2016年4月期連続ドラマ毎週日曜よる9時放送

現場レポート

クランクアップ

99.9-刑事専門弁護士-』全10話の放送が終了しました!
クランクアップは6月16日深夜。
刑事専門ルームで深山の1ショットがラストカットでした。
スタジオに「これでオールアップです!」の声が響くと、拍手が沸き起こり、木村監督から出演者に花束贈呈。撮影が無事終了した安堵や充実感、感動や笑い、そして寂しさ・・・いろいろな感情がスタッフを含めた一人一人に沸き上がったのではないかと思います。

以下、レギュラー出演者の撮影終了時の様子をご紹介します。

最初にアップを迎えた現場は、佐田弁護士のマンション。6月11日でした。

佐田由紀子役/映美くららさん、佐田かすみ役/畑芽育さん

ステキな奥さま役の映美さんと、かわいいあまりにパパを悩ませる娘役の芽育ちゃんの撮影が終了。パパ役の香川さんも、トウカイテイオー(別名TT)役のマリンちゃんを抱っこして、仲良く家族全員で最後の記念写真を撮りました。

6月13日には「いとこんち」がセットアップ。このお二人のご挨拶です!

坂東健太役/池田貴史さん

最初はホント顔真っ青で来たんですけども、やればやるほど楽しくなってきて、これもみんな演者さんやスタッフさんのおかげだと思っています。どうもありがとうございました!

加奈子役/岸井ゆきのさん

最初に衣装合わせでシンガーソングライターになった時には、こんなふうに毎回CDを撮れると思わなくて、でも撮るとなったらみんなホントに全力で一生懸命やってくださってとってもうれしかったです。なんだかちょっとお別れするのは寂しいんですけど、最後まで頑張ってください!ありがとうございました!

続いて6月16日、法廷でこの方たちがアップしました!

丸川貴久役/青木崇高さん

皆さんホントにありがとうございました。3カ月前にインした初日はまず誕生日を祝っていただいて、おとといはおとといでまた祝っていただいて(出演者たちから「結婚おめでとー」「おめでとー」の声)、今日もアップで祝っていただいて、本当にうれしいです。忘れられない時間になりました。撮影もすごい大変な中、まだあと少し残ってますけども頑張ってください。オンエアも楽しみにしています。丸川は、組織の中でプレッシャーを与えられた人間でしたけど、今日の深山の言葉にすごい助けられました。本当にグッときました。救われた中の一人だなと思いました。どうもありがとうございました!

大友修一役/奥田瑛二さん

皆さん、お疲れ様でした!現場で俳優さんとは仲良くやってたんですが、役柄的に検察側と弁護士側ということで、なんだか気持ちの中はねじれた感じがずっと続いていました。青木君は今、深山の言葉に救われたと言いましたが、私は何にも救われておりません!(みんな爆笑)そのままお別れですが、まぁ打ち上げでおいしい酒を飲みながら過ごしたいと思います。しかしTBS緑山スタジオは24年ぶりで、化粧台の前に座ったら思い出しましたね、24年前を。ですから、今日はセリフもなかったから、遠足に来て真剣な顔してるっていう感じで(笑)。感慨無量でございます。皆さん、お疲れ様でした。ありがとうございました!

そして同じ日、松本さんから超おいしい&栄養満点のケータリングの夕飯の差し入れをいただいた後、刑事専門ルームで撮影。斑目所長がひと足先にオールアップしました!

斑目春彦役/岸部一徳さん

今撮ったシーンが象徴していると思うんですけど、仲がいい。チームワークがいいっていうかね。レギュラー陣が仲いいというのはドラマによくあるんですけど、そこから高いところに持っていくというか、あるいは高度なドラマ、まぁ高度と言っても小ネタとかダジャレとかも含めてですけど(笑)。そういう高級な会話劇に持って行ったこのメンバーが、とにかく僕はすごいなと思いました。僕も見るのがすごい楽しみだったっていうことですけどね。その中に入ることができてホントに良かったなと思います。お疲れ様でした。撮影はもう少し、頑張ってください。じゃ失礼します。(去り際の一言が斑目所長っぽくて?皆さん爆笑で「お疲れ様でしたー!」とお見送り)

その約2時間半後、8人が一斉にオールアップ!
数々のギャグが生まれた刑事ルームらしく、皆さんのコメントにも自由なツッコミが入る賑やかな最後となりました!

