===森本毅郎・スタンバイ！===

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【子供の遊べるレストラン】

2005年07月18日

そろそろ日本でも子供達は夏休みですよね? 夏休みになると、ハワイでは、子供連れのファミリー旅行者がグーンと増えます。そこで、今日は、子供と一緒に思いっきり楽しみたいパパやママの為に、お勧めのレストランをご紹介したいと思います。今回はハワイの子供達がみんな大好き、お誕生日会をするのにも1番人気がある「チャッキーチーズ」をご紹介したいと思います。チャッキーチーズは全米に350店を持つ大型チェーン店なんですが、オアフ島には、東オアフのアイナハイナと真珠湾のあるパールシティと2店舗あります。今日は、うちもよく利用するアイナハイナ店の様子をご紹介しますね。
チャッキー・チーズはまるで遊園地が一緒になったアミューズメント・レストランなんです。お店も普通のレストランよりかなり広いんです。入り口には、遊園地のような鉄のゲートがあって、そこでスタッフに親子一緒に手に見えないスタンプを押されます。灯りに照らすとボーっと浮かんでくるインクが使われているんですが、反対側にある出口のランプに手をかざして、子供と同じ番号の大人しか、お店の外に子供を連れ出せないしくみになっているんです。お店の中は、ダイニング・ルームとゲーム・ルームに大きく2つに分かれています。ダイニング・ルームは、200人分のテーブルと椅子が並んでいて、前方にステージが付いています。ここでは、ハワイの子供達の大人気の誕生会のパーティの会場となって、週末はいつも満席、たくさんのグループで賑わいます。ケーキやピザが付いた誕生日パックは、ゲームが出来るコインもセットになって一人10ドルとお手頃なのが人気の理由なんですよね。ここでの誕生日パーティには、すでに何回もお呼ばれされていますが、スタッフはみんな、若いお姉さんとお兄さん、子供達とダンスをしたり歌を歌ったり、誕生日パーティを盛り上げてくれるんです。また、お店の名前でもあるチャッキーも登場。チャッキーはおちゃめなネズミ君なんですが、みんなと写真を撮ったり、着ぐるみの大好きな娘達の格好の餌食です。
もちろん、普通にレストランとしての利用も大丈夫。ここのピザは結構おいしいし、他にサラダバーやサンドイッチ類とメニューも豊富です。大人用にワインやビールもあります。でも子供がメインのレストランですので、お酒は一人2杯までと決まっています。お店の人がちゃんと覚えていて、「はい、あなたはもう2杯目ですから終わり!」と言われてしまいます。
ゲームコーナーには、ありとあらゆるゲームと、乗り物がいっぱい。ゲームや乗り物をするのには一回1枚のトークンが必要なんですが、トークンは1枚25セントなので、2~3ドルもあれば存分に遊べます。乗り物は、小さなお馬が並んだメリーゴーランドやバスや自動車などのデパートの屋上にあるような乗り物、これは小さい子に人気です。ゲーム類は、スクリーンを前にしたオートバイや自動車のレース物、バスケットボールのボール投げ、ボーリングのようなものまで、結構大きい子供まで充分楽しめます。子供と一緒に来たお父さんが子供そっちのけで、レースをしている姿もよく見かけます。お店の端には巨大なジャングルジムのようなものがあります。お店の天井近くまで登ってネットを渡ったりしながら進んで、最後はチューブの滑り台を降りて来るんですが、うちの娘はこれが大好き。ピザも食べるのも忘れて1日これで遊んでいます。タダなので、お金がかからなくていいんですよ!
また、ゲームを終えた後に出てくるチケットを集めておけば、帰りに景品に交換することができます。チャッキーのロゴが入ったオリジナル商品が結構あるので、記念に持って帰ってもいいですよね。
チャッキーチーズ・アイナハイナ店はワイキキからH1フリーウエイを東へ、フリーウエイが終わってもそのまま直進。ワイキキから車で15分ほどのアイナハイナ・ショッピングセンターの中にあります。年中無休です。

