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小松昌美のハワイで暮らそう
【プランテーション・ビレッジ!】 2004年08月02日
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  • 今日は、およそ100年前のハワイへ行ってきたお話です。 1800年の中頃から1900年初頭にかけて、ハワイでは砂糖キビ産業が全盛でした。オアフ島西部のワイパフにある「ハワイ・プランテーション・ビレッジ」では、1900年から1930年頃にかけて、砂糖キビのプランテーションで働いていたさまざまな国の労働者たちの住居や建物が、5エーカーの広大な敷地の中に、そのまま再現されているんです。
  • プランテーション・ビレッジのビジターセンターから1時間ごとにツアーが出ていて、ガイドさんが付いて来てくれます。日本語ガイドさんもいます。 ビジターセンターの裏庭から出発しますが、まず、人がやっと通れるくらいのトンネルがポッカリと開いています。その名も「タイムトンネル」。ガイドをしてくれた日系2世のまきさんは83歳なんですが、「さぁ、このタイムトンネを抜けると100年前のハワイへとタイムトリップ致しまぁす」と言ってました。たまに日本語がわからなくなっちゃうんですけどね。
  • ドキドキしながら5メートルほどのトンネルを抜けると、そこは、昔の移民の人たちの住居、集落になっているんです。そもそもは、昔からハワイに住んでいたネイティブの人たちが労働力だったんですが、他所から入ってきた伝染病で急激に人口が減り、プランテーションの労働力が不足し始めました。そこで、安い労働力をどこかから探さなければなりませんでした。
  • 最初に連れてこられたのは、砂糖の精製に多少の技術があった中国人でした。その後、ポルトガル、日本、韓国、ノルウェー、プエルトリコ、フィリピンからと、次々と移民が労働者としてやってきました。彼らには住む場所と食事が与えられ、男性は月に9ドル、女性は6ドルの給料が出ました。移民たちは民族ごとにまとめられ、長屋や寮のような所に住まわされ、敷地全体を見下ろすところに所有者の巨大な屋敷、その下には現場監督の家が建っていたそうです。
  • このプランテーション・ビレッジには、当時の移民たちの家が建てられています。多くの人々から寄付された昔の家具、写真、衣服などが、実際に使われていた時と同じように置かれているんです。日本人の家には、仏壇、将棋、ふとんや浴衣など、ポルトガル人の家にはパンを焼くかまどがあり、プエルトリコ人はコーヒー好なのでコーヒーの木が庭に植えてあり、フィリピン人の独身寮には、牧師の部屋やボクサーを目指した若者の部屋まであって、とても100年前のものを展示していると言う気がしません。100年前の移民たちの苦労が、目で肌で感じる事が出来るんです。
  • ハワイ・プランテーション・ビレッジは1976年に有志によって作り始められ、1992年から一般公開されています。将来は、見学者がプランテーションの生活にもっと直接触れられるプログラム、例えばポルトガル人の家でパンを焼いたり、とうふを作ったり、商店でおみやげを売ることなどが計画されているそうです。
  • バスだと、アラモアナショッピングセンターから43番のバスでおよそ1時間半、ワイキキから車だと30分程です。 月曜から土曜まで9時から3時まで毎時間ツアーが出ます。日曜はお休み。 日本語のガイドさんがいますが前日に予約をした方が確実です。 ツァーの料金は、ガイド付きで大人18歳以上が10ドル、子供5歳〜17歳が4ドルです。
【コーヒーとチョコ入りのビール!】 2004年07月26日
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  • 日差しが強く喉が乾くこの季節、一番おいしいのは、ゴクッと冷たいビールですよね。ねぇ泰子さん!今日は、ビールはビールでもちょっと変わった、そしてハワイならではのおいしいビールをお教えしたいと思います。自他ともに誇るビール腹のビール党の私が、最近はまっているのが「ブリュームーン」なんです。そのブリュームーンに、この夏からハワイならではの、新しい自家製ビールがお目見えしたんです。
