水戸黄門大学

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パナソニックドラマシアター水戸黄門 40周年第40部記念 スペシャルコンテンツ



『水戸黄門』の歴史や撮影現場のことを“いろはがるた”でご紹介します!!

ものえらびも やくづくり
【き】着物選びも役づくり

衣裳の着物には大変気を使う。


昔は、偉い人は絹、町人は木綿という風に身分によって素材が違ったから、番組でもそれをきちんと着せている。
黄門様はほとんどが絹、あるいは紬。
ビデオ撮りだと細かいとこまでくっきり映るから、絶対にごまかしが効かない。
これがたとえば、柱だったらベニヤ板に細工をすれば本物の柱に見えるけど、布地だけはダメ。
人絹やウールだと光沢がやっぱり違う。
ちゃんと日本の伝統の反物(たんもの)を使わないとダメなんですね。
レギュラー出演者の衣裳は、どれもあつらえもの、つまりオーダーメイドやね。
中でも男の人の衣裳にはいつも一苦労。

今は男の人がほとんど着物を着なくなったから、男性用の反物がない。
だから女性用の反物を探してきて仕立てるか、最初から織って染めるか。

ところで黄門様の衣裳といえば、東野さん・西村さん・佐野さん・里見さんとも黄色の着物に紫色のでんち(袖なしの半てん)がおなじみだが、実は皆さん少しずつ色が違っていることにお気づきかな?
ご本人に合う色を、相談しながら毎回決めているのだ。
佐野さんは少し茶っぽい黄色、西村さんは鮮やかな黄色、里見さんは淡いオレンジがかった黄色。
そんな黄門様の衣裳だけで1着ウン十万円する。
レギュラー出演者たちは同じものをだいたい3着ずつ持っているから、時代劇はホント衣裳代がかかるわけ。

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