【日本で楽しむお手軽ハワイ】

2005年07月11日

今日は、日本で楽しむお手軽ハワイ。この夏ハワイに行けない人も、日本国内でハワイ気分を満喫できるとっておきのスポットを紹介します。その場所とは、横浜です。
横浜とハワイは実は縁が深いんです。ハワイ王朝7代目のカラカウア王という人がいました。カラカウア王は、今のハワイの州歌になっている「ハワイポノイ」を作詞作曲した人。そのカラカウア王が、1881年、世界周遊旅行の途中に横浜に入港。この時、明治政府は祝砲を打ちあげ、埠頭で軍隊が「ハワイポノイ」を演奏してお迎えしたんです。「ハワイポノイ」が外国で演奏されたのは、日本が初めてだったのではないかと言われていて、それ以来、カラカウア王は、大の日本びいきになったそうなんです。
さて、ここ1～2年、その横浜にハワイ関連のお店が急激に増えていると聞きまして、実際に行ってきました。行ってきたのは横浜の元町。元町通りとその1本山側の仲通りを歩いていると「ここも」「そこも」とハワイアン・ジュエリーのお店やアロハシャツ、ハワイの雑貨やレイ、フラダンスの小物、ハワイアン・キルト・・・これらのお店が路地沿いにやたらと目に付くんです。「ロコモコ」というハワイアンフードをメニューに載せているお店も。お店の中に入ると、プルメリアとココナッツの香りが漂っています。そして、ハワイアンミュージックが流れ、すっかり気分はハワイ。どのお店もハワイからの直輸入品(ちょっとお値段は高めですが)。元町だけで20店前後あるらしいんですが、エキゾチックな雰囲気に、これらハワイのお店が元町にしっくりと馴染んでいました。
その横浜で、7月29日(金)～31日(日)にかけての3日間、「ヨコハマ・ハワイイ・フェスティバル2005」が開催されます。今年で4回目。ちなみに去年は10万3千人を集めたということです。横浜港の大桟橋や、みなとみらい地区全域で開かれる予定なんです。その見所を、ヨコハマ・ハワイイ・フェスティバル実行委員会の渡辺康浩さんに伺ったんですが、なにしろ、この3日間、横浜の大桟橋とみなとみらい地区は、ハワイ一色になるということでした。全部で7会場あるんですが、なんと全会場入場無料。
- ハワイアンバンドのコンサートやフラショー
- ハワイアンウェアや雑貨などの日本最大の「ハワイアンマーケット」
- ハワイアンフードの飲食
- レイ作りやハワイアン・ガーデニングなどの体験
- ヨコハマ&ハワイ歴史展示、ビンテージアロハの展示
- ハワイ観光局の最新ハワイ情報なども
特にハワイアンコンサートとフラショーは、あちこちでやっているので是非にとのことでした。
ゲストには、スラッキー・ギターで注目度ナンバー1の若手・マカナ、フラ歴25年という大御所のジャッキーさんをはじめとして、日本からもキャシー中島さんやKONISHIKIさんが登場。
というわけで、横浜といえば、潮風と異国情緒。これまでは、外国人墓地や中華街が横浜の魅力の中心だったんですが、新たに「リトル・ハワイ」も魅力に加わったんじゃないでしょうか。

【ハワイの音楽、そしてアロハシャツプレゼント】

2005年07月04日

今日は2つの話題をお伝えしたいと思います。まずは、1枚のCDをハワイから持って来ました。実は今年の「第47回グラミー賞」で、「ハワイアン・アルバム賞」が初めて設けられたんです。「ハワイアン・ミュージックの歴史に残る第1歩」と関係者達は、かなり盛り上がりました。ところが、2月13日のグラミーの当日、ハワイアン・アルバム賞の発表と受賞はテレビ中継の前に行われてしまって、肝心の受賞の模様は放送では見ることができなかったんです。でも、その結果はすぐにハワイの地元ラジオ局に届き、ラジオを通して発表されたんです。栄えあるグラミー賞ハワイアン・アルバム賞には、「スラッキー・ギター、ボリューム2」が選ばれました。
ノミネート曲の中で、このアルバムは、唯一のインストゥルメンタルだったんですが、ハワイ独自のスラッキー(スラックキー)・ギターの演奏が高く評価されたようです。スラッキー・ギターの誕生は18世紀にさかのぼります。当時、イギリスから、カメハメハ1世に牛が贈られたんですが、その牛が野生化してどんどん数が増えてしまいました。そこで、牛の扱いに慣れたメキシコやアメリカ本土からカウボーイがハワイにやって来たんですが、一緒にギターを持ち込んだんです。彼らが残していったギターを、ハワイアン・カウボーイ達は、自分たちの宝物にしたんですが、ギターのチューニング方法を聞いていませんでした。というわけで、勝手にいじって、思い思いのメロディを作ったのが、スラッキー・ギターの始まり。スラッキー(Slack Key)とは「緩んだ音程」という意味。ハワイ語では「キワホル」と呼んでいます。
窓辺に座って本を読んだり、原稿を書いたりする時に聞くと、とてもゆったりとした気分になるんです。キザなようですが、ハワイの風をメロディにしたら、このスラッキー・ギターのような音色がすると思うんです。
さて今日は話題がもう一つ。今日は7月4日、アメリカの独立記念日です。ハワイでも、そりゃあド派手にあちこちで花火があがったり、ショッピングモールはどこも大セールだし、バーベキューをやったりとお祭り気分で、1日中盛り上がるんです。そしてその独立記念日には、星条旗の付いた服を着たり、その赤・白・青の色を身にまとったり、飾ったりするんです。。
これはアメリカ全土で見られる光景なんですが、ハワイらしい独立記念日の着こなし方があるんです。それは「アロハシャツ」です。今回、取っておきの「アロハシャツ」を持って来ました。日本でも人気の「レインズ・スプーナー」というブランドの「2005年版・独立記念日仕様」のアロハシャツです。
- 紺地にアメリカ国旗とハワイの州の旗がクロス
- カヌーのオール、ウクレレ、フラに使う楽器イプ
- そして赤いハイビスカス
裏地生地なので派手な色合いがシックにまとまっています。
このレインズ・スプーナーのアロハシャツは、すでに売り切れ。私が最後の1枚をラッキーにもゲット出来たんです。お店の人が言うには「完全にコレクター・アイテムよ」とのこと。でも、ラジオをお聞きの方一名様にプレゼントします。サイズはアメリカ版Mサイズです。応募はハガキで。
〒107-8066 TBSラジオ・森本毅郎スタンバイ
「アロハシャツ・プレゼントの係」まで
住所、氏名、年齢、職業、電話番号、番組への感想をお書きください。 7月8日(金)到着分有効です。

