水戸黄門大学

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パナソニックドラマシアター水戸黄門 40周年第40部記念 スペシャルコンテンツ



『水戸黄門』の歴史や撮影現場のことを“いろはがるた”でご紹介します!!

さごしに のぞく じだいの かいきゅうせい
【か】笠越しに覗く時代の階級制

一口に“笠”言うても、その種類は十も二十もある。
誰が、どのシーンで、どんな笠を身につけたらいいか?用意するのは小道具さんの役割。私も『水戸黄門』の前は映画の小道具を十年やってたから、時代劇作品となると、いつも「風俗辞典」とにらめっこ。道具ひとつそろえるのも気ぃ遣いましたわ。

←菅笠
『水戸黄門』というと、とかく印籠や杖、風車なんかの特殊アイテムに目がいくけど、たまにはこの笠に注目して見るのも面白いんちゃうかな。
編んだものや塗りのもなど、身分なんかによって材質や形が全然違うから。

饅頭笠→
助さんと格さんのは、菅を編んだ「菅笠(すげがさ)」で、これは一般の町人と同じ。
八重さんは、丸くて浅い「饅頭笠(まんじゅうがさ)」。
石坂黄門様もこの「饅頭笠」やった。

←鳥追笠
お娟さんは、半分に折って三味線を挟んでいる「鳥追笠(とりおいがさ)」。
当時の農民は、竹の皮で作った粗末な「ばっちょう笠」だったので、黄門様が野良仕事をする時も、このばっちょう笠を使っている。
それから、お侍が馬に乗って登場する時の黒塗りのは「陣笠(じんがさ)」。
ヤクザもんがよく付けているのが「三度笠(さんどがさ)」。
ほかにも「端折笠(つまおりがさ)」や「一文字笠(いちもんじがさ)」、「坊主笠(ぼうずがさ)」・・・いろんな種類が見られますよ。

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