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ジョージ・R・R・マーティン『フィーヴァードリーム』 創元推理文庫 上下巻 各640円 |
2003年09月18日 |
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今日の担当は本の雑誌社顧問の目黒考二さん(=文芸評論家の北上次郎さん)です。
★ジョージ・R・R・マーティン『フィーヴァードリーム』 創元推理文庫 上下巻 各640円
★文庫版の発行も1990年と少し古い本だが、私の大好きな作品。数年前に増刷されたので、大型書店なら店頭に。出版社には在庫があるので、店頭になければ取り寄せてでも是非。
★男と男の友情を描いた作品は数多い。しかし、この『フィーヴァードリーム』以上に異色の友情物語はちょっとない。
★舞台は南北戦争前夜のアメリカ南部。ミシシッピ川で蒸気船運輸会社を経営するマーシュのもとにジョシュアと名乗る男が共同経営を持ちかけてくるのがことの発端。前の年の冬に事実上破産していたナーシュにとってはありがたい出資の申し込みだが、このマーシュとジョシュアの間にやがて芽生える友情がこの作品の読みどころ。
★マーシュとジョシュアの友情物語がなぜ異色かというと、、、なんとジョシュアが吸血鬼だから。つまり、この作品は人間と吸血鬼の友情物語なのである。
★なぜ吸血鬼と人間の友情が成立するのかといえば、ジョシュアが人間との共存を望んでいて、一族が血の乾きから解放されることを願っているとの設定だから。なんと彼は自らの血の宿命を克服しようと想像を絶する努力をしている。このディテールが圧倒的に読ませる。
★そこがミソなので詳しいことは言えないが、彼らの一族は傷や病気では死なず、寿命は千年。太陽の光に弱いので昼間出歩けないという欠点はあるものの、人類より古い歴史を誇る。しかし生殖能力が劣るため今ではその数も少なくなり、現在は人間社会の片隅に溶け込んで暮らしている。そんな中、ジョシュアは吸血鬼と人間との共存という新たな歴史を作ろうとしている、という設定。
★だからこそ、マーシュとの友情も成立する。いくら何でもジョシュアに克服の方向がなければマーシュとの友情も成立しない。しかし、血を吸う側と吸われる側の友情は成立するか、というドラマはそれだけで緊迫感に溢れている。SF作家だけあってアイディアが秀逸。ここまでが上巻。
★この先は人間との共存を望まない邪悪な吸血鬼との戦いになる。吸血鬼はジョシュアだけでなく、人間を食料としか考えない吸血鬼も登場する。ジョシュアはマーシュを始めとする人間の理解を求め、なおかつ邪悪な同胞とも戦わなくてはならない。つまり人間と吸血鬼の戦い、吸血鬼同士の戦いと、事態は複雑になって進んでいく。
★南北戦争前夜のミシシッピと蒸気船という組み合わせがいいし、昼と夜の対決という陰影がいい。さらに全編を貫く緊迫感がいい。そして、感動のラスト!
★吸血鬼小説は数多いが、特異な設定、秀逸なプロット、豊かな詩情、どれをとってもこの長編以上のものはないのでは?異色の友情小説であると同時に吸血鬼小説の傑作。 |
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中村浩美『読んで愉しい旅客機の旅』 光文社新書 740円 |
2003年09月11日 |
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今日の担当は書評家の岡崎武志さんです。
★中村浩美『読んで愉しい旅客機の旅』
光文社新書 740円
★ライト兄弟が、人類初の動力飛行に成功したのが1903年。今年でちょうど百年になるそうです。定期航空旅客輸送がはじまってからは約80年。その歴史をふりかえりながら、空の旅にまつわる愉しい話をたくさん集めて、新書サイズにぎゅうぎゅう押し込んだ本です。
★著者は中村浩美さん、といっても男性です。航空評論家、一年のうち150日は旅の空ならぬ「空の旅」を続けている。人生のかなりの時間を空の上で過ごしてらっしゃる。あらゆる航空会社のあらゆる路線に乗っている。ニュースショーのキャスターなどもやってらしたので、みなさん、顔を見ればああ、という方です。(TBSラジオ子供電話相談室の回答者も)
★空の旅、はじめて話がおもしろい
現在、日本人の海外旅行者は年間1500万人と言われています。飛行機に乗ったことのない人の方が珍しい。森本さん、最初に飛行機に乗られたの、いつですか、覚えてますか。しかし1920年代の黎明期、世界的にも航空機利用は一部の特権階級のものだった。これはわかりますね。
世界最初の定期エアラインは1913年アメリカ、セントピータースバーグ・タンパ・エアボート・ラインという長い名前の路線で、14年元日に世界初のフライトをしています。客席はわずか一席、つまり一人のためだけに飛んだ。距離は29キロ。昔の人なら歩けるような距離ですね。プロペラの小型機ですから、長らく客は10名以内、という時代が続く。
★客室乗務員は長らく男の仕事だった。
世界最初の客室乗務員は14才の少年です。ジャックくん。1922年イギリスの航空会社が採用。キャビン・ボーイと呼ばれ、まだ食事や飲物のサービスはないから、乗降時に客に手を貸す程度の仕事。しかし、このジャックくん、翌年の飛行機事故で死んでしまう。かわいそう。
★女性の客室乗務員、いわゆるスチュワーデスの誕生は1930年アメリカ。エレン・チャーチという25歳の女性で自ら志願しました。本当はパイロットになりたかったのですが、とにかく飛行機に乗り込むために、ある資格を持っていることを売り込んだ。さて、ここで問題。彼女が売り込み、のちにスチュワーデスの資格条件となった資格は?