【ハワイのオススメ・デザート】

2005年06月27日

本格的な夏に突入したハワイ。 30度を超える日が増え、ジリジリとした日差しも強くなって来ました。そうすると、喉に冷たいものが気持ちがいいんです。今日は、私のお気に入りの、「喉に冷たいデザート」をお教えしたいと思います。まずは、私のとっておき。ちょっと隠れ家的な存在のお店をご紹介。「イタリアン･ジェラート」のお店「ラ･ジェラテリア」です。場所は、アラモアナ･ショッピングセンターの近くにあります。ただし、裏通りにあるのと、工場の直売で派手なお店構えがないので、ハワイでも知らない人が多いんですよ。
「ラ･ジェラテリア」の場所はアラモアナ･ショッピングセンターの山側にできた「ウォル･マート」のそば。一本東側のセダー・ストリートにあります。緑色の日除けが目印です。営業時間は、工場が稼動している月～金曜の、朝8時～午後5時まで。ここでは、ハワイの豊富な食材を使ったイタリアンのアイスクリーム・ジェラートとシャーベットしか作っていません。種類は、コナ･コーヒー、グアバ、抹茶、あずき、ライチ、などなど。なんと300種類もあるんですが、工場で売られているのは、その日のできたてのジェラートのみ。毎日、違う種類のジェラートが20種類ほどしか並んでいません。小さな工場の事務所のような所に小さな冷凍庫があり、そこで本当に何気なく売られているのですが、冷蔵庫の中には、これまた普通の白いカップにマジックで「バニラ」「チョコレート」と手書で書かれています。
ジェラートのいい所は冷凍庫にしまっておいても、食べたい時にすぐスプーンですくって食べられること。アイスクリームだと、冷凍庫から出したばかりの時はカチンカチンで、スプーンがまがっちゃいますよね。私のお気に入りは「ライチのジェラート」と「あずきのジェラート」。ハワイ産のライチをそのまますり潰して、絞って入れているんですが、ライチを丸ごと食べているように甘酸っぱくフルーティなんです。あずきの粒が入ったジェラートも、あずきの味と香りがしっかりと出ていて、日本人の私からしても最高のあずきの味、おいしいんですよ。
普通のアイスクリームカップ(150CC入り)は1ドル75セント。大型のカップは500ml入りで、3ドル50セントです。実はここのジェラートは、シェラトンやヒルトンといった高級ホテル、高級レストランや、有名シェフのレストランのオーダーで全て作られているんです。高級ホテルやレストランとまるっきり同じ味が、値段は3分の1程度で食べられちゃうからお得なんですよ。
もう一軒はベトナム・サンドイッチの店「バリ」のデザートです。フランスパンで作るベトナム・サンドイッチはしばらく食べていないと無性に食べたくなる私の生活の一部になっています。ここのデザートも、ある日友達から「バレのデザートっておいしいよ!」と聞いて買ったらやみつきに。それまでサンドイッチだけ買っていたのが、今ではデザートも、しかも必ず2個は買っちゃうようになっちゃったんです。
特にタピオカとゼリーがオススメ。まずはタピオカですが、8種類以上あって、中でもハワイ産の果物や野菜が入ったものが人気です。私のお気に入りは紫のサツマイモを混ぜた「スイートポテト･タピオカ」、そして、バナナが入った「バナナ･タピオカ」です。どれもゼリー状になっていてトロっとした感じでおいしいんです。このトロッ!トロッ!が病みつきになるんですよ。そのうえ、バナナやサツマイモがゴロゴロ固まりで入っています。私は、必ず家に持って帰っては、冷蔵庫でキンキンッに冷やして、ひんや～りと冷えたタピオカをいただくんです。
そしてゼリーの方は、赤白緑オレンジがカラフルな縞模様のゼリー、名付けて「レインボーゼリー」です。ぷるんぷるんのゼリーで、なんとなくインチキくさくても懐かしいイチゴにメロンっていう味付けなんですが、そこがまた安っぽくておいしいんですね。カラフルなゼリーを顔の前に持ってきて、ゼリーを透かして海や町を赤や緑に染めながら食べるのが、私流です。街中が虹色にそまってきれい!そして喉ごしさわやかなゼリーです。

