司の言葉Part2

すずめと真紀は、出自にかかわる過去を引きずって、そこから逃れながら、カルテットの仲間にめぐり合い軽井沢の別荘にたどり着いた。

過去を封印して他人に成りすまして生きていく姿は、「レ・ミゼラブル」や「砂の器」を思い出させる。

出自からくる差別や疎外感、社会はずっとこの問題を抱えてきた。問題を克服しようと、少しずつではあるが前進してきた面もある。

しかし、最近は、自由な競争こそ社会の発展の唯一の源泉であり、公正な社会の基本だと言う声が高まり、その結果、格差の拡大と貧困の問題が深刻化してきている。

夫婦の相愛、孝行、博愛といった理想は、建前の「常識」となり、競争と格差と貧困によって、「常識」は、個人では克服できない決定的な格差を固定化し勝者が勝者で有り続けるために、多くの普通の人々を欺瞞するためのレトリックに利用されようとしている。

目を転じれば、地中海の浜辺に打ち上げられた幼子の遺体に涙した世界が、命の安全とわずかな希望を求めて国境を越えようとする弱者の前に壁を築こうとしている。

無批判に「常識」的に「ちゃんと」生きていくことの嘘に、気付き、自分の心の中にあるものに正直に生きていくことを決心した司だから、本当の心の悲しみやその後ろに隠れている優しさに、司は気付くことができた。

そして司自身、巻き戻しスイッチを押さなくてもいいと思える仲間に出会えた。

本当は「ちゃんと」していないおじさん (57)男性 2017.3.20 (Mon) 19:45

最終回 予告

別府さん
「僕たち解散しましょう もうカルテットなくても大丈夫じゃないですか」
視聴者 (カルテットファン)
「大丈夫なわけないでしょ!!」
テレビとかで流れると つい突っ込んでしまいます (笑)

小賢しい女 (12)女性 2017.3.20 (Mon) 19:17

ゴール地点のすずめ

松ぼっくりに紛れてすずめちゃん〜!
可愛い〜!(人形)欲しい〜!
しかし、タワーが壊れてしまって松ぼっくりといっしょに落ちてしまったすずめちゃん……大丈夫でしょうか……?

カラス (13)女性 2017.3.20 (Mon) 18:56

司の言葉

「ちゃんとしてきた僕は。。。」
破天荒でなく我儘ではなく、言われたことを忠実に守っていくことが正しいと、ちゃんとして生きてきた司の言葉。

芸術家として、ある意味必要な我儘さがなかった、という意味もあるものの、もっと違う意味も感じ取れる。

弟の圭がカルテットの4人をダメな人といった時、「人を査定しにきたの? どういう資格で?」と非難した司。
弟は世間的に見て「ちゃんとした人」。

すずめの偽超能力少女としての過去を隠して過ごしたOL時代に、面白おかしくすずめに「出ていけ」というメモをすずめの机に代わる代わる置き続けた同僚たちは、過去を隠したいがだめに同僚とのコミュニケーションに加わろうとしなかったすずめと違い、同僚同士ですずめの過去を話題にしてすずめをいじめる輪に加わった「ちゃんとした人」。

ただ世間の常識に従っているだけで、世間の「常識」の目で見て、そこから外れている者を差別し、見下し、排斥することに何の躊躇いも疑問も持たない「ちゃんとした人」たち。

みんなものすごい悪人ではなくても、世間や周りの雰囲気に流され大勢に追従することが正しく生きることだとしか考えずに、大勢に追従することが誤りであることの可能性にさえ目を向けることを拒む「ちゃんとした」人々。

司は3人と触れ合って、そういう「ちゃんとした」生き方はもうしたくないと、そう宣言したのではないかと思う。

自分もちゃんとしていないおじさん (57)男性 2017.3.20 (Mon) 18:23

普遍性と現代性

以前、カルテットは「北の国から」が伝えようとした普遍的な問題について、まだ伝えられていないとコメントした。

ドラマ作りのテクニックの点だけの秀逸さで終わって欲しくないという思いでのコメントをさせてもらった。

奏者としての夢に拘り家庭を失った諭高、すずめと父親との確執、芸術家ファミリーに育った司の疎外感、真紀と幹生の夫婦生活の擦れ違い。
それぞれにおいて、生い立ちにより背負ってしまったものや不器用さ、生真面目さなどのために「こうあればいい」という理想的な関係が築けず、挫折し社会的にも家庭的にも落ちこぼれた4人。