  • 新しいビールの名前は「ロコモカ・スタウト」と言うんですが、見た目は全くの黒ビールなんです。 実はこのロコモカ・スタウトは、ハワイ産のコナ・コーヒーとダークチョコレートが入っているビールなんです。 グラスになみなみと注がれたビールに顔を近づけると、ビールのホップの香りと、コーヒーのいい香りがします。 ゴクーっと飲むと、かすかにチョコレートの香りが口に残り、それでいて口当たりが滑らかですっきりとおいしいんです。 醸造の過程でフレンチココアを加えて、チョコレートの香りを出し、最後の段階で100%のコナ・コーヒーをプラスするそうです。
  • 始めは不思議な味と思ったんですが、コーヒーもビールも大好きな私は、グラスを半分も開ける頃には、口の上に茶色い泡のヒゲを作ってにんまり!結構くせになる味なんですよ。 初めの一杯目に飲むのをお勧め、味わい豊かな感じは、酔っ払う前に味わっていただきたいものです。 このロコモカ・スタウトはスモールの12オンス・360ccが3ドル、500ccのミディアムが4ドル、ラージは650ccぐらい入って4ドル75セントです。
  • そしてもうひとつのお勧めは、5種類の自家製ビールがいっぺんに味わえるビアー・サンプラー、6ドル25セント、ライトからダークまで様々です。 その中にはレモンを絞っていれる野イチゴの香りのするビールや、キャラメルの香りのするビールまであるんですが、女性に人気があるそうです。でもサンプラーと言えども、一杯が150ccはあるから5杯分だと結構きますよ。
  • ここブリュウムーンは、レストラン部門でもホノルルベストレストランなど数々の賞をもらっているほど食べ物もおいしいんです。 私が必ず頼むのは、「シュリンプ・ルンピア」。カラッとあがったサクサクの春巻きの中にプリプリの海老とスライスした人参などが入っています。とってもビールに合って、それで病みつきになる味です。かなり大きめな春巻きサイズで4本で10ドル50セント。そして「エクリプス・クラブケーキ」これはケーキとありますが、洋風カニコロッケのことで、サクサクの衣のなかにチーズとカニがたっぷり、わさびマヨネーズでいただきます。
  • ただし、ハワイでお酒を飲むときには未成年に見えると、身分証明書の提示を求められます。21歳以上ならアルコールはOKです。 私が一番最初に行った時IDの提示を求められて、そんなに若く見えた?と立ち上がって踊るほど喜んだんですが、どうもそれは従業員のサービスだったようで、その後は一度もIDの掲示は求められていません。
【ハワイ図書館のブックセール!】 2004年07月19日
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  • きょうは本のお話です。 私は小説を読むのが大好きで、恋愛ロマンスもの以外の小説ならなんでも読みます。ハワイには日本の本を売っている本屋さんが結構ありますが、こっちで買うと高いんです。 古本の文庫本や雑誌を扱っているお店もありますが、子供向けのビデオや本だと新品より高かったりします。ハワイで日本語の本を読むにはお金がかかるんです。
  • ところが、ハワイで1年に1回だけ、破格なお値段で本が手には入るイベントがあると言うので行って来ました。 「フレンド・オブ・ザ・ライブラリー・ブックセール」、ハワイ州の図書館が行っている本のセールなんですが、なんと今年で57回目、57年も続いているんです。 去年は13万ドルおよそ1500万円の売り上げがあったんですが、そのお金はハワイの51の図書館に振り分けられ、新しい本の購入や図書館の運営費にあてられます。
  • 会場は、アラモアナ・ショッピングセンターの少し山の手側、「マッキンレー高校」のカフェテリアで行われました。 このブックセールは、毎年7月に1週間かけて行われます。今年は7月10日からで、初日の土曜日にはカフェテラスのビルを囲むように何十人もの長蛇の列ができ、オープンからの1時間で900冊の本が売れたそうなんです。 私は月曜日に行ってきました。毎年来ている人たちは、車輪が付いた買い物用カートや、洗濯物を入れる大きなランドリーバックを抱えながら、好きな本を選んでいました。
