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上橋菜穂子 『獣の奏者』 講談社 |
2007年01月25日 |
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今日の担当は本の雑誌社・顧問の目黒考二さん (=文芸評論家の北上次郎さん)です。
上橋菜穂子 講談社
『獣の奏者I 闘蛇編』(1575円) 『獣の奏者II 王蛇編』(1680円)
★このタイトルにこの表紙。見てのとおりのファンタジー小説である。『ハリーポッター』シリーズは『ロード・オブ・ザ・リング』などのヒットで、日本でもジャンルとして市民権を得た感のあるファンタジーだが、特に年輩の方はまだまだ抵抗感のある人も多いのではないか。
★ところがこの作品は、いやはや、すごい。読み始めたらやめられなくなった。言っておくが、私も天使が出てきた途端にページをぱたんと閉じてしまうくらい、ファンタジーが苦手。だから、そういうのはダメ、と勝手に決めていたのだが、いま猛烈に反省する。ホントにすまない。刊行は去年の11月と少し時間が経ってしまったが、こんなことなら読まず嫌いをせずに新刊のうちから大プッシュしておくべきだった。
★たしかに異世界を舞台にした冒険小説だから、巨大な蛇は出てくるし、それを上まわる強さの王獣というファンタジックな獣も出てくる。しかし、それがすごくリアルなのだ。想像上の生き物とは言え、描き方がリアルなので、ファンタジー小説というよりも動物小説として楽しめる。これまでもこのブックナビでは、何度か犬が出てくる小説や馬が出てくる小説なども紹介してきたが、私は動物小説が大好き。だからファンタジー嫌いの私がどんどん引き込まれていく。
★主人公は大蛇を操る母と暮らす少女エリン。大蛇は国を守る戦闘用の最強の武器として飼われていて、闘蛇と呼ばれている。しかしある日、闘蛇が一度に何頭死んでしまうという事件が起きて、その責任を問われた母は処刑されてしまう。物語は孤児となったエリンの冒険を中心に描いていく。エリンは蜂飼いのジョウンに助けられて暮らすうちに、山中で天を駆ける野生の王獣に出会う。王獣とは闘蛇にも勝つ最強の動物。その姿に魅せられたエリンは王獣使いになろうと決意し、王獣使いの学院で学ぶようになるのだが、白眉は傷ついた王獣の子リランを救うくだり。本来、王獣と人間の間には心の交流はありえない、あってはならない、とされている。王獣をコントロールするには、王獣を無力化する威力を持つ「音無しの笛」でねじ伏せるしかないはずだったが、エリンはジョウンに教わった竪琴を使ってリランを懐かせる。「けっして馴らしてはいけない獣」と少女は心を通い合わせるのである。動物好きはこの挿話だけで胸がキュンとなる。
★もちろんそれだけではない。その王国の成り立ちを背景に、なぜ馴らしてはいけないのか、その謎が徐々に解かれていく過程は圧巻でもある。物語世界は重厚で複雑な構造を持っていて、それぞれの要素が巧みに組み合わさっている。実に上手い。つまり、背景がしっかりしていて、人物造形が群を抜いていて、それでストーリー展開も複雑でたっぷりと読ませるのだ。
★上橋菜穂子は児童文学の数々の賞を受賞している作家で、しかも文化人類学の助教授として大学で教鞭もとっている人物。いまさら気がつくのは遅すぎて申し訳ないが、しかし本書は年少読者だけに読ませておくのはもったいない。小説好きの大人にこそ読まれるべきだと思う。 |
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山野勝 『江戸の坂 東京・歴史散歩ガイド』 朝日新聞社 1680円 |
2007年01月18日 |
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今日の担当は、書評家の岡崎武志さんです。
山野勝 『江戸の坂 東京・歴史散歩ガイド』 朝日新聞社 1680円
★この数カ月、東京中の坂を巡る散歩をしています。『東京山手・下町散歩』という地図帳に、坂の名前が記してあって、その坂を次から次へと上ったり下ったりしながら歩くんです。これがなかなかおもしろい。坂ばっかり追っかけているので、「坂ストーカー」と、自分で呼んでるんですが。よく考えると、東京は坂だらけの街なんですね。ぼくは関西出身で大阪と京都に住んでいましたが、どちらもわりあいのっぺりした街でした。だから、東京へ来て驚いたのが坂の多いことです。それもいちいち名前がついている。だいたい五百ぐらい、名前のついた坂があると言われてます。それも江戸時代についた名前が多いんですね。だから、坂を訪ねて、坂の名前の由来を知ると、歴史の勉強にもなるというわけです。また、ちゃんと坂の標識と、坂の由来を示した説明板が設置してあるところがけっこうあります。こうなると、もっと坂のことが知りたくなる。