家庭や家族というものが、安心や安らぎを得られる安住の場では必ずしもなりえない現代に生きる者にとって、軽井沢での生活は、4人にとってまさに安住の家庭。

第9話ですずめが「うちでも猫を飼いましょう」と、「うち」と言ったのが象徴的。この4人の家庭に、観る者も、ある種の憧れをもって見ている。
別荘のリビングに家族が会しても、あのような心の温まる交流は得られるのだろうか。

血のつながらない4人の家庭は、一時の夢の世界でのものであるかのように、真紀の嘘の発覚で頓挫してしまう。

夢物語のまま、幸せなままには、物語は終わってくれない。

しかし、おそらく最終回で、4人は再会しカルテットを奏で、心と心の結びつきを確かめ合うことだろう。

互いにその欠点や弱さを受け入れて、そんな部分を含めて認め合い、大事に思えるときに、初めて本当に人と人との心が結ばれる。

「家族」というのは、血のつながりや結婚という契約関係で紡ぎだされる普遍的なものという常識。
そういう常識が成り立ちにくくなっている現代においても、尚且つ、普遍であるもの。
それこそ、このドラマの伝えんとするところだと思う。

カルテットを自分なりに解釈したおじさん (57)男性 2017.3.20 (Mon) 17:49

いよいよ最終回!

明日で最終回あっという間です( ω-、)
毎回笑わせてもらい、時にはうるうるしたりしてました☆車に乗ってるとき、自転車に乗ってるとき、思い出したり後に残る素敵なドラマです♪
もう終わってしまうのが寂しくて、先週放送したものを見返しています★
それにしても、カクレクマノミを知ってた家森さん魚に詳しい?とかどうでもいい分析もしたり、楽しいです♪♪
さて、いよいよ最終回なので、明日仕事急いで帰宅して、ゆっくり見ようと思っています★☆侍ジャパンも応援しています♪♪

ふみ (29)女性 2017.3.20 (Mon) 17:47

行間

本当に行間の使い方が絶妙なドラマで、何話も前の伏線が必ず拾われているし、大切なキーワードが『こうくるかー!』とシビれるようなタイミングで使われるところが、もう本当に大好きです‼終わらないでほしいです…
追伸:家森さん大好きです❤

やもり子女性 2017.3.20 (Mon) 16:56

四重奏

とうとう明日が最終回なんですね。

こんなに一言一言大切に味わいたいドラマに出会ったのは
初めてです。

「好きな子がお腹空かせて待ってる」と家森さんがすずめちゃんを
思って買って帰ったたこ焼き・・・
こういう小さなエピソードの積み重ねが、とっても深い余韻になるんですね。

ラストは素敵な弦楽四重奏を奏でてほしいな。

そして、後日譚の企画、待ってます。

Rie (40)女性 2017.3.20 (Mon) 16:55

明日

いよいよ明日、最終回ですね。
楽しみなような寂しいような複雑な気持ちです。
別府さん、家森さん、マキさん、すずめちゃん。
四人の事がしばらく忘れられそうにありません。
こんなドラマなかなかない。

十姉妹女性 2017.3.20 (Mon) 16:14

ロス、ロス、ロス、ロス、ロス、、、

ロスが怖い。今まで、たくさんのドラマを見て来ましたが、ロスは初めてです。
どうしてこんなに面白いのか?とか、どうしてこんなに深いのか?という事を考えると、みぞみぞしてます。ロスが本当に怖いです。来週は、来週はと考えていると、最終回はもう来週。最悪です。さようならカルテットー。今までありがとう

からあげとレモン (12)女性 2017.3.20 (Mon) 15:57

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