【ハワイの父の日】

2005年06月20日

日本では20日の月曜日ですが、ここハワイ時間では、まだ19日・日曜日の午後1時を回った所です。つまりこちらでは、まだ「父の日」なんですよね。そこで、今日はハワイの「父の日」事情をお伝えしたいと思います。
きのう、パールシティにあるパールリッジ・ショッピングセンターで、父の日のイベントがあると聞いて出掛けて来ました。今年で7回目を迎えるこのイベントは、土曜日の賑わうショッピングモールのステージを中心に行なわれていました。イベントの目玉は「ファザー・チャイルド・ルック・ライク・コンテスト」、つまり「父と子のそっくりさん大会」なんです!
コンテストに参加したのは、20組の親子。順番に呼ばれてステージの上で親子が並びます。 20組中、半分以上がまだ1歳未満の赤ちゃんとお父さんの組み合わせで、お揃いのアロハシャツを着たり、お揃いのよだれかけを首から下げた親子など、確かに見れば見るほどよく似てるんですよ。あるアジア系の親子は、男の赤ちゃんがそのままお父さんのミニチュアのようなんですが、お父さんのちょび髭を赤ちゃんに書きこんであって、まるで「おやじ顔」の赤ちゃんなんですよ～。おまけに、その赤ちゃんは、「やってらんないよ～!」っていう顔をして審査員を睨んでいましたよ。
このほか、17歳の娘と出た黒人の親子は、ステージの上で、見事なダンスを見せてくれました。そして、優勝したのは、お父さんのように金髪の頭にジェルを付けてツンツンに立ち上げて、腕をくんでいた親子でした。ジェフお父さんは、空軍のパイロット、息子のペイトン君は7歳。髪型だけでなく目も鼻も口も本当にそのまま同じでした。
また、イベント会場には、「いいお父さんになる10か条」というパンフレットが置かれていました。
1. お母さんを大切に
2. 子供と過ごす事
3. 正しい事を言おう
4. しからず教える
5. いいお手本になろう
6. 教え上手に
7. 家族で食事を
8. 本を読んであげよう
9. 愛情をみせよう
10. 父親である事は、永遠に終わらない
・・・守っている項目はいくつありましたか?
そして、父の日に何をあげたりしたりするのか、子供達とお母さん達に先週、聞いてみました。父の日に何かしますかと聞くと、まず、お母さん5人のうち2人が、今週末が父の日とは知りませんでした。毎年アロハシャツをあげる、というお母さんが1人いたんですが、3人のお母さんは、子供にまかせて買わせて自分からは何もあげないと答えました。皆さん、母の日にはディナーやプレゼントをもらっているんですよ。でもあるお母さんは、「お父さん自身も、父の日を忘れてゴルフとかに行っちゃうんだから、いいのよ」と言ってましたよ。
さて、今度は当人のお父さん達です。父の日と聞いて、何か欲しい物があるか聞いてみました。 5人聞いて4人は別にないよと言っていました。お父さんも期待はしてなかったんですね。
ハワイの大型スーパー(シアーズとウォル・マート)2件を回り、実際に父の日のプレゼントはどのようなものが売られているのか、見てきました。日本にいた頃の私は、父の日と言うと「ネクタイ」か「ハンカチ」と簡単に決めていたんですが、こちらでは仕事着はアロハシャツですからネクタイはいらないので、ネクタイ売り場を探すのも大変です。その上、アメリカの人達はほとんどハンカチを持つ風習もないんですね。トイレだってペーパーナプキンが常備されていますからね。
そして「ハッピー・ファザーズデー」と書かれた派手なコーナーに並んでいたのは、ねじ回しセット、大型懐中電灯、車を洗うブラシ、ホースなどの洗車セット、バーベキューセット、など。「お父さん、頑張って働いてよね!」と言うようなプレゼントばかり並んでいるんですよ。今日の父の日、ハワイでは、家の修理をして車を洗い、バーベキューグリルで晩御飯を作るお父さんがいろんな所で見られるんですね。

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