===森本毅郎・スタンバイ！===

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【テイスト・オブ・ホノルル】

2003年06月30日

先週末、ハワイの人達が待ちに待っていたイベントが行なわれました。年に一回、今年で12回目を迎えた食べ物のお祭り、「テイスト・オブ・ホノルル」です。ホノルル中の人気レストランのフードブースがずらーっと並んで、一度においしい所をつまみ食いできるので、食いしん坊の私にはたまらないイベント、毎年この日を待っているんです。
場所はダウンタウンのホノルル・ハレ、ホノルル市長舎のとなりの敷地です。フードブースは全部で24軒、ウイローズ、トニー・ローマ、デイブ＆バスターズ、ゴールデン・ビアーシュなどなど、どれもホノルルの有名なお店ばかり、それも私がまだ行ったことがないお店が半分以上もあります。パスタ、中華、バーベキューリブ、和食、お寿司、ハワイアンフードと、目移りするほどたくさんのメニューがあって、決めるのも大変です。食べ物は全て、スクリプトというチケットで買う事になっています。9枚綴りで5ドルです。18枚10ドル分買いました。
お店を選びながら口が淋しいのでワインを一杯、これはチケット8枚ですので4ドルちょっと、好みを伝えるとアドバイザーが選んでくれます。フルーティな白ワインとジャスミンのアップルジュースでかんぱ～い！ワイン片手に何を食べるか、選びます。
さんざん悩んで選んだのは、ウイローズの「ベーコンを巻いた海老のソテーにロブスターソースがけ、そしてガーリックライス付き」おいしそうでしょ？これでチケットは9枚、5ドルです。見た目もいいし、量もまずまずなんですが、何よりも私の空腹に訴えたガーリックのいぃ～香り！二匹の海老もプリプリ、巻いたベーコンがカリカリ、そして上にかかった薄いオレンジ色のロブスターソースもこくがあって抜群です。ガーリックライスには、ねぎのみじん切りが一緒に炒めてあって、香ばしくておいしい。どっかりいっぱい乗っているのもまたうれしい。
デザートはティキスグリルのチョコレート・トロピカル・ブラウニーでチケット3枚、1ドル70セントぐらい。しっとりしたチョコレートケーキの中にはココナッツの実が入っていて、トッピングも、ココナッツミルクゼリーにココナッツの白い実が砕いてのっています。これが思ったより甘くなくて、メチャクチャおいしいんです。
今日食べたブースの「ウイローズ」と「ティキスグリル」には、近いうちにお店の方に行ってみようと思っています。

【ホテルのキッズ・プログラム】

2003年06月23日

日本は今梅雨の真っ最中だそうですが、梅雨が明ければ夏休みですよね。こちらでは、すでに学校は夏休みに入っています。夏休みにお子さん連れでハワイ旅行を計画されている方も多いと思いますので、今日はホテルのキッズ・プログラムをご紹介したいと思います。
キッズプログラムとは、子供をホテルの施設に預けるシステムのことです。親たちは子供を預けている間、ショッピングやスポーツに専念出来ます。主なホテルにはキッズプログラムがありますが、どこも同じような内容です。一年中やっていて、いつも子供の参加者の数が多いと言うことで、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジのキッズプログラムを取材してきました。対象年齢は5歳から12歳まで、時間は朝8時半から午後3時まで。ランチ付きの1日のコースと、午前か午後のみの半日コースがあります。
朝は８時半の集合、メインロビーの後ろに広がる、大きな流れる池の鯉に餌をやることから始まります。カップに入った餌をまくと鯉はバシャバシャと跳ねますが、子供達も大喜びで、あまりにはしゃぎすぎて時々池に落ちちゃう子もいるそうです。その後のプログラムは曜日ごとにプログラムが変えてあります。例えば魚釣り、ハワイアンクラフト、砂浜で貝殻を拾ったり、砂のお城を作ったり、ビーチでオリンピックごっこなどなど、楽しそうなメニューでいっぱい。
インストラクターも二人が交代で見ていて、日本の子供が来れば、ちゃんと日本語の話せるインストラクターが来ますので安心です。20年以上前から始めていましたが、当時はアメリカ人の子供ばかりでした。日本人の親は、「せっかく家族で来ているのに、なんで離れ離れにならなきゃならないの？」という気持ちがあったようなんです。
最近ここ5、6年でようやく日本人の子供も参加するようになったそうなんですが、日本の親御さん達は、子供にハワイの文化を習わせたいとか、アメリカの子供達に触れさせたいという理由から参加する人が多く、お母さんも一緒に参加という方もいるそうです。参加しなくとも、子供達の様子を影からずっと見ていたりしているそうです。
キッズ・プログラムはだいたいどのホテルでもありますので、問い合わせてみてください。参加費は半日プログラムが25ドル、一日プログラムで50ドルです。