答えは 看護婦
★初期の客室常務員マニュアルには、ハエたたきを常備すること(ハエがいた)、窓から客がタバコを投げないよう注意する(窓が開いた!)、鉄道時刻表を持参(しょっちゅう不時着、鉄道に客を乗り換えさせる)などがある。
★ちなみに日本でもおくれる事翌年の1931年にエアガールという名で女性が採用。意外に早い。
★トイレの変遷
日本でYS11の設計が検討された初期、トイレはいらない、2時間くらいだから客には我慢させろという議論があった。ひどい話ですねえ。いまジェット機のトイレは水洗式。ちなみにトイレの技術は日本のジャムコというメーカーが世界的シェアを誇る。
★ほか機内食、機内で無料でもらえるもの、豪華な旅の歴史とか、まあ、こうして挙げるときりがない愉しい雑学知識が満載の本なのですが、最後に少し実用的知識を。みなさん利用される成田空港。「空港は都市だ」が著者の主張。いろんな施設、設備をそなえている。意外にみなさん知らないんじゃないか。
★例えば、銀行各種キャッシュディスペンサー、これはわかる。宝くじコーナーがあるって知ってました?海外旅行へでかける前に買って、帰ったらあたってた。いいですねえ。
★理容・美容院もあるし、クリニック、歯医者もあるそうです。急に歯が痛くなるってありますよね。そのほか長い待ち時間を有効に、リフレッシュ。ちゃんとしたシートのビデオルームがある。これは第2ターミナルの本館3階。
リフレッシュルームとしてシャワー、仮眠室が用意されている。あと、子ども連れにはプレイルーム、授乳室、給湯(ミルクをつくる)設備もある。
★空の旅がこれ一冊で、これまで以上に愉しく、便利に、深くなるんじゃないでしょうか。 |
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白石一文『一瞬の光』角川文庫 本体743円 |
2003年09月04日 |
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今朝の担当は本の雑誌社・顧問の目黒考二(=文芸評論家の北上次郎)さんです。
★白石一文『一瞬の光』角川文庫 本体743円
★企業小説であると同時に究極の恋愛小説、待望の文庫化。
男性の読者は感動する人が多いが、女性の読者には怒る人も。男性向けのハーレクイン・ロマンスとの意見もあるが、、、。
★主人公は一流大学を卒業し、日本を代表する一流企業に勤める38歳のエリートサラリーマン橋田浩介。スポーツマンでハンサム。社長の覚えもめでたく、異例の速さで出世街道を駆け上っている。しかも、社長の姪(美人の帰国子女、料理上手で床上手)と交際している。
★完璧すぎて自分とは関係ない男のように思えるが、読み終えてもこの長編が胸に残るのは、この主人公のどこかに「現世のことなどどうでもいい」という響きがあるから。落ちていく快感というか、、、。
★そんな橋田が、ふとしたきっかけで短大生の香折と出会う。香折は不幸な家庭環境にまつわる悲惨な過去を背負っており、どこか暗い影が漂う。ある事件をきっかけに橋田は、香折の生まれてから現在までの秘密めいた話を聞く。橋田は、はじめは兄のような気持ちで香折の精神状態が気になりだす。香折には彼氏もいるし、関係が深くなりすぎないように距離を置こうとするが、「放っておけない」という感情から、次第に四六時中彼女のことを考えずにはいられないようになっていく。「一瞬の光」を求めて、橋田は深みにはまっていく。
★そうこうするうちに、社内の激烈な派閥抗争に巻き込まれていく主人公。この部分もディテールがリアルで一流の企業小説として読ませる。
★才色兼備の完璧な婚約者がありながら、なぜ暗い眼をした若い女に惹かれてしまうのか?婚約者には何の落ち度もない。これほど恵まれた状況にありながら、一体何が不満なのか。この部分が女性を怒らせる?理屈の上では理解できない主人公の行動だが、しかし、我々の奥底に潜む火宅の心に響いてくるものが確かにある。
★行間から伝わる「現世のことなどどうでもいいんだ」という響きと、だからこそ、自分の思った通りに生きようという主人公の捨て鉢な感情が、だからこそ強いもの、本当のものを希求したいという真摯な感情に転化する瞬間を鮮やかに描いている。 |
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中嶋浩『タクシードライバーほど面白い商売はない』 東洋経済新報社 本体1400円 |
