撮影日誌|金曜ドラマ『コウノドリ』

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【39】コウノドリXmas LIVE 〜MC編〜
2015.12.16 Wed.
昨日の12月15日に行われたコウノドリXmas LIVEの模様をお届けします!

今回はLIVEの主役・清塚信也さんによるMC編。
BABYの楽曲をすべて作曲された清塚さん自らによるセルフライナーノーツ…
そしてとっておきのウラ話を交えてお話しただいた、超・超・超激レアなLIVEとなりました…


#1 Minor Heart(1話登場)
Minor Heartは第一話の冒頭に出てきました。この曲は「BABYの代名詞となる曲をつくりたい」と綾野さんと一緒につくりました。
BABYは誰にもピアノをちゃんと習っていないので、基礎がないんです。逆に言うとどんなジャンルにも囚われずに精通している素晴らしいピアニストということなのです。クラシック・ポップス・ロック・ジャズ。いろんな要素が入ったものを…ということで考えてつくりました。
ちなみにBABYはこれを立って弾いているのですが、ピアニストから言えば、下にも鍵盤があるので立って弾くのはすごく難しいんです(苦笑)。


#2 Over The Rainbow(3話登場)
#3 Twinkle Twinkle Little Star(5話登場)

この2曲はすごく苦戦しました。
音楽をつくることというよりも、綾野剛さんにこれを弾いていただくことにすごく苦労しました。というのも、綾野さんがBABYオリジナルの曲を弾くことにものすごくこだわりを持っていらっしゃるんです。
Over The Rainbowを3話の冒頭でBABYに弾いて欲しいと監督から話があり「BABYが弾きそうなアレンジにするから!」と、ピアノを弾きながら2人でとにかく話し合いました。
それでも、やはり今までで綾野さんが一番苦戦していた曲でした。ご自身で弾けていたので僕の助けはいりませんでしたが、撮影中に首をかしげることがあったので最後までBABY以外の人の曲を弾くことに対しての何かがあったのだと思います。

#4 Maze,Blaze&Raze(7話登場)
3曲目はお父さんをイメージしてつくった曲。7話の冒頭ではサクラはまだ出来ていないと言っていましたが、その曲が完成して8話には皆さんに届けられました。
最後の曲の終わり方がちゃんとしていなくて、本当にBABYが弾かずに帰っちゃう…という演出のとおり、ぷつっと終わるんですけど、ただ途切れるのではなくて、何かに向かっているような、
「絶対に立ち会いたいお産があるんだ」と走っていく勇ましい感じも欲しいと思って作りました。

#5 Baby,God Bless You
一番長く綾野さんと話し合った曲です。ちょっと出来ては綾野さんに聞いてもらって「どうかな?」といった感じで一緒につくりあげた曲です。
祝福を意味するので、もちろんお誕生日や生まれてきてくれた生命に対しての祝福の曲ですが…
僕自身にも子どもが2人いますが、やはり子どもが生まれたときに涙が出たんです。
非常に不思議なもので、うれし涙とは言い切れないというか、ぐっとくる感動した感じなのか、切ないのか、嬉しいのかわからない涙なんですよね。
それはなんでなんだろうね、と綾野さんとお話をしたときに、やっぱり大人は生きることが簡単ではないことを知っているから、生まれてきた愛するわが子へ降りかかるこれからの数々の試練や苦しい哀しいことを知っているいるから、手放しに「おめでとう!」と言うのとは違うねと。
人生全部を総じてひとつの言葉で表せない、重みを感じる「おめでとう」そのことを一番に考えてつくりました。

#6 Brightness(3.4話登場)
Brightnessは生きることの輝かしいところだけを集めた曲です。
サクラが肘でピアノを弾く場面はごらんになりましたか?
サクラとして弾いた珍しいシーンでしたね。肘で弾くシーンはなんともイタズラな顔で小松さんを見ながら弾くのは愛らしかったですね〜

#7 Sound Seeker(1.3話登場)
綾野さんも大好きな曲です。一番弾けるようになった曲ですね。
これはロックです。まさに立ってピアノを弾くための曲。立ってピアノを弾くならこういう曲じゃなきゃね!というのを作りました。

