実際にドラマの撮影を通した視点から産婦人科の良さを教えていただけますでしょうか。将来の進路の参考にさせてください。

綾野剛さん
僕たちがつくっているドラマはあくまでも虚構であって、フィクションです。そのなかで、台本に書かれていることや、撮影のスタートからカットの瞬間はノンフィクション。そこでは本当のことが起こっていて、その本当というのは現在進行形で、もしかしたらドラマをやっている最中にも、臍帯脱出のシーンを撮影しているときにも同じことが起こっている可能性もある。なので、僕はフィクションとノンフィクションが混在しているなと思っているのですが…進路の話ですよねぇ(困)…今回、ドラマを通して自分が体感していることは、ドラマでの帝王切開のシーンでは、手術器具を使いながら全麻(全身麻酔)しているので、医者同士の最低限の会話だけで進んでいく…けれど分娩室での出産シーンは、妊婦さんも意識がある状態ですし、医者も助産師も会話しながら肌のふれあいを大切にしています。そう思ったときに、手術のシーンこそ、僕たちが呼吸をしなければいけないなと思ったんです。手術というのは器具を使ってただ行うことだけではなく、そこにはいろいろな思いがあり、いろいろな判断が生まれている。お母さんと一緒に呼吸をして、助産師の方々はまた違った方法で呼吸をしながら、コミュニケーションとりあいながらやっていく。大切なのは呼吸だなと、常に意識しています。
出産、妊娠というのは病気ではありません。僕たちはマニュアルのない方々に対して、いろんな決断を迫らなければならないときもあるし、ご家族に全部判断してもらわなければならないときも多々ある中で、僕たちが忘れてはいけないのは、とにかく寄り添い続ける、一緒に呼吸をすることだと思います。限りなく日常に近い奇跡にある、泣いて産まれてくる赤ちゃんを僕たちは笑って迎えてあげたいという思いがすごく強くなっています。進路で悩まれているのであれば、ぜひ!産婦人科、周産期医療も含めて、産科医はまだまだ人が足りていません。人が足りないと、どうしても家に帰れない人が出てくるんですよね。ドラマでも今橋先生がそうでした。人員が足りていないんです。ぜひ、お願いします

松岡茉優さんへの質問です。
ドラマを通して、役を通してこれからパパやママになる人たちへメッセージをお願いします!

松岡茉優さん
私は子供がおりませんで…そうですね。先ほどのお話しとかぶりますが、同世代で子どもを産んだ知り合いもいます。でも、私の同世代は学生や新社会人なので、結婚とか出産とかは身近ではないんです。私自身も妊婦さんとお会いすると素敵と思いますし、赤ちゃんに会うとかわいいな、と思っていましたが、実際には様々なことがあって、本当に奇跡のかたまりなんだということを知らずに生きてきてました。今からお父さんになりたいなとか、お母さんになりたいなと思っている同世代にこそ、このドラマを観てもらいたいです。悩んで欲しいわけではなくて、前向きに子供を産むということはどういうことなのかと、ゆっくり答えをだして欲しいと思いました。やはり私はどうしても同世代のことを考えがちなので、同世代のパパになりたいなという友達にはどうかこのドラマで一回呼吸をおいて、妊娠出産について考えてもらいたいなと思っております


吉田羊さんへの質問
原作のファンです。ドラマ化にあたり原作のイメージを守るための工夫を何かされていますか?

吉田羊さん
私自身も原作の大ファンで、原作のなかでも小松という役が本当に好きだったんです。なので、とにかくビジュアルは似せたいと思います。彼女は背が小さい設定なので、背を縮めることはできないので、せめて髪型だけは…ということで、このおだんごと前髪には命をかけております!

星野源さんへ質問
今回、演じる四宮は過去にトラウマを抱える医師の役ですが、四宮先生についてどのような印象をお持ちですか。もし、自分が患者だったら四宮先生のような医者はどう思いますか。

星野源さん
今回、いろいろんな本を読んだり、先生のお話を聞かせていただきました。
自分の中にも四宮がいますという産科医の先生が本当にたくさんいらっしゃいました。四宮は産科医の皆さんの中にある不安だったり、プレッシャーだったり、そういうものの集合体なのじゃないかなと思っています。なので、演じるときも心にものすごくあたたかいものを持ちつつ、感情的にならずに伝えていくようにしています。産科医の皆さんの中には、夜中にうなされてガバっと起きてしまったりする人も多いと聞きます。
四宮は、自分がどうにかできたかもしれないつらい現実をすべて一人で背負ってしまった男という役。本当は心があたたかい彼がすべてを背負ったときにこういう人間になってしまうのは仕方がない、これが人間的なのではないか…そう思うようになりました。なので…もし、自分が妊娠した際には、そういう先生がいてもあたたかく迎え入れられると思います(笑)

大森南朋さんへの質問
実際に病院などで、産婦人科、新生児科などを見学されましたか?
もし見学されたら、印象に残ったこと、参考になったことはなんでしたか?

大森南朋さん
見学に行かせていただきました。非常に感慨深く、生々しく見させてもらいました。一番最初に何を思ったかというと、医療ドラマをつくることになって、最初はどうもバタバタしたイメージがありました。救急医療のような、そういうイメージがあったのですが、新生児科に行くとそういう空気はまったくありませんでした。先生の意識の中にはあると思うのですが、まとっている空気が非常にやわらかく、赤ちゃんたちを相手にしている皆さんにはじっくりとした空気感がありました。それはやはりこのドラマでも出していかなければいけないなと思いました

綾野剛さんからのメッセージ

今回、僕たちは素晴らしいキャスト素晴らしいスタッフとともに、ある種、難しい作品に勇気を持って向き合っています。医療ドラマではありますが、医療を描くドラマではなく、赤ちゃん、お母さん、お父さん、ご家族のみなさま、そして医者である僕たちをきちんと描いていく作品にしないといけないと思いました。何かを伝えたいということより、きちんと届けたいです。この作品を。そして皆さんに受け取っていただきたいです。そういう作品を目指すべく、日々、スタッフ・キャスト一同で頑張っています。
撮影を進めていくなかで、いろいろ思うことはありますが、僕たちはその現実と向き合ったとき、僕たちはそこから逃げずに向き合い続けることをこの作品を通して徹底したいと思っています。最後まで皆様に届け続けられるよう、僕たちは日々ドラマと向き合っていきたいと思っていますので、一緒にコウノドリという作品と旅していただけたら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします!


質疑応答は以上です!
文章から伝わったでしょうか…皆さんのチームワーク。
コチラの制作発表ショートverはyoutubeでも配信中です!お時間のあるときに動いているサクラ先生たちもぜひチェックしてくださいね^^
※ リンク先から外部サイトにとびます



制作発表も終わり、いよいよ放送日が近づいていますが…
その前に、来週のとある日に…

なんと…重大発表!!!

Webスタッフも思わずビックリした素敵な重大発表
もちろん公式サイトでもお知らせいたしますので、お見逃しなきように公式サイトまで遊びにきてくださいね♪

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