2003年08月28日 |
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今日の担当は書評家の岡崎武志さんです。
★中嶋浩『タクシードライバーほど面白い商売はない』 東洋経済新報社 本体1400円
★いま東京に法人個人あわせてタクシードライバーは約10万人。この10年で1万人増えた。しかも半分近くは五十代。失業率が高い、リストラ社会を反映してか。最近、都内のタクシーを利用して感じるのは、タクシードライバーになりたての方が多い。先日、鎌倉駅から乗ったタクシーは、ドライバーが見習いで、助手席に指導員が乗っていて、きびしく指導していた。また、地方から東京へ出て来てタクシードライバーになる例。お客さんより道を知らない。ぼくはそういう例にあたったことはないけど、道がわからなくなって、客が怒って途中で降りてしまったという話を聞く。
★この本『タクシードライバーほど面白い商売はない』の著者は、食や健康、教育についての社会派ライターなんだけど、わざわざ本当にタクシードライバーになって、
この本を書いたという人。中嶋さん曰く、リストラで悩む中高年にとって「職場の人間関係にも悩まされず、いままでの人生体験を生かして『一生安定して働ける究極の
職業』が一つだけある」。それがタクシードライバー。こんないい商売はほかにない。
みなさん、ぜひ、というおすすめ本です。じっさい、この本を読むと、いっぺんやってみたいなという気になってきます。
★タクシードライバーになるためになにをするか、またなってから営業収入を上げるための非常にくわしいガイド。いつもは背中しか見てないタクシードライバーの正面
からの姿が見えてくる。
★まずなるには2種免許と東京、大阪では地理試験という国家試験を受ける。知らなかったですが、2種免許がなくてもタクシー会社は採用してくれる。免許を取って、試験に受かるまでの養成期間として翌日から日当1万円前後が出る。免許取得の費用も会社が負担する、というんです。こんな厚遇、ほかの業種でめったにないですね。 ただし、この地理試験、実際タクシーで都会の網の目のような道路を走るためのくわしい知識が試される、が近年非常に難しく、合格率50%。例えば、「都立荏原病院」は品川区の荏原になく、大田区の雪谷にある。同じ新宿区にあっても「東京厚生年金病院」は津久戸町、「東京厚生年金会館」は新宿5丁目、とじつにややこしい。この試験に最高点合格した著者が、一発で合格する秘訣を伝授している。実用的。
★もちろん職業上の難しい点、困った点もいっぱい書いてある。地理試験の知識はじっさいには役にたたない。ある場所をそれがどこにあるかを知っててもだめ、どの場所
で客が手を挙げるかで変わる。全方位から一点をめざし、「最短距離で迅速に」運ばなければならない。一方通行、渋滞が多い東京ではこれが至難の業。「東京駅」と言
われても目的によって着ける場所が変わってくる、など。著者は素直に「新米なんで」と断って、客を先生にして道を教えてもらえ、それで道を覚えろ?と言います。その
ほか、夕暮れどきは事故が多いから、思いきって休憩を取れなどのアドバイスもある。
★しかし、この本のもっとも面白いのは、じっさい毎日300キロを走り、客と交わした会話を日記に書き留めてきた、その記録を紹介した部分。考えてみればこの仕事、
密室で初対面の人といきなり二人きりになって同じ時を過ごす。しかも乗り込む人はじつにさまざま。よく知っているタレント、アナウンサー、政治家、教師、医者、ガン患者、身体障害者、バーのママさん、飲食店の主人、大手企業の部長、新米社員、老人、母子、ベンチャー企業を立ち上げた人、自殺を図った人、外国人……。
★乗った時点では情報はゼロ。最初は沈黙。著者は自分からなにか声をかける。「すると、停滞していた空気がポンと弾けて、客は突然力を抜き、まるでお互いが旧知の仲だったように、自然に口を開いて話を始めてくれるのだ」。「みんな寂しいんだ」。
★そうして聞いた話を著者はなるべく早くメモをする。赤信号の合間、あるいは車を止めてまで。ここが著者のいう、タクシードライバーという職業の醍醐味。その情報は、会社などの一つの組織にいたら一生手に入らないようなさまざまな情報。しかもネタは新鮮。一回かぎりで、顔を合わせず喋るからか、みな本音で喋る。平成のどん底事情が見えてくる。「首相になるような人は、一度はタクシードライバーになって、街を流してみるべき」と著者はいう。