#8 Baby,God Bless You 〜holy night〜
サクラとは幼なじみで、景子ママに育てられた滝賢太郎を演じていましたが、そのほかに僕には様々な肩書きがあったんです。作曲…音楽…監修…。作曲、綾野さんのピアノのお稽古も大変でしたが、モニターを見ながら監督さんと一緒にチェックことが一番大変でした。
僕は撮影現場ではアクション監督のようなもので、監督がOKを出しても、僕がピアノの技術の面でOKを出さなければ次には行けないんです…偉いだろっ(笑)。
はじめの頃は「監督みたいでかっこいい」と思っていましたが、徐々に僕にとって辛い仕事になってきました。僕しか音楽的な細かいところはわからないんですよ。「あ、一音ずれた」とか。そこまで監督さんでもわからない。綾野さんはすごい完ぺき主義者なので「一音でもズレていたらダメ。ちょっとでもズレていたら…清ちゃん、わかるよね?」と(笑)。2人でここまでつくってきたんだから完璧なものにしよう!と心を鬼にして、やってきましたが…ピアノを弾くシーンは毎回あまりにもいいシーンばかりで、スタッフも泣いてしまうくらいなんです。
2話のBaby,God Bless Youも悔しい気持ちをぶつけてBABYがアレンジし直して弾いて涙を流す…そのシーンで、ピアノを弾くという技術的なことを気に留めながら感情的に泣くのは、僕は自身は難しいだろうと思い、表情だけで弾けばいいんじゃない?と提案もしたのですが、綾野剛さんは「リアルじゃない」と。本番では本当にピアノを弾きながら泣くお芝居をしました。
テスト前は僕も心配で「泣けなかったらどうしよう」と考えていました。でも、撮影前に綾野さんが僕の肩を叩いて「(ピアノを弾いたら)芝居じゃなくて地で涙が流れるから大丈夫だよ」と言ってくれて、感動のあまり僕が泣きそうになりました。
そのシーンの本番が始まると、監督もウルウルしているんです。いいシーンだと皆が思っていて、泣いているスタッフさんもいて…
そんな中で僕だけがモニターを見て「(あ!一個ミスった)」と気付いたんです(笑)。
監督がカットをかけて、誰も何も言えないような素晴らしいシーンの中、僕だけが「…もう一回お願いします」。
それを言うのが本当に辛かった…です(苦笑)。

Baby,God Bless Youはサクラの言葉になっている曲です。脚本家の山本むつみさんとは今日、初めてお会いしましたが、初めて会ったようではない空気感があります。
というのも…台本で回を追うごとにむつみさんが、音楽のところに余白を与えてくださっていました。
「ここは音楽に明け渡すよ〜」というラブレターのようなメッセージを台本を通してもらっているような気がしていました。
その話をしたら「そういう思いだったの」とおっしゃっていただけて、ものづくりで同じ方向を向けることは凄いことだなと改めて思いました。
そのむつみさんが先ほど最終話にあるクリスマスプレゼントのお話をしてくださいました。
Baby,God Bless Youは、いつもサクラの気持ちを代弁して、その回その回で毎回アレンジを変えて弾いていました。ひとつとして同じBaby,God Bless Youはありません。最終回のBaby,God Bless Youがどんなアレンジかというと…クリスマスも近いので“きよしこの夜”と一緒にBaby,God Bless Youが聞こえてくるという演出がされています。
最終回のクリスマスプレセント…お楽しみにしていてください!

そして…Baby,God Bless You 〜holy night〜にあわせて
コウノドリの主題歌「あなたがここにいて抱きしめることができるなら」もスペシャルプレゼントしてくださり、もう豪華!贅沢!!なLIVEで終了いたしました。

会場には涙を流す方もチラホラ…
脚本を担当されていた山本むつみさんもその1人でした。大号泣で清塚さんの帰りを出迎えていらっしゃいました。

清塚BABYからも感情がとめどなく溢れ、その楽曲1つ1つにドラマが思い出され、さらに胸を締め付けられる…不思議な体験のLIVEになりました。

Baby,God Bless You 〜holy night〜のみ、放送はまだですが
最終回で聞くことが出来ますので、サクラ先生からのクリスマスプレゼント…として、お楽しみにしていてくださいね。

次回は、1部と2部にそれぞれに登場した、スペシャルゲストとのクロストーク編をお届けします。

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