脚本・映像・演技の妙
坂元さんの脚本は設定が重くて、暗い、辛いイメージがあり、敬遠してました。(題名からも)
だから「カルテット」には、こんなに笑ってしまうシーンが多くて意外でした。(コミカルでサスペンス、不思議なティスト)
4人の台詞の絡み具合、絶妙です。(ザラつくのに味がある)
これからも坂元さんの脚本のドラマを観ていきたいです。
大きな団地の片隅でのカルテットの演奏風景。たくさんの子供たちが、嬉しそうに体を動かして、まるで童話の1シーンでした。
4人が振り返ってながめる別荘。出てきたリスに春の訪れを感じました。軽井沢の自然の中に抱かれて紡がれていった美しいドラマです。
真紀さんは、第1ヴァイオリンで、物語を流れさせ、第2の別府さんは、フォローしながら寄り添っていく。チェロのすずめちゃんはヴァイオリンの主題を違う音色で深めていく。家森さんは、3人とは違うものの見方でヴァイオリンのメロディに立体感をもたせていく。
4人の演技のカルテットは見応えがありました。
火曜日が待ちどおしい昨日までの日々は、本当に楽しかったです。