===森本毅郎・スタンバイ！===

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【レストランの得する利用法！】

2004年11月08日

今週は先週に続いて「とっておきの情報・第2弾」、得するレストランの利用法をお伝えします。「ハッピー・アワー」と言う言葉を聞いた事がありますか？直訳すると幸せな時間。実はこれ、レストランやバーで、早い時間帯に行なっているサービスの事なんです。レストランでもバーでもピークの時間ってありますよね。ディナータイムだったら7時頃とか、飲み屋さんだったら9時過ぎとか。その時間の前のまだ空いている時間に飲物や食べ物を格安にサービスすることを、「ハッピー・アワー」と言うんです。
まず、私の一番のお気に入りのお店は、ワレス・シアターのとなりにある「オーシャン・クラブ」です。ホノルルで一番おしゃれで、ホットな場所として有名で、おつまみ料理は毎年のようにホノルルのベストに選ばれ、とても雰囲気のいいお店です。毎日夕方4時半のオープンとともに、ダウンタウンで働くビジネスマンやビジネスウーマンで、長い列が出来る程なんです。中でも一番混むのが火曜日、「レディスデー」となっていて、飲物はカクテルでもビールでもなんでも全て2ドル。もちろん女性だけでなく男性でもOK。午前2時の閉店まで2ドルで飲めます。
このお店の夕方4時半から8時までのハッピー・アワーは最高、プープーメニューが半額になります。ハワイ語でプープーとはおつまみの事。おつまみと言ってもチーズやクラッカーだけでなく、本格的なお食事がいただけます。例えば、枝豆は2ドル50セント、プライムリブのステーキは4ドル95セント。すぐ近くのアロハタワーで食べると20ドル位するんですよ！そして、オイスターシューター。生牡蠣をスパイシーなカクテルソースで頂くんですが、私はタバスコをもらってさらに辛くして一口でペロ！ビールにばっちり！生牡蠣は1つ1ドルですが、6～7個はいけちゃいます。アボガドなどがたっぷり入った巻き寿司は、なんと1ドル95セント。8時以降になると4ドル95セントになっちゃうんですよ。物によっては半額以下になるわけです。数々の賞を取っているここのプープー、どれを食べてもおいしい！食べ物や飲物は1回毎にウエイターに現金で払うので、1回毎にチップをあげることも忘れずに。
オーシャン・クラブは、ホノルルのダウンタウン、アラモアナ通りに面したレストランロウの中にあります。23歳以上の方のみの入場なので、必ず身分証明書を持って行ってください。子供は入れません。男生は帽子、半ズボン、ゴム草履は禁止です。女性はだいたい何でもOKですが、ゴム草履だけは禁止です。
ワードのビアレストラン「ブリュウムーン」。こちらのハッピー・アワーは午後3時から6時までで、ミディアムのビールが3ドルになります。ここは子連れでも大丈夫です。そしてワイキキの免税店よりワンブロック西側のロウアストリートにありますムース、ハッピー・アワーは午後4時から8時まで。ポップコーンが無料で、飲物は全て半額になります。
せっかくリゾートしに来ているハワイ、まだ日が高～いうちからハッピー・アワーを利用して、おいしいビールや食事をお得に楽しんで下さい。ほろ酔いかげんで早めにベットに入り、翌日は朝早くから遊びましょう！