  • 日本の本は200冊くらいあったんですが、真剣に探す事20分、4冊の本を買いました。「子供に聞かせる昔話」という本が1ドル、これにはアイエア図書館のハンコが押してあり、結構黄ばんでいて古い本でした。 そして、ピカピカにきれいだったのは渡辺淳一の「失楽園」で、上下巻で4ドル。そしてもう一冊は、火曜日のトークパレットに出演されている映画評論家の「今野雄二」さんの小説「きれいな病気」、1990年発行のハードカバーで、1ドルで手に入りました。ちょっと読み始めましたが、東京代官山を舞台に繰り広げられるおしゃれな恋愛小説です。
  • 毎年来ていると言うおばあちゃんは、子供の絵本をダンボールいっぱいに買いこんで、孫や近所の子供達に配るのが楽しみなんだそうです。 初めて来た親子連れは、最近本をゆっくり読んでいなかったから、今日からテレビを消して本を読む時間を作るわ!と言っていました。 毎年7月にマッキンレー高校で行っているブックセール、ハワイの美しい自然を写した写真集や、アメリカの子供向けの絵本などは絵がとてもきれいですし、本屋さんより破格なお値段で買える事はまちがいありません。今度ぜひお出かけになって見てください。
【フラダンスの大会!】 2004年07月12日
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  • 実は先週末、ここオアフ島で「フラ」=フラダンスのイベントが行われました。「フラ・ホオラウナ・アロハ2004」というタイトルなんですが、日本で行っているハラウ、つまりフラの教室のために、ハワイで開催されるフラだけのフェスティバルなんです。
  • 今までは日本全国にあるフラの教室で、ハワイのイベントに出る機会があっても、限られた人しかチャンスがなかったのです。 この「フラ・ホウラウナ・アロハ」は、フラを愛する人達や、フラを学びたいと願う全ての人達、みんなに平等に、誰もが参加できるイベントなんです。 今年は3回目と言う事もあって、日本全国から出場者と観戦の方を含めて500人がハワイにやって来ました。 3日の土曜日、まずはアラモアナ・ショッピングセンターの中央ステージで、エキシビション、ダンスの披露が行われました。
  • 14のフラの教室、23組150人の日本人が、地元ハワイの人達が見守る中で見事なフラを披露してくれました。 そのエキシビション参加の人の中で、最高齢の宮崎から来た赤須敏子さんは82歳。フラを始めたのは健康のためで、74歳に始めてもう8年もやっているそうです。 そのうちにフラに魅せられ、初めての海外旅行もハワイで、今回が11回目。今回初めて、ハワイの人達の前でフラを踊ったそうです。
  • 赤須さんら8人のチームは平均年齢が70歳以上、鮮やかな黄色のブラウスに水色のハワイアンプリントのロングスカート、そして香りのいいトロピカルフラワーを髪に刺しています。赤須さんは「幸せの一言。フラをやって来て良かった。ハワイの人達は本当に暖かく真剣に見てくれて感動しました」と言っていました。 買い物の途中で立ち止まるハワイの地元の人も多かったんですが、話を聞くと「日本の人がこれだけフラを上手に踊れて、ハワイの文化を理解しているなんて、驚いたね。すっごくうれしいね!」とか、「え!これ、本当に日本の人達なの?」なんて言う人もいました。
  • 翌日の日曜日は、ワイキキにあるロイヤルハワイアン・ホテルのピンクの壁に囲まれた中庭で、コンペティション、競技会が行われました。 最初は、地元ハワイのフラのチームの踊りから始まります。 そして日本人の競技会、全て生のバンドの演奏と歌をバックに、女性のソロ部門、グループ部門、そしてグループのクプナの部門とあります。 クプナとは、ハワイ語でお年寄りという意味で、こちらではクプナ部門と言うと45歳以上の人の事を指します。
  • 真っ青な空の下、バニアンツリーの木陰で、美しいハワイの衣装をまとったどの出演者も、本当にきれいでなんです。 踊り終わると感動して涙を流す方もいらっしゃいましたが、みなさんハワイでフラを踊れたことに感動し、言葉が通じなくても心が通じたようだとおっしゃっていました。 審査員や関係者、そして私も含めてなんですが、こちらの人はみんな色が浅黒く大柄なんですが、日本の人は色が白くて細いですねぇ!ですから、紫やピンクのハワイアンプリントのドレスが妙に色っぽく、艶っぽく見えるんですよね。なかなかいいんですよ!