★そこで買ったのがこの『江戸の坂』という本です。ほかにも昨年は、冨田均さんが『東京坂道散歩』という本を出しましたし、タモリさんがじつは坂マニアで、日本坂道学会副会長を名乗って、2004年には『TOKYO坂道美学入門』という本まで出している。最近、ちょっと「坂」が来てるのかな、と。
★『江戸の坂』は、江戸時代に名づけられた坂を中心に、二十三区内の坂をめぐって、その由来と味わいどころを解説したガイド本です。うまく坂をたどって散歩できるモデルコースも作ってあるので便利です。
★ところで坂にもいい坂とそうでない坂があるんですね。名坂と駄坂といいますか。著者の山野さんは「傾斜がきつく、湾曲し、江戸情緒を残しているのを名坂の条件」としています。ぼくはここに、いい名前がついている、というポイントを加えたい。ちなみに、新坂、富士見坂、稲荷坂、暗闇坂などは、一つではなく、都内にいっぱいあります。
★坂の名前で由来がおもしろいものは、例えば「桂坂」。港区高輪の高輪警察署から下がる坂ですが、まあわりと平凡な名前だと思ったら、この「桂坂」、一説に、「この坂で鬘をかぶったお坊さんが急死したから」と言います。なぜお坊さんが鬘をかぶっていたか、というと、変装して遊里、つまり遊廓に遊びに行くためだった。そんなことをちょっと知って、この桂坂を歩くと楽しい。
★このTBSの近くにも、赤坂というだけあって、なかなかいい坂がいっぱいありますね。ぼくは昨年末に、この放送が終ってから、歩いてみました。すぐ近くにあるのが「三分坂(さんぶんさか)」。短い坂ですが、石畳が敷いてあって、途中から直角に曲っている。この曲り方、枝振りがいい。名前ですが「三分」とは貨幣の重量単位で、銀一匁の十分の三。現在の200円くらい、だそうです。これは、車を後押しする割増料金じゃないか、と言われている。すぐ坂下に報土寺という小さなお寺がある。ここに江戸の名力士・雷電為右衛門の墓がある。勉強になりますねえ。
★ぼくがおすすめなのは、高田馬場駅から目白台地の坂を上ったり下ったりしながら都営大江戸線「中井」駅まで歩くコース。どの坂にも特徴があって、あたりの風景もなかなか情緒があり、歩いて楽しいコースです。ゆっくり歩いて一時間弱かな。途中、落合の坂上におとめ山公園という鬱蒼とした樹木が植わった、昼なお暗い公園があって、そこを抜けると「七曲坂」という坂がある。名前の通り、くねくねと折れて、片側が崖になっていて、なかなかそのカーブが美しい。源頼朝が開いたという説もあります。
★また、名前のついていない坂もあって、これは勝手に自分で名前をつけてしまう、という遊びもあります。坂の上り下りは普通の散歩より運動になりますし、これから春先まで空気が透明で、うまくいくと西日暮里の富士見坂なら、富士山が
見えるかもしれない。ぜひ、この本を片手に坂道散歩をおすすめします。
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桜庭一樹 『赤朽葉家の伝説』 東京創元社 1785円 |
2007年01月11日 |
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「ブックナビ」ファンの皆様、あけましておめでとうございます。今年も面白い本を紹介していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
今日の担当は本の雑誌社・顧問の目黒考二さん
(=文芸評論家の北上次郎さん)です。
★ライトノベル出身の女性作家が昨年末に出した傑作。 ライトノベル出身の作家の多くは、手馴れていて上手いけど、いまひとつガツンと来るものがないという弱点があるが、この作品にはびっくりした。いったい桜庭一樹に何が起きたのか?と思うほど。本当に年末ぎりぎりに出版されたので、どの2006年のベストにも挙げられなかったが、間に合ってればベストにしたいぐらいの作品。北上次郎の名前で執筆している日経新聞の書評欄でもついに満点の5つ星を付けてしまった。
★鳥取で製鉄所を営む旧家を舞台にした祖母、母、娘の三代記小説。戦前から現代までの時代背景を描きながら、孫娘の視点で、祖母、母の回想が語られる。ヒロインの三代記というのは私の大好きなパターン(船山馨の『石狩平野』など)。「男を描くと一代記」「女を描くと三代記」というのが私の持論だが、この『赤朽葉家の伝説』も女の三代記の傑作パターンに連なる作品。しかもこれまでの女の三代記にはない新しさも持っている。