【ロードショーがたった50セント！】

2004年11月01日

ホノルルの映画館で映画を見ると、夕方からの料金が大人8～9ドル、昼間の時間で6～7ドルです。ところが、ホノルルのダウンタウンにあるワレス・シアターというところが、今年から割引映画館として生まれ変わり、評判になっているんです。大人も子供も料金均一、午後3時半までに入れば一人なんと50セント、日本円で60円足らずと、びっくりしちゃうお値段で映画が見られちゃうんです。3時半以降や週末は1人1ドルになるんですが、それでも超お得に映画が見られるとあって、夕方には仕事帰りの人、週末も家族連れで映画館の外に長～い列が出きる程なんです。映画は新作の封切りから数週間は遅れますが、でもたった1ヵ月待てば、50セントという安さで新作が見られちゃうというわけなんです。
そこで早速、平日の昼間、50セントの映画を見に行って来ました。場所はダウンタウンのアラモアナ通り沿い、レストラン･ロウの中にあります。このワレス･シアターは、元は芸術映画、自主映画、ドキュメンタリーやアジアなどの外国映画を中心に上映する「アート・ハウス」という名前で、1999年から営業してきたんです。オレゴン州のポートランドに本社があるワレス社によりますと、1995年にレストラン･ロウでシアターを始めましたが、その後すぐそばに16ものスクリーンを持つワード・エンターティメントや、ドール・シアターなど大手の競合映画館が現われました。
ワレス・シアターとしては、独特の個性を打ち出す必要が出てきて、芸術・ドキュメンタリーを中心としたアート・ハウスとして1999年に方向を転換したんです。ところが、地元の人達から充分な支援が得られず、結局閉鎖っとなってしまいました。ワレス･シアターが生き抜くには、割引の映画館に切りかえるのが最後の道だったんですが、週末の行列を見ると、かなり繁盛しているようです。
ワレス・シアターの前には上映時間を記入した大きなボードがあって、7つある全てのスクリーンで違う映画が上映されています。「スパイダーマン2」「ファースト・ドウター」「遊戯王」など並んでいましたが、「セルラー（携帯電話）」と言う映画を見ることにしました。
50セントで見る映画館なので、中は古くさくて、さびしい売店かなと思って入ったら、大違い。トイレだって大きくてきれいですし、売店も普通のロードショーの映画館と変わりません。平日の昼間と言う事もあってか、引退した老夫婦連れがたくさん来ていました。売店で1ドルのホットドックを買い、スモールサイズのダイエットコークを1つ、アメリカのスモールサイズは日本のラージサイズですからね。シアター内もかなりきれい、椅子だって横幅も前も広めにとってあるし、ドリンク・ホルダーも付いています。150人定員の小さな劇場ですが、画面は横に8メートル、高さが3メートル、音響もなかなかの物ですよ。
セルラーの内容はと言いますと、悪徳警官に監禁された主婦がたまたまかけた電話が若い男性の携帯に繋がり、その携帯を使いながら若者が悪者に戦いをいどむアクション物。内容もおもしろかったんですが、映画の最中ずっと笑えたのは、前の老夫婦なんです。映画の一コマ一コマで、おばあちゃんがおじいちゃんの耳元で、「彼は悪者よ！」「大変！！」「どうするの？」などと説明しているんですよ。おばあちゃんの笑い声の大きさと言ったら元気そのもの！うちでテレビを見ているようにくつろいでいるんですが、とても微笑ましいんですよ。
もし英語は全然だめ！と言う人でも、たった50セントという値段ですから、アメリカの映画館を体験する目的で行って見ませんか。損はないし、何となく筋が分かってくるかも。

【ハワイで唯一の汽車の旅！】

2004年10月25日

ハワイには電車が走っていません。ところが先日、普段あまり行くことのないオアフ島の西側をドライブしていたら、海岸線に線路が続いているんですよ。線路で遊んでいた親子に聞いてみると、1週間に1回、日曜日にだけ列車が走っていると言うのです。調べてみますと、1889年から1947年までの60年間近く、ハワイの各島にはディーゼル機関車や蒸気機関車が走っていたそうなんです。公共交通機関として、そして砂糖きび農場や軍事施設にも専用の路線が敷かれ、その頃のハワイの人たちにとって、機関車はごく身近なものだったんです。
今はこれらの路線は全て廃線となっていますが、1970年に「ハワイの歴史的な鉄道路線を少しでも残そう」という目的で、非営利団体の「ハワイ鉄道協会」が設立されたんです。そしてホノルルのダウンタウンからノースショアのカフクまで走っていた路線のうち、エバァとカへポイントのおよそ10キロの線路を整備し、機関車や客車も修復しました。今では週に1回日曜日のみ、午後1時と3時の2回、1時間半の鉄道ツアーを実施しています。
発車時間が近づくと、ポーッボーッという汽笛を鳴らして汽車がホームに入ってきました。レトロな感じがする大きな機関車と4両の客車が繋がれています。乗車口で切符を切る体格のいい老人は、灰色のオーバーオールにシャツ、おそろいの帽子、立派な髭はほっぺたでクルンとはね上がっていて、映画で見た一昔前の汽車の旅にでも来たような気分にさせられます。
大きな機関車は、1944年まで実際にエバァ地区を走っていたアメリカ海軍のディーゼル機関車で、客車に使われているのは、第二次世界大戦中にホノルル港周辺で活躍していたアメリカ陸軍の貨物車です。今は屋根が付いているけど、窓も窓枠もない完全なオープン車両で、真ん中に背中合わせに外向きになった素朴な木のベンチがあるだけなんです。ほとんど満席、アメリカ本土からの観光客か地元の人がほとんどでした。 3時きっかりにポーっと派手な汽笛を鳴らして出発です。時速24キロ、自転車ほどの早さでゆっくりと、むかしは一面砂糖きび畑だったというエバァ平原を走ります。
おもしろかったのは、道路を横断する時なんです。踏みきりがないので、汽車は道路に近づくとスピードを落とし、乗務員が飛び降りて赤い旗を振ります。車が止まったのを確認してから、汽車はポーポーと汽笛をあげて通り過ぎるんです。通り過ぎるのを待っている車からは、手を振ったり声援まで聞こえてきます。
汽車が西オアフにあるコオリナのリゾート地に入ると、ハイビスカスやブーゲンビリアなどが咲く景色が広がります。コオリナのゴルフコースの真ん中も横切るので、パターをする人達も手を休めて汽車に向かって手を振ってくれました。片道40分を往復する汽車の旅、最後の10分間は海岸線を走ります。エメラルドグリーンの海は線路のすぐ間近まで迫っていて、岩場で釣り糸をたれている人や、ダイビングを楽しむ人の姿も見られました。海の水の透明度は抜群で、海底に泳ぐ魚も見えそうです。
ハワイ鉄道の列車ツアーは毎週日曜日、午後1時と3時の出発です。料金は、大人10ドル、子供2歳から12歳までと、62歳以上のシニアが７ドルです。来週はハロウィーンの特別列車が出たり、クリスマスにはクリスマス列車も出るそうですよ。年間一万人が利用するという人気のツアーなので、早めに行かないとチケットが売り切れる事もあるそうです。基本的に予約は受け付けていないので、早めに行くしかないんですね。