【カメハメハ大王の誕生日】

2003年06月16日

先週の6月11日は、カメハメハ大王のお誕生日でした。ハワイ全島を統一し、ハワイ王朝を築いた偉大な王様、カメハメハ1世。6月11日は「キング・カメハメハデー」として、ハワイ州の祝日にもなっています。お祝いするイベントは今年で87回目なんですが、それを見に行って来ましたのでお伝えします。
まず6月6日、ダウンタウンにあるカメハメハ大王の銅像の前でデコレーション・セレモニーが行なわれました。高さ5メートルのカメハメハ大王の銅像にレイをかけるセレモニーです。はしご車のクレーンの先についた箱に消防士が乗りこみ、4メートル以上はあるレイを大王の首に掛けます。降りてきてレイを受け取り、また上がってレイを掛けていく作業を一時間半も繰り返して、カメハメハ大王の首や伸ばした手にも、50本以上の色とりどりのレイがかかり、まるで花のガウンをまとったようになりました。
翌日はフローラル・パレードが行なわれました。ダウンタウンを出発してアラモアナ大通り、カラカウア通り、ワイキキを抜けてカピオラニ公園が終点です。私は朝9時過ぎに娘のジャスミンを連れて、駐車料金がタダのアラモアナショッピングセンターに車を止めました。海を背にショッピングセンターを見渡せる絶好の場所も取れました。
まずカメハメハ大王を乗せた大型のトラック、続いてホノルル市長やミスハワイを乗せたオープンカー、南国ならではの色鮮やかな花で飾られています。各島のプリンセスが馬に乗ってやってきます。島毎に色分けされていて、ここオアフが黄色、マウイがピンク、カウアイが紫というように、その色のマントを身に着け、髪の毛にも馬の首にも島の色の花のレイを飾っています。彼ら馬の一行が過ぎると、きれいな花で飾られたバケツを持った若い子達がやって来て、プリンセス一行の馬たちが落したうんちを拾って行きます。彼らは、より一層の歓声を浴びていました。
最も周りを盛り上げたのは「ポリネシアン・カルチャーセンター」のダンサー達、若い男の子と女の子の4､50人の団体で、賑やかな曲に合わせて奇声を上げながら、もう飛んだり跳ねたり、踊っています。その楽しそうな事。それに上半身裸の男の子達の可愛い事！手を振られてもうドキドキ！もうずっと付いて行きたい！
夢のようなパレードは1時間で通り過ぎて行き、その後は、重たい椅子を２つ下げて、娘を急かしながらの大移動という現実に戻っていました。

