第一期は、短期集中型の作品だったせいもあって、 本来、物語の中心テーマであるアリスゲームには、深く入り込みませんでした。 しかし、言うまでもなく、ローゼンの物語としての本質は、アリスゲームにあり、 また、アリスゲームの本質は、ローザミスティカの奪い合いにあります。
ところが、トロイメントでは、アリスゲームを追求しなければならなのに、 第一期で真紅が奪わなかった、水銀燈のローザミスティカが、宙に浮いてしまう… (無論、第一期では、ローザミスティカに、焦点をあてる必要がなかったせいですが) アリスゲームを避けては通れない、第二期の制作にあたって、 監督、脚本さんにとっては、実に悩ましい問題だったと、思われます。
と、同時に、これは、水銀燈復活の布石にもなり得る! と言うより、むしろ、そうしなければ、物語が回り出さない! 真紅は水銀燈の再生を、望んでいたからこそ、水銀燈から全ては、奪わなかった、 或いは、真紅が無意識に、水銀燈の再生を予感していたゆえの判断だった。
そう考えると、水銀燈復活は、ごく自然な流れであり、 必然でさえあると言えます。
<TBS担当8/25> 応援ありがとうございます! 話はアリスゲームが中心となってくると思いますのでよろしくお願いします! (田中) |
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