【ハワイで唯一の汽車の旅！】

2004年10月25日

ハワイには電車が走っていません。ところが先日、普段あまり行くことのないオアフ島の西側をドライブしていたら、海岸線に線路が続いているんですよ。線路で遊んでいた親子に聞いてみると、1週間に1回、日曜日にだけ列車が走っていると言うのです。調べてみますと、1889年から1947年までの60年間近く、ハワイの各島にはディーゼル機関車や蒸気機関車が走っていたそうなんです。公共交通機関として、そして砂糖きび農場や軍事施設にも専用の路線が敷かれ、その頃のハワイの人たちにとって、機関車はごく身近なものだったんです。
今はこれらの路線は全て廃線となっていますが、1970年に「ハワイの歴史的な鉄道路線を少しでも残そう」という目的で、非営利団体の「ハワイ鉄道協会」が設立されたんです。そしてホノルルのダウンタウンからノースショアのカフクまで走っていた路線のうち、エバァとカへポイントのおよそ10キロの線路を整備し、機関車や客車も修復しました。今では週に1回日曜日のみ、午後1時と3時の2回、1時間半の鉄道ツアーを実施しています。
発車時間が近づくと、ポーッボーッという汽笛を鳴らして汽車がホームに入ってきました。レトロな感じがする大きな機関車と4両の客車が繋がれています。乗車口で切符を切る体格のいい老人は、灰色のオーバーオールにシャツ、おそろいの帽子、立派な髭はほっぺたでクルンとはね上がっていて、映画で見た一昔前の汽車の旅にでも来たような気分にさせられます。
大きな機関車は、1944年まで実際にエバァ地区を走っていたアメリカ海軍のディーゼル機関車で、客車に使われているのは、第二次世界大戦中にホノルル港周辺で活躍していたアメリカ陸軍の貨物車です。今は屋根が付いているけど、窓も窓枠もない完全なオープン車両で、真ん中に背中合わせに外向きになった素朴な木のベンチがあるだけなんです。ほとんど満席、アメリカ本土からの観光客か地元の人がほとんどでした。 3時きっかりにポーっと派手な汽笛を鳴らして出発です。時速24キロ、自転車ほどの早さでゆっくりと、むかしは一面砂糖きび畑だったというエバァ平原を走ります。
おもしろかったのは、道路を横断する時なんです。踏みきりがないので、汽車は道路に近づくとスピードを落とし、乗務員が飛び降りて赤い旗を振ります。車が止まったのを確認してから、汽車はポーポーと汽笛をあげて通り過ぎるんです。通り過ぎるのを待っている車からは、手を振ったり声援まで聞こえてきます。
汽車が西オアフにあるコオリナのリゾート地に入ると、ハイビスカスやブーゲンビリアなどが咲く景色が広がります。コオリナのゴルフコースの真ん中も横切るので、パターをする人達も手を休めて汽車に向かって手を振ってくれました。片道40分を往復する汽車の旅、最後の10分間は海岸線を走ります。エメラルドグリーンの海は線路のすぐ間近まで迫っていて、岩場で釣り糸をたれている人や、ダイビングを楽しむ人の姿も見られました。海の水の透明度は抜群で、海底に泳ぐ魚も見えそうです。
ハワイ鉄道の列車ツアーは毎週日曜日、午後1時と3時の出発です。料金は、大人10ドル、子供2歳から12歳までと、62歳以上のシニアが７ドルです。来週はハロウィーンの特別列車が出たり、クリスマスにはクリスマス列車も出るそうですよ。年間一万人が利用するという人気のツアーなので、早めに行かないとチケットが売り切れる事もあるそうです。基本的に予約は受け付けていないので、早めに行くしかないんですね。