【小学校の卒業式】

2003年06月09日

今週はハワイの小学校の卒業式についてお伝えしたいと思います。今のハワイは、卒業式の真っ最中なのです。 6月4日、いつも娘のジャスミンのベビーシッターをしてくれる「あんなちゃん」の卒業式にご招待されました。彼女はホノルルの東、アイナハイナという地区にある、ワイルぺ・バリー小学校の六年生です。各学年1クラスしかない、小さい小学校です。
卒業式は朝の８時半から始まりました。小学校の芝生の校庭にはすでに椅子が並び、在校生の子供達が座っています。青空の下での卒業式です。小さい町外れの小学校なので、全校生徒数はたったの200人、卒業生は25人です。卒業生の男の子はほとんどがアロハシャツに長いズボンをはいていて、女の子は、今はやりの袖が開いたふわふわの花柄のブラウスや、ひらひらのワンピースに高いヒールのサンダルを履いています。あんなちゃんの服装は、、水色のシャツに長い水色の花柄のスカート。ふだんＴシャツに短パン、ゴムぞうりしか見たことなかったので、あんまりにもきれいになってびっくり！
卒業式は「ゴッド・ブレス・アメリカ」を全員で合唱する事から始まりました。続いて、卒業生が歌ったのは、「ＴｏｇｅｔｈｅｒＦｏｒｅｖｅｒ」いつまでも一緒に！これはアメリカ版のポケモンのテーマソングだそうです。学校の校歌はないそうで、子供達が歌いたい歌を自分達で決めたそうです。ですから、子供達の声の明るいこと！テレながらも笑顔で大きな口を開けて歌っています。
校長先生の挨拶が終わってから、子供達が用意したレイとバラを両親に渡します。見ると、すでに私の友達は涙でぼろぼろ、ぐしゃぐしゃになっていました。他のお母さん達は誰も泣いていません。彼女は私と一緒で涙もろいんです。次に、卒業生の一人一人がマイクの元に行って、お別れの言葉を言います。全員が挨拶が出来るのも、卒業生が25人しかいないからなんですよね。ほとんどの子達がジョークを織り交ぜながらの楽しい挨拶で、笑い声がたえないんです。
最後に、低学年の子供達が折り紙で作った手作りのレイを卒業生の首にかけます。父兄や友達もレイをかけます。私も娘のジャスミンと一緒に「あんなちゃん」の首にレイをかけました。「おめでとう」と言いながら、目頭がじ～ん！卒業式って感動しますよね。あんなちゃんは合計17本のレイをかけてもらって、耳まで埋まっていました。
ハワイの卒業式は厳粛な雰囲気はほとんどないし、素朴だけど、お花の香りに囲まれて、カラフルで、底抜けに明るいんです。卒業生は親達が帰った後、先生と一緒に水着に着替えて、ホースの水を掛け合って大騒ぎのお祝いをしたそうです。

【ハワイで運転免許を取得する～その2】

2003年06月02日

運転免許証の更新のお話、先週はホノルルの試験場に着いて、申し込みの書類を書きこむ所までお話しました。今日はその続きです。
いよいよ筆記試験、2ドル払って受けます。試験官に「あなた、試験は日本語で受ける？」と言われてびっくり、日本語で書かれた問題がある事を知らなかった私は、ぜ～んぶ英語で丸覚えしていました。日本語の方がどんなに楽だったことか！せっかく英語で覚えたので、英語で受ける事にしました。他にも韓国語、ベトナム語などが揃っているそうです。
問題はぜんぶで30問、それぞれに4つの答えが用意されていて、正解と思う答えにチェックするという方法です。例えば、
「交差点を青で通過しようとしている時、歩行者信号が赤信号にもかかわらず、歩行者が道路を横断しようとしています。その時、あなたはどうする？」
答えは当然、「一時停止して歩行者を安全に通過させる」です。ところが他の3つの答えが、
A.スピードを上げて、歩行者の前を通過する
B.警笛を鳴らす
C.そのまま歩行者に近づいて行って驚かせば、これからは彼らも赤信号を渡らなくなるだろう
結構すごい内容でしょう？「げ～っ」と思っちゃった。
「あなたが公道でお酒を飲んでよいのはどんな場合？」
A.あなたが運転しなければよい
B.後部座席なら飲んでもよい
C.トラックの荷台に乗っている時は飲んでもよい
D.公道でお酒を飲むのは、法律違反である
もちろん答えは「D」です。せんを抜いてあるビールが車の中にあるだけでも、大変なことになります。
筆記試験にかかった時間は10分足らずで、私の目の前ですぐに採点してくれます。30問中、29問正解。チェックし忘れた標識の問題で、1問間違えただけでした。すごいでしょ？
免許証発行のお金18ドルを支払ってから写真を撮ります。日本と違うのは「スマイル～！」と言われるんです。5分も待てば名前を呼ばれて出来上がり。大きな虹をバックににんまり、嬉しさを隠しきれない、満面の笑みを浮かべた私の顔が写っていました。
日本からの留学生や駐在員などでハワイの免許を取る人達は、日本の免許を持っていても、実技試験、運転の試験があります。聞くところによりますと、実技試験のコースは決まっているので、そこだけ重点的に練習して、後日実技試験を受けます。しっかり安全確認をして、ぴったり制限速度を守れば合格するそうです。日本で免許の交付を受けていて、少しでも運転している人なら、ほとんど100％、一発で合格するそうですよ。

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