落合陽平役/馬場徹さん

最初は彩乃と敵対していると思っていたら、いつの間にか好きになっていて、そのうちすごいいっぱい階級を持った人になっていて(香川さん「階級じゃなくて資格だろ」笑)。後半はこうやって刑事専門ルームで皆さんと一緒に関わらせていただいたりして、すごく楽しい時間と勉強をさせていただきました。ホントに楽しい時間でした。ありがとうございました!

志賀誠役/藤本隆宏さん

ホントに楽しい撮影で、番組を見るのがすごい楽しみでした。特にこの刑事ルームのシーンがすごく面白くて、「本当にこんなこと書いてあったかな」と台本をたまに見ながらテレビを見ましたけど、全然違うこと言ってますね(笑)。自由に芝居されている姿を見て私も勉強になりましたし、奈津子さんとも成就したので(出演者から「え、したの?」「してない!」「した!」「した?」という声が)そこはグレーなんで(笑)、また続編がありましたらぜひ声をかけていただきたいと思います。どうもありがとうございました!

戸川奈津子役/渡辺真起子さん

ほんとに毎日がすごい速度で進んでいって、スタジオに入るとぼんやりしてる暇ないなぁと思いながらも、ぼんやりしたりもしながら、皆様に助けられてここまでやってきました。長い撮影期間、本当にお疲れ様でした。まだ編集などあると思いますが、最後まで頑張ってください。最終話の放送楽しみにしております。ありがとうございました!

藤野宏樹役/マギーさん

志賀さんも言ってましたけれども、ホントに台本にないことをたくさんやってすいませんでした!普通のドラマの現場だったら怒られることです。だけど、この現場は何かを言えば必ず録音部さんがマイクを付けに来てくれて、そして僕の割り(カット)がなくても、いつの間にか撮ってもらえていて、そして編集でちゃんと入れてもらってる。こんなにしてもらえるところはなかったです。だからホントに毎回よけいなことをやらせていただきました。だけど、もし僕のことが嫌いな人がいたらすいません(笑)。いらんことばっかしやがって!と思ってる人がいたら申し訳ございません!サガなんです!!こんなにプロ意識と遊び心と明るさのある現場は他にないと思います。僕は44歳の誕生日をここで迎えさせていただいたんですけれども、またここで誕生日を祝っていただきたいなと思っております。どうもありがとうございました!

明石達也役/片桐仁さん

(助監督が、片桐さんの紹介を忘れて榮倉さんを紹介してしまい「あー!ごめんなさい!すいません!」と平謝り。出演者・スタッフは爆笑)もういいです!(といじける片桐さんに、助監督が改めてきちんと紹介)どうもありがとうございました!ホントに皆さんには勉強させていただきました。(出演者たちからお決まりの「え?」「え?」「え?」 爆笑)こうやって、温かい先輩方からね、いや先輩でもないですね(笑)。衣裳もすべてに「A」が入ってるところから愛情が溢れてて、あとは僕も粘土を紹介させてもらったりとかしてね。(マギーさん「粘土紹介しに来たんでしょ?」)違う!出に来たのっ!!明石達也という役でセカンドブレークさせてもらいました。ホントに現場現場で「ああしろ、こうしろ」ってこんなに共演者に言われることはなかったですよ。で、アップアップになりながらも勉強させていただいて。ほんとに今まで20年やって来て、自分は何してたんだろうって目からウロコなことばっかり。なおかつ何言ってるかわからないことが多くて(マギーさん「うん、今もそうだよ」)今も!?ほんとにご迷惑おかけしましたーっ!(皆さん、爆笑)まだ死なずにすんでるんで、この後があればまた出していただきたいと思っております。どうもお世話になりました!ありがとうございました!