【ハワイのサンデー・ブランチ！】

2004年10月18日

今日は「サンデー・ブランチ」のお話をしようと思います。そもそもブランチとは、朝食のブレックファーストと、お昼のランチを合わせて「ブランチ」という言葉が生まれたんです。それを日曜日に食べるから「サンデー・ブランチ」となります。ワイキキやカハラの高級ホテルや、地元一流レストランの恒例のサンデー・ブランチは、その安さとボリュームが人気で、地元の人たちがたくさん訪れています。

今回私がサンデー･ブランチに選んだお店は、アラモアナから少し西の海側、カカアコにある「ジョン･ドミノス」です。ダイアモンドヘッドやワイキキの風景を一望できる、ホノルルでも指折りの素晴らしい景色が楽しめるレストランでもあるんです。

サンデー･ブランチは朝9時から2時までで、お料理はビュッフェスタイル。3日前の木曜日に予約を入れた時点で、すでに12時の予約しか取れなかったほどの大人気のサンデー･ブランチなんです。日曜日ですから教会の帰りの人が多く、家族連れの大人数のテーブルが目立ち、昼間なのに結構ドレスアップしています。男性はアロハシャツに長いズボン、女性はムームーかワンピース姿です。私たち親子もさすがにいつものゴム草履に短パンはやめて、親子ともにワンピースを着て行きました。

ビュッフェスタイルの場合、私はお皿を取る前に料理を全部見て回ります。「まずこれからいって、次にこれ、これ、そしてあれと......」という具合に頭の中である程度の順番を決めていくんです。最初は娘のジャスミンのお皿を作ります。目の前で焼いてくれるワッフルにいちごとホイップクリームをたっぷりのせて、大好きなカリカリに焼いたベーコンを山盛りにしました。娘は4歳なんですが、この店は5歳からが子供料金なのでいくら食べてもタダ！なんです。この際ですから、ドンドン食べさせました。

さて私のお皿です。まずは前菜のコーナーでチーズにサーモンを少しのせて、次にローストビーフを切り分けてもらい、そして寿司ステーションでカルフォル二アロールとうなぎ、マグロなど手巻きのお寿司、そしてもう１つのお皿に生牡蠣と海老のカクテルをどっさり。生牡蠣もお寿司も、お肉も、もう笑ってしまうほど美味しくて、ペロリ！次に、おそば、お刺身、ハワイ風マグロのづけのポケなど、ハワイらしい料理を食べて、そして30種類ある具を選んでオムレツ･ステーションでオムレツを焼いてもらい、焼き立てのパンのコーナーでパンを取り、そして、真ん中のカウンターでは、自分で選んだ野菜をシェフに渡して、スパゲッティと混ぜて料理してもらい、アツアツをいただきました。最後にコーヒーを頼んで、大きなお皿にワッフルのイチゴがけ、そしてチーズケーキにハワイのココナッツのお菓子、ハウピアをいただいて、終わり。しばらくは口も聞けず海を眺めたまま、動けませんでした。

ジョン・ドミノスのサンデー･ブランチは朝9時から2時まで。大人31ドル95セント、子供5歳から12歳は19ドル95セントです。このお値段でもワイキキの高級ホテルより数ドルは安いんですよ。毎週地元の人でいっぱいになるので、早めに予約を入れたほうがいいと思います。電話番号は、808-523-0955です。

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