今日は、ハワイの図書館のお話です。
実は、私は毎日必ず寝る前に本を読まないと寝られない人なんです。
おもしろいと夜中まで読み続けちゃうことも多いんです。
ところが、ハワイでは日本の本がなかなか手に入りません。
日本の本屋さんも何軒かあるんですが、中古でも新品ほどの値段だったりして、なかなか買えません。
そこで日本に帰る度に、おばの読み終わった本をたくさん持って、重いのを引きずるようにしてハワイに持って帰って来るんですよね。
そこで気がついたのが図書館。
日本の図書館でさえも、もうはるか昔、学生時代の頃に行ったきりだし、ましてやハワイの図書館には英語の本しか置いてないと思うじゃありませんか!
ところが、日本人が多く生活するハワイでは、日本の本が結構置かれているというんです。
そこで、さっそくハワイ州立図書館に出掛けて来ました。
ハワイ州立図書館は、オアフ島に24ヶ所あるんですが、そのメインはホノルルのダウンタウンにあります。
カメハメハ大王の像や、イオラニ宮殿、ホノルル市庁舎に囲まれていて、ハワイ州立図書館も、1913年に銀行として作られた歴史的建造物の一つなんです。
建物の前にそびえる白い柱はまるでヨーロッパの劇場を思わせます。
私の毎日のウォーキングのコースで、毎朝開館前からたくさんの人が待っているので、以前から気にはなってたんですけどね。
私もその日は9時の開館前に行って白い階段に座りこんで待ちました。
向かいのカワイアハオ教会の9時の鐘とともに図書館の重厚な入り口が開き、待っていた人がドドドっとなだれ込んでいきました。
それが、ちょっと違ったみたいです。
彼らは、一目散にコンピューターの席へ。
ここではインターネットが使い放題とあって、それが目的で朝早くから待っていたようなんですね。
入り口を入ると広い吹抜けのまるで宮殿の中のように豪華な作りです。
古い建物特有のにおいと本のにおいで、まぎれもなく図書館のにおい。
まず、ライブラリー・カード、いわゆる図書カードを作ります。
申し込み用紙に記入し、免許証など身分証明書を見せれば、その場で無料でカードを発行してくれました。
ハワイ州の図書カードは住民以外でも作れます。
まず住民以外のカード、これは5年間有効なんですが、25ドルです。
そして3ヶ月間有効のビジターカードというのもあって、こちらは10ドルで作れます。
このカードを作っておけば、ハワイに長期滞在する人でも、日本から重い本を持ってこなくていいですよね。
もし、図書館の中で読むだけなら図書カードはつくらなくてもOKです。
本を借りられる期間は3週間、そして何冊借りてもかまいません。
図書館スタッフが言うには、本人が持てるだけ借りていっていいのよ!とのことなんです。
私だったら、たくさん持てそうです!
さっそく向かったのは、「外国語のコーナー」。
世界各国の言葉の本が並んでいます。
日本語の本は、中国語と韓国のハングルの間にありました。
一応ジャンルごと、作者もアルファベット順に並べられていて、3千冊以上はありそうです。
良く見てみると、3千冊のうち、マネーがどうとかの経済本、政治、歴史、美術などの専門書がいっぱいです。
ミステリーなどの小説を探すと、結局は私が読めるのは、2〜3百冊。
でも買うことを考えれば、タダで借りられるのでお得な気分です。
これからは、オアフ島の図書館を全部回って、端から端まで全部読んでやる!と楽しみも増えました。
実は、ハワイ州立図書館はどの図書館でも返却可能なんです。
例えば、マウイ島で借りてオアフで返すことも出来るというから、便利ですよね!
結局、私はその日、子供の絵本と会わせて11冊の本を両手に抱えて借りて来ました。
さて、読むぞ〜!