火曜ドラマ『カルテット』

現場レポート

312017.3.11
『カルテット』×弦楽四重奏 コラボレーションイベント

お知らせで告知しました通り、本日3月11日(土)東京ガーデンテラス紀尾井町にて弦楽四重奏×『カルテット』スペシャルトーク&コンサートが行われました。

「みんな(私のこと)嫌いだろうなと思って来たから、すごいドキドキしちゃって…。」と緊張気味に登壇されたのはスペシャルゲストの吉岡里帆さん。お客様の温かい拍手にようやくホッとした笑顔を浮かべていました。
自身が大の『カルテット』ファンという、林みなほTBSアナウンサーとのトークショー&東京藝術大学OG、OB、現役のみなさんによる弦楽四重奏の模様をご紹介します!

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吉岡さん、今日は目も笑っていました(笑)

——軽井沢が舞台ですが、軽井沢の魅力は
吉岡:軽井沢の別荘で撮影させていただいているんですけれども、周りが真っ白な雪で、セリフ一つ吐くたびに白い息が出てきて、なんだか雪とか寒い空気感とか、そういうのが全部作品に反映されているような気はしていて、ちょっと非現実というか。『カルテット』も、この4人が集まって、共同生活しているところって、ちょっと非現実だと思うんですけど、そこの魅力も軽井沢で撮ったからこそだなと思いますね。

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林アナとの『カルテット』トーク、あっという間でした

——吉岡さんが演じる来杉有朱は4人の間にひっかきまわすという物語のキーパーソン。謎めいた役なので、役作りは難しかったんじゃないですか?
吉岡:毎話毎話、坂元さんがト書きに(目が笑っていない笑顔の有朱)って書いてくださるので(笑)、とにかく“目が笑っちゃいけないんだな”ってのは1話から感じていて。
目が笑わないのはすっごい難しくって、ついつい心が躍ったり、その人に愛が少しでも生まれたら目はキラっとしちゃうので、常に“仲良くなりすぎちゃダメだ”と思って、向こうで松さんと高橋さんがおいしそうにドラ焼き食べてるけどあそこにキャッキャ混じって「ドラ焼きおいしいね」って言ったら絶対キャラ崩れるなあって、日々待ち時間も思いながら過ごしていましたね。

——撮影していないときも意識して…?
吉岡:一応意識はしてすごしていました。

——ちょっと孤独でしたか?
吉岡:(笑)。でもみなさんすごく優しいので、結局段々仲良くなって、何気ない話をしたり、それこそ松さんが1話撮っている時に、「有朱ちゃん」って声をかけてくださって、「大変な役だね。でも吉岡里帆ちゃんは、ちゃんと目が笑っているから大丈夫だよ。安心して最後までがんばれ」って言ってくれて。「優しいっ!!」って思った記憶があります。その言葉に救われました。

——そのほかの共演者の方とも…
吉岡:会話はちょくちょくしていましたね。
みなさんすごくマイペースで、いつも自然体で。

——レストランでは他にも共演されている方がいらっしゃいますね
吉岡先日、富澤さんと大事なシーンを撮りまして、ぜひ9話はそこも注目して見ていただけたらなと思います。現場は笑いあり、涙ありの、過酷な撮影でしたが…(笑)。

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9話の有朱のシーンもぜひ注目してご覧ください!

——みどころ満載で楽しみどころがいっぱいありますが、とにかくセリフ、会話劇が素晴らしいなと坂元さんの脚本を見て思うんですけれども、有朱ちゃんのセリフ、怖いですよね。
吉岡:そうですね。1話から割と、ひょうひょうとしながらも核心を突くセリフを言わせていただいていて…
有朱のセリフで好きなのが、1話で4人のグループ名が決まるきっかけになった「音楽って言うのはドーナツの穴のようなものだ。何かが欠けてる奴が奏でるから音楽になるんだよねって。全然意味わかんなかったですけど」って部分。すごく印象的でした。

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300人を超える勢いのたくさんのお客様がいらっしゃいました。ありがとうございました!

——いきなりですが、目の前で吉岡さんから有朱ちゃんに変わるところを見てみたいので、何かセリフを言ってもらえますか?
吉岡さん:えー!何かあるかな(としばらく考えて)。有朱ちゃんで、お客様の前で言っていいセリフって…(笑)。
じゃあ、女性に向けて。
「ペットボトル1本分の距離を開けてください。女からキスしたら男に恋は生まれません」(第3話より)

…瞬間、キリッと表情が代わり有朱になりきった吉岡さんに、林アナも「鳥肌が立ちました!」と興奮。

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林アナの突然のムチャ振りにも笑顔で応えた吉岡さん

【吉岡さんからのメッセージ】
9話、10話にかけてたたみかけるように『カルテット』の芯の面白さが現れてきます。そしてサスペンスなので、サスペンスの定義を家に帰って調べてみてください!また、みぞみぞします。
1話からずっとキャストスタッフ一同みんなで丁寧に作ってきて、残り2話。撮影は来週には終わってしまうんですけれども、軽井沢の雪景色の中、緻密に作ってきた作品です。
脚本の坂元裕二さんのセリフが本当に素晴らしいので、個人的には、10話までご覧になったあと1話からもう一度見直して欲しいくらい。「1話はこういう意味だったんだ」って。
ぜひぜひ最後まで見ていただきたいなと思っております!



あっという間にトークショーの時間が終わりを迎え、次は東京藝術大学OG、OB、現役藝大生のみなさんによる弦楽四重奏のコンサートが開催されました!

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贅沢な時間でした〜!

劇中に登場した「モルダウ」をはじめ、チャイコフスキーやドボルザーク、今日が3/11ということで東北復興ソングやビートルズまで幅広い曲を披露してくださいました。生演奏の迫力や魅力は、実際聞いてみないとわからないものですね!
優雅なひとときに、来てくださった皆様も、幸せそうな笑顔を浮かべている姿が印象的でした。

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