★1代目、祖母の万葉は、漂白の山の民「辺境の人」の子だが、赤ん坊のときに村に置き去りにされ、製鉄所で働く労働者の家庭に育てられる。そんな彼女を製鉄所を営む赤朽葉家の当主の妻が気に入り、嫁に迎えられる。
★2代目、母の毛毬は少女時代に暴走族として大暴れ。その経験をマンガにしたらこれが大ヒット。一躍売れっ子漫画家として活躍することになる。そして3代目が毛毬の一人娘でこの物語の語り部のとなる瞳子。
★祖母の人生、母の人生を描く筆致が見事。これが桜庭一樹なのかと驚くぐらい緻密で、キャラクター造形が素晴らしい。3代のヒロインはもちろんのこと、母の担当編集者など数多く登場する脇役たちも実に魅力的。
★それだけでもたっぷり楽しめる3代記小説なのだが、この小説にはさらなる趣向がある。祖母の万葉にはちょっとした超能力、未来のことを夢に見る予知夢の能力があり、赤朽葉家に嫁いでからは千里眼奥様と呼ばれる。そんな祖母が10歳の頃に「空に浮かぶ男」の夢を見る。この話が小説の冒頭に出てくるが、この夢の謎解きだけはずっと残される。あれ?と思っていると、最後の最後で孫の瞳子がこの謎を解くのだが、このイメージが造形がすごい。ネタバレになってしまうので詳しくは言えないのだが、
鮮やかなイメージが最後にバーンと出てくる。
★キャラクター造形が良くて、ストーリーが上手くてたっぷり小説の醍醐味を堪能させながら、なおかつイメージの造形が抜きん出ている。12月27日発売という「ベストテン」シーズンを外した時期の発売だったのでベストに入れられなかったが、これ間違いなく大傑作。 |
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ディック・フランシス 『再起』 早川書房 1995円 |
2006年12月28日 |
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今日の担当は書評家の岡崎武志さんです。
ディック・フランシス 『再起』 早川書房 1995円
★クリスマスが終り、仕事納めがあって、いよいよ今年もあと残りわずか。大掃除や年賀状書きなど、まだあわただしい日々が続くでしょうが、意外にぽっかり時間が明くのもこの時期です。ぼくは毎年、その年最後に読む本を何にするか、でけっこう悩むんです。というのも、やっぱり締めくくりに読むのは、いい本でありたいと思うからです。ああ、つまんなかった、で除夜の鐘というの最悪のパターン。6年前まではらくちんで、というのは、イギリスのミステリ作家・ディック・フランシスが毎年一作発表する長編の新作が翻訳されて、だいたい年末ごろに日本で発売となる。それを待って読めばよかった。間違いなくおもしろい、という約束手形のようなものです。
★ディック・フランシスは一九二○年英国生れの作家ですが、経歴が変わってます。元障害競馬の第一線級の騎手だったんですね。しかもエリザベス皇太后のお抱え騎手でもありました。引退後、記者となり、競馬の世界を舞台にしたミステリに手を染める。これにみんな驚きます。素晴らしい出来だったからです。日本で言うなら、武豊騎手が引退後、宮部みゆき級のミステリを書く、というようなものでしょうか。全部でこれまでに39作の長編が出ていて、特に前半の20作ぐらいが素晴らしい。ぼくは一時期、毎年、新作を読んでから、また一から全部フランシスの作品を読み返してました。
★主人公はたいてい二十代最後から三十代の男性で、職業は騎手ほかさまざまなんですが、競馬界の不正を見抜き、それを暴こうとして権力を持つ邪悪な敵と対することになります。毎回主人公が変わるなか、元競馬騎手でレース中転倒したことで手を傷めて引退し、いまは探偵業をしているシッド・ハレーだけは、『大穴』『利腕』『敵手』と三度登場している。あ、邦訳のタイトルはすべて漢字二字というのが特徴です。最初に読むならこの三冊からがいいでしょう。
★いいのは、ハレーがスーパーマンではなくて、サディスティックな敵に手酷く痛めつけられて脅え、手を引こうと考えたりするところですね。『利腕』では、それで片腕を失ってしまう。以後、隻腕の探偵となる。しかし、最後は自分のプライドを回復するために、敵に立ち向かう。心がくじけそうな時に読むと、本当に勇気が出るんです。ところが、その新作が六年前から読めなくなりました。というのも執筆の協力者だった妻メアリが2000年に死去するからです。フランシスも80を超えていましたし、以後、新作は途絶えて、もう二度とフランシスの新作を読むことはあるまいと思っていた。
