龍馬さん…
穏やかな笑みを残して、龍馬さんは逝ってしまいました。
しばらくは、完全に放心状態。ただ涙だけが溢れていました。
幕府側、薩長側どちらに暗殺されても、今度は反対勢力が黙っていないでしょう。新たな抗争が起こり、大政奉還はもちろん、龍馬の志は無に帰してしまいます。しかし自分が斬れば単なる個人的な遺恨によるものとして片付けられるだろう。それが東の判断だったのですね。それらしい遺書を残して果てた東修介。彼は龍馬の志に殉じたのだと、やっと納得(多少無理矢理)できました。
東の心情を理解した龍馬。仁先生に、自分は先生のように優しくてバカ正直な人間が笑って生きている国を作れただろうかと尋ねて、仁先生の「はい」という返事に満足し、延命を拒否して逝った龍馬…。仁先生が龍馬に語りかけるところから、ノンストップで泣いていました。龍馬が歴史どおり逝ってしまったのは残念だし悲しいし、SFなら殺さなくてもいいじゃないか、もっと脚本ぶっ飛んでよ、などと愚痴も言いたくなります。しかし、龍馬は師である勝先生の心の中にも生きているし、何より龍馬の声が仁先生に聴こえることを考えると、親友で悪友でお互いのヒーローである二人は、きっと一つになれたのだと思うことにしました。 いや、現代に帰って、また二人に分裂してくれても良いのですけれど…。内野さん、龍馬の人生を生き切って下さいましたね。素晴しい坂本龍馬でした。
そして龍馬にもらったかんざしを差す野風・中谷さんの所作の美しいこと。龍馬の永遠の想い人として、これ以上ない女性像を創って下さいました。
あと1話ですね…。全てが終わった後の虚脱感を考えると…怖いです。
あーぁ、やはり龍馬さんには生きていて欲しかった!
FarAway/女性 (40) 2011.6.20 (Mon) 17:16