ありがとう!
第一話から最終話まで楽しみに毎回観ていました。観る前から良作の匂いがプンプンしていたからです。
第一話のイッセー尾形さん演じるベンジャミン瀧田の赤い帽子が気になりだし、それから赤い衣服(マフラー、ダウンなど)は各話で印象的なアイテムとして使われているんじゃないか?と伏線がミステリーに張り巡らされているように目で追っていました。
しかし、巻の夫が登場した頃には赤い衣類もなくなった様子で、謎解きや小物の意味などを推理するのが馬鹿馬鹿しいほど深いところまでカルテットの4人とこのドラマにハマっていたのです。
「みんな幸せになってくれ」と。
伏線がありそれが回収される。
それがまるで良作の条件とでも言うように僕たち鑑賞する側は目を見張り伏線を探し、ハッキリしたがることが多いけど、そんなことは実はどうでもいいのです。
作品の中の人物が言葉が心に生きている。それだけで充分ではないかと思いました。
そしてそれがこの作品の伝えたいことのひとつでもあると感じ最後までミゾミゾしながら楽しめました。