★ところが本年、なんと六年ぶりに邦訳タイトル『再起』が刊行された。しかも主人公はごぞんじ、シッド・ハレーです。本当は大晦日に読むべきところ、待切れずにもう読んでしまった。でも片腕の奥さんを失って、一部では奥さんが代筆しているという噂さえありましたから、おそるおそる読み始めたら、まったく問題ない。全盛時のあのフランシスが戻ってきている。
★今回は、障害レースのチェルトナム・ゴールド・カップがある競馬場で、場主から八百長疑惑の依頼をハレーが受けるところから始まる。ところが、その疑惑を受けた騎手がその日殺害される。当日、争っているところを目撃された調教師に殺人容疑がかかるが、彼は自殺してしまう。すべては薮の中。しかし、調教師とは友人関係にあったハレーは、彼の無実を信じ、調査に乗り出す。本当の犯人は、ハレーを痛めつけても阻止できないことを知ってますから、彼の恋人を襲う。さてハレーは……。
★テンポもよくて、いつもどおり、ハレーの目を通した人間の微妙な心理の綾など、細かく描かれていて、すっかり小説を読む喜びの中に没入してしまいました。新作『再起』はディック・フランシスの「再起」でもある。再起させたのは、主人公のシッド・ハレーなのだと思いました。年末、あるいは新年の読書に一おしのおすすめ本です。 |
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北方謙三 『血涙−新楊家将』 PHP研究所 上下各1680円 |
2006年12月21日 |
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今日の担当は本の雑誌社・顧問の目黒考二さん
(=文芸評論家の北上次郎さん)です。
北方謙三 『血涙−新楊家将』 PHP研究所 上下各1680円
★タイトル通り『楊家将』の続編。こんなに早く読むことが出来るとは思ってもいなかった。とても嬉しい。実際に読んでみると...これが期待にたがわぬ血湧き肉踊る小説。
★舞台は宋の時代初期の中国。唐が滅んだあとの群雄が割拠し小国が乱立する五代十国の時代を経て、やっと天下統一を果たした宋だが、すぐに北方の
騎馬民族の帝国「遼」との戦争に突入する。精鋭の騎馬軍団を誇る遼に対し、苦戦を続けた宋だったが、そのなかで活躍したのが武人の楊一族。楊家は5世代にわたって遼と戦い、その物語は中国では「三国志」や「水滸伝」と並び、絶大な人気を誇っている。
★前作の『楊家将』は、北漢の名将でありながら宋に帰順した楊家の長、楊業とその息子たちの、遼との戦いを迫力満点に活写したが、今回は楊業の死から二年、楊家軍がふたたび立ち上がって遼にまた戦いを挑んでいく。主人公は楊業の六男、六郎(長男〜五男はすでに戦死)。いやあ、すごいぞ。前作にもぶっ飛んだが、今回もくらくらする。
★ライバルは神出鬼没の遼の名将、白き狼と呼ばれる耶律休哥。敵方にも魅力的なキャラクターが多いのがこのシリーズ。本作でも耶律休哥は健在で、ふたたび凄まじい戦いが始まるのだ。宋の将軍で記憶を失って遼に降る石幻果が今回は重要な役割で登場するが、この男が何者なのかは早い段階で判明するものの、ここではお楽しみにしておく。かつては宋の軍勢を率いていながら現在は敵国で家庭を作り、祖国と戦う悲劇の男。この趣向が最大の趣向。そういう濃い人間ドラマも満載で、だからこそラストの感銘も生まれてくる。
★なんといって戦闘シーンの迫力が圧倒的。克明なディテールに血湧き肉踊る。主人公もライバルもともに正規軍本隊の将ではなく、遊軍を率いているというのが戦いのダイナミズムを生み出している。最高司令官の指揮命令から離れて自由なゲリラ戦を展開する。 一方で政治家に翻弄される武人の哀しさ、戦いの切なさも描かれる。
★北方謙三は以前紹介した『水滸伝』で中国版を徹底的に解体し、オリジナルな挿話をどんどん挿入して再構築したように、この「楊家将」シリーズも中国版から自由に解き放たれた物語だと思う。「楊家将」の日本語訳がないので、それを確認できないのは残念だが、おそらくそのはずである。ホントにすごい。血湧き肉躍る小説はそうあるものではない。高橋克彦の陸奥三部作などに興奮した人には絶対のお薦め。
★続編なので今回は「新楊家将」の副題が付いているが、前作を未読の方でも大丈夫。それでもたっぷりと堪能できるので安心して手に取られたい。これを先に読んで、その次に前編のほうに遡ってもいいし、その前作を読んだら『水滸伝』のほうに手を伸ばすのもいい(文庫版の刊行が始まっているので、未読の方はこの大傑作をぜひとも手に取られたい。今からでも遅くはない)。年末年始に充実した読書をしたいという方にはぜひお薦めしたい。 |
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