  • 総合優勝は花山ユキ子先生率いる東京のチームで、東京都内に25クラス、200人の生徒さんがいるそうです。 今回は娘さんのエリカさんもソロ部門で優勝されていました。エリカさんは、今回のために一年間練習を重ね、ハワイにもフラ留学していたそうですよ。
  • このイベントは毎年、日本の七夕の季節に行なわれる事になっています。 それは、2つの星が天の川を超えて結ばれるように、日本とハワイが太平洋を超えてフラという文化で結ばれるように、と願う意味が込められているそうです。
【動物園での野外コンサート!】 2004年07月05日
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  • 今日は独立記念日、ハワイではあちこちで花火大会となっています。 今夜は合計6ケ所。私の家からも、正面のアラモアナビーチが8時半から、ホノルル空港近くのヒッカム空軍基地が9時、遠く真珠湾の花火まで眺められ、今週末、うちから6回の花火大会が見られるんですよ。独立記念日の週末は、花火大会も見ものですし、セールも結構大きくやりますから、ハワイに来るにはいい時期かもしれませんよ。
  • さて、いよいよ夏も本番を迎えたハワイですが、あちらこちらで野外コンサートが行われています。今回私が出掛けてきたのは、ホノルル動物園です。この野外コンサートは、6月、7月、8月の3ヶ月間のみ、毎週水曜日に行われています。  通常動物園は午後4時30分が閉園なんですが、その5分後4時35分にゲートが再び開いてコンサートの入場開始となるんです。
  • 動物園の入り口で2ドルを寄付し、中に入るとすぐ目の前がコンサートが行われる芝生広場でした。すでに人でいっぱい、緑の芝生の上に様々な色の敷物が敷かれています。
    ちなみに、ハワイの人たちは車のトランクに必ずと言っていいほど、敷く物と、折りたたみ式の椅子を入れているんです。多分日本だと、車のトランクには工具が入っているくらいだと思うんですが、こっちのほとんどの車には工具は積んでいません。どこでも座りこむ事が出来るこの敷物と椅子の方が必需品なんですよ。もちろん!私も親子で大きいのと小さい椅子が2つ、トランクに入っています。
  • 広場にはテントのお店も出ていて、飲物と綿菓子、そしてマラサダを売っていました。ところがその日のお店はガラガラ、これもハワイッ子のお決まりで、自分たちで持って来るんです。 大きなクーラーボックスには飲物がたっぷり、チキンカツ入り弁当とか、中華のお持ち帰りなどしっかり持ってきていて、ホノルル動物園で野外コンサートを楽しみながら夕飯を食べるんです。ピクニック気分です。
  • ところが!その広場はちょうど象の檻の目の前にあるので、子供たちは時々現われる象に歓声を上げて喜んでいますが、私は「ウワ!このゾウサンの臭いがする中で食べるの?」とショックだったんです。 ところが5分もすると、私の鼻は完全に麻痺して、平気で持って来たハンバーガーを食べていましたよ。
  • コンサートは6時から始まります。その日の出し物は、海軍に所属する16人の人たちのバンド、「パシフィック・フリート・ビックバンド」というグループでした。 彼らの演奏は本当に見事で、映画音楽からテレビの主題歌、ジャズやポピュラーまでなんでもこなし、まるでCDを聞いているみたいに見事な演奏なんですよ。 でも、コンサートが始まると象は奥に引っ込んでしまい、2度と出てこなくなってしまいました。
  • このホノルル動物園の野外コンサートは、毎週水曜日の午後6時開園です。 最終日の8月25日には、ウクレレ奏者のジェイク・シマブクロさんなど、人気のアーティストもたくさん登場します。入場料は1人1ドルの寄付が必要です。
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