★銀行をやめて保健を仕事をしている男性。銀行で希望退職を募ったら200人募集のところ、1200人が殺到。初日で定員オーバー。支店長以外はみんな応募してい
た。結局、支店長もクビ。
★築地の日本料理店で板前。家へ帰ると料理をする気が起こらなくていつも店屋物。安いイワシがいま捕れなくなってきていて、そのうち高級魚になる。
★証券マンが「これ、内緒の話」として語る。いま日本の預貯金の8割は、65歳以上の女性が持っている。一人で何十億円も持っている人もたくさんいる。だけどこの人たちはお金を使わない。だから景気はよくならない。政府はもう5、6年で景気は上向くと見ている。なぜか、高齢者nに寿命が来れば相続税ががっぽり入る。それを財源にして活性化できる。だから政府はそれを待っているという。
★著者が運転していたみた光景。目の前を一台のトラック。後部に「最大積載量 女房子どもが喰えるだけ」と書いてあった。思わず噴き出す。分かる、うん、分かる、
うん分かる。と書く。
★こうして読むと、タクシーという密室はもっともシビアな社会の窓であり、不特定多数の人がつかのま、自分をさらけ出し、本音を語る劇場でもある。こうした言葉をもっ
と集約していけば、社会の実相が見えるとともに、不況を切り開く知恵が学べるのではないか。大変勉強になりました。 |
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五十嵐貴久『1985年の奇跡』 双葉社 1700円 |
2003年08月21日 |
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今日の担当は本の雑誌顧問の目黒考二(=文芸評論家の北上次郎)さんです。
★五十嵐貴久『1985年の奇跡』 双葉社 1700円
★高校野球を題材にした青春小説。
★タイトル通り、舞台は1985年。
都立小金井公園高校野球部は創設以来一度も勝ったことのない弱小チーム。進学率にしか興味のない校長は徹底的な管理教育を行い、運動部は次々と廃部に追い込まれている。練習するグラウンドも狭く満足に練習が出来ない。
★そもそも、たった9名の部員にやる気がなく、ろくに練習しない。アイドルグループの「おにゃん子クラブ」に夢中で、夕方になると彼女たちの出演するテレビ番組を見るために大急ぎで帰宅してしまう毎日。
★そんなおんぼろ野球部にすごい転校生がやってくる。中学時代に何度も完全試合を達成した天才ピッチャー沢渡俊一。名門高校に入学するも肘を壊して転校して来た。とりあえずマネージャーとして入部したが、ある事件をきっかけに、肘に問題がないことが判明、エースに祭り上げられる。
★その夏の大会の1回戦、沢渡の活躍で都立小金井公園高校は優勝候補相手にまさかの勝利。やる気のなかった部員たちも俄然張り切って、戦っている本人たちも信じられないほど勝ち進む。
★しかし、エース沢渡にはある問題が、、、。一転して野球部は廃部の危機に。
★リング・ラードナーの昔から、何度も読んできたような野球小説。すべてパターン通りで、新鮮さは何ひとつない。しかし、読み始めるとやめられなくなる。どうせこの通りになるんだろと思って読み進むと、その通りの展開になるというのに、やがて目頭が熱くなってくる。なぜなら、このパターンこそが野球小説の王道であり、その
古いかたちの中にこそ、野球小説の醍醐味があるから。
★「もう飽きたんや。言い訳ばっかりしていることに」という部員たちの鬱屈も、エースに秘密があることも、そしてみんなで気力を振り絞って戦うことも、今まで何度も読んできた話だというのに、応援している自分に気づく。
★ここには野球小説の持つ魔力がある。その魔力とは、みんなが力を合わせれば奇跡が起こるかもしれないという夢だ。実人生ではけっして起こりえない夢を、野球小説は見せてくれるのである。たとえそれが瞬間の奇跡だったとしても。長続きしない奇跡だったとしても。
★その後の彼らの人生を語る「アメリカン・グラフティ」風のラストも良い。
★その他、野球を題材にした青春小説の傑作に川上健一『翼はいつまでも』(集英社)がある。こちらの舞台はビートルズの流れる60年代。球拾い専門の野球部員の中学生を主人公に初恋と友情と旅立ちを描いた作品。こちらも是非。 |
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