本当に最後なのですね
待ちに待っていた続編もとうとう今日の放送が最後・・・思い返せばワクワクして見始めた第1話は、いきなりあの時代の重さを感じさせる戦や火事で人々が亡くなる場面が、震災直後のためか正直辛すぎて、前編とは違った感覚に戸惑いました。それでも何度も録画を見直してそのたびに泣いていましたが。その後は次第に完結編の世界に没頭できるようになりました。
私は日本史でも特に幕末からこっちの歴史が苦手でした。なにやら混沌としていて血なまぐさいことが多くで(同じ理由で戦国時代も苦手)。だから幕末モノはたいていパスでした。坂本龍馬や勝海舟に関しても一般的な知識のみでそんなに興味があったわけでもありません。でもJINを見て、いかに坂本龍馬たちが尽力した薩長同盟や大政奉還やらが歴史を大きく動かした凄い出来事であったのか、初めて理解できたような気がしました。と同時に、あの時代があったからこそ今の世なのだ、どの時代をも懸命に生き抜いてくれた市井の人々であったろう先祖がいてくれたからこそ、自分がこの世に生まれてきたのだ、という当たり前のことを初めて実感いたしました。ドキュメンタリーなどで命の大切さを感じさせられることはあっても、先祖にまで思いを馳せるような心境になるなんて、、、JINが初めてです。それだけで自分を粗末にしてはいけないという気になりました。
近年ドラマからすっかり離れていた私に、こんな珠玉の作品を見せてくださったキャストやスタッフ、作品に関わられたすべての皆さんに、本当に心から感謝しております。
すべてのファンが納得できる結末なんてあり得ない以上、どんな結末であれ、それが作り手さんが最上だと信念を持って作られたのなら、それを受け入れる覚悟でおります。今夜も、心して見させて頂きますね。
毎回目が土偶/女性 (46) 2011.6.26 (Sun) 11:00