立花彩乃役/榮倉奈々さん

ホントにありがとうございました。お世話になりました。企画段階でいただいた彩乃は、天才ではなく秀才でプライドが高くて、けっこうお高い女性の役だったんですけど、だいぶガラリと方向転換して(笑)。そういう角度から見たらお高い人でもあり、また違う角度から見たらプ女子のオタクな一面もありということなのかなって。すごく楽しかったです!ホント笑いのプロフェッショナルの皆さんで、毎日笑い疲れてクタクタで、幸せでした。(松本さん「笑いのプロって!」)違うんですか(笑)。とりあえず皆さんゆっくり休んでいただきたいです。ありがとうございました。(松本さん「今日覚えたヤツ、やりますか?」)やりませんっ!(皆さん、笑)

佐田篤弘役/香川照之さん

ありがとうございました。お疲れ様でした。刑事専門ルームの中では一番年上となり、気が付いたら僕もキャリアを重ねたなと思った現場ではありました。しかし一方で、どれだけ俳優が自由にやるかということに今実は一番興味があって、この現場でも松本さんにどれだけ自由にやってもらえるかということをクランクインの日に思いました。しかし何よりも……(緑山スタジオの12時を告げるアラームが鳴る)あ、今12時鳴りましたけども。(マギーさん「明かり消すよ。申請出てないからー」)いや、僕が申請出しましたから!(爆笑)何よりも松本さんが一日目でキャラクターをつかまれたこと、これが3カ月半自由にやらせてもらえた理由だと思います。この松本さんの力に感謝します。(松本さん「ありがとうございます」)そして、マギーさんがおっしゃいましたけど、この自由さをすべてやれるだけのグラウンドを全員が持っていた刑事専門ルーム、そして諸先輩方、後輩たち、この素晴らしいキャストを組んでくださったスタッフ、プロデューサーに感謝します。また、木村監督が初日に「僕はオヤジギャグから始める」と言ったあの一言で、どれだけ僕らが不安になったか。しかし、この一言が実は『99.9』を作る中核になったということを、あの時我々は知りませんでした。このことをホントに思い知らされて、木村さんにも改めて頭が下がる思いです。8年前に『20世紀少年』という映画で初めてご一緒させていただいたときに、たった3行のト書きを徹夜で撮った監督という僕の中でのイメージだったんですけど、この『99.9』でこれだけ素晴らしい現場を3カ月半与えてくださった神様だと思います。ホントにありがとうございます!そして、この自由さをやってくださった素晴らしい技術スタッフ、照明部、撮影部、録音部、制作部、演出部、美術部・・・全部、素晴らしいスタッフだったと思います。僕が途中1カ月間、舞台で穴をあけてご迷惑をおかけしましたけれど、それも関係なく僕は自由にやることができました。支えてくださったスタッフに感謝します。本当に楽しかったです。ありがとうございます!

深山大翔役/松本潤さん

3カ月半、3月5日から始まったこのドラマの撮影、ホントに長い間お疲れ様でした。ありがとうございました。今、香川さんがいろんな話してくださいましたが、ホントに感謝です。僕自身は2009年以来のドラマだったので、TBSのドラマに帰ってこれたことがすごいうれしかったですし、この日曜劇場に出させていただけたて、すごい光栄でした。そして、オリジナル脚本でオリジナルのストーリーで、こういうチャレンジするドラマを皆さんとできたことがすごく楽しかったですし、刺激でしたし、現場に来るのがほんっとに楽しかったです!こんな現場なかなかないと思います。本当にいろんな人たちがいいものを作ろうと思ってこの現場に来ていて、誰かが良くしようと思ってるその思いで、他の誰かがまた頑張ろうと思うっていう、すごくいい方向に回っていった現場だと思います。そういうのって、みんな思ってもなかなかできないことの方が多いと僕は思ってるんですけど、それがこの現場ではうまく回ったなと思います。そんな作品に自分が参加できたこと、今までやって来て良かったなと思うし、この時間を大切にこれからも頑張っていけたらいいなというふうに思っています。ま、ここであまり長く話しても仕方ないんで、楽しいお酒をみんなで飲みたいと思います。スタッフの皆さん、3カ月半ホントにありがとうございました!また、あるかなー?ないかなー?(片桐さん「ないの?」)わかんないねー。(片桐さん「わかんないの?」)わかんないですけど、また皆さんと現場でお会いできるのを楽しみにしています!3カ月半、本当にありがとうございました!お疲れ様でした!

たくさんの大きな拍手が続いて、最後は木村監督の音頭で出演者・スタッフ全員でカンパイ!皆さんそれぞれ挨拶や握手をして、笑顔でお別れとなりました。

ドラマをご覧いただいいた皆様、応援してくださった皆様、本当にありがとうございました!

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