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出演者インタビュー

山賀葉子役 財前直見

原作はお読みになられましたか?

『家族狩り』に関しては、ストーリー展開や結末を知らない状態で台本を受け取りたいと思ったので、あえて読みませんでした。 全てが終わってから原作を読みたいと思っています。

台本を読んだ印象はいかがでしたか?

様々な悩みを抱えた家族が登場しますが、全体的には“家族を修復すること”が、このドラマの伝えたいことなのかなと思いました。

財前さん演じる山賀葉子はどのような人物ですか?

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ボランティアで思春期に関する悩み電話相談を受け付けていて、子育て問題に熱心な女性です。(第5話で)「子育てに失敗しているから」というセリフがありましたが、それぞれの家族が抱える問題を他人事とは思えず、少しでも相談者の気持ちが楽になって欲しいと思い、痛みを共感して慰めています。
突っ走ってしまった游子をなだめることも多く、游子にとってはよき相談相手です。
というのは表の顔で……裏と言っていいのか分かりませんが、実は「家族を狩っていた」のが山賀葉子です。

葉子の正体が明らかになりましたが、2つの顔を演じられていていかがですか?

まず表の顔に関しては、穏やかで優しく話しやすい雰囲気を作るように心がけました。心を開きやすくするために壁を作らずに問いかけたり、スキンシップを多めにしたりしています。
裏の顔に関しては、プロデューサーの植田さんとお話したときに、ある意味ではナースのような、おくりびとのようなイメージであるとおっしゃっていました。葉子は快楽のために殺しているのではなく、「送って差し上げた」という言葉を使っていて、“幸せな家族として生まれ変わって欲しい”という願いを込めて送っているので、私もそういう気持ちで撮影に臨んでいます。
とはいえ、葉子自身が表の顔を演じているのではなく、表も裏も本来の葉子の姿であると思っています。2つの顔を演じていて、天使と悪魔、善と悪というか……ある人が見たら天国に見えるけれど、別の人が見たら地獄にも見える。善と悪の境が捕らえ方によって違うのかもしれないと感じました。殺人という行為は完全な悪ですが、どこか天使的な気持ちが葉子にはあるんです。かなり複雑な気持ちが渦巻いています。

大野甲太郎を演じる藤本隆宏さんとは何か具体的なお話をされましたか?

「いい人なのか、悪い人なのか、我々も分からないね」という話はしましたね。やっている行為は残忍ですから、「複雑だね」と。家族を送り出すシーンを撮影していて、そういう場に直面したら精神状態がおかしくなるだろうと思いました。実際の血ではないのですが、見ていて不思議な感覚に陥りました。あまり根つめていると、気持ちが不安定になりそうなので、藤本さんとは和気藹々と冗談を言い合いながら撮影しています。

『家族狩り』で取り上げられている子育て・DVなど身近で共感することはありますか?

生きていると良い事も悪い事もありますし、最初は幸せだったのにある状況に陥ったことで不幸になることもあると思います。何をきっかけに今の状況が変化するかは誰にも分からないですよね。それは、『家族狩り』の登場人物が特殊だとかそういうことではなく、誰にでも起こり得ることなのかなと。
私には息子がいますから、彼が高校生になった時にどういう親でいなければならないのか?と、『家族狩り』に出会って考えさせられました。ましてや親だけの責任じゃなく、子供自身が問題を抱えて命を絶つことになったら?子供サインを見逃さずにいられるのか?など、マイナスなことばっかり考えてしまって不安になりましたね。
私自身、今は幸せに生きていますが、挫折を味わうこともあるし、失敗することもある。そういうときに、親としてどうすればいいのか、それは永遠のテーマだと思います。

子育てをしている方にはハードな問題ですね。

幸せな家族をお持ちの方は見ないでください!
もし見ていただけるなら、こういう家族もあるんだなという“反面家族”としての受け止め方をして欲しいと思います。
……と言ってしまうと、出演者として失格ですね(笑)。こういう家族がいることを知っていただき、家族を改めて考えるきっかけになればと思います。
また『家族狩り』は、子供が親を殺すのを葉子と大野が手伝うのではなく、葉子と大野が親を殺す姿を子供に見せているんですね。親としては子供に殺されるならば納得できるけど、「何であんたが殺すの?」って思うんじゃないかと私は思っていて……極論ですけど、自分の子供に殺されるなら自業自得だと納得して死ねる気がするんです。
最終回では、そういった真相が明らかになればいいなと思っています。

財前さんにとって「家族」とは?

「守りたいもの」です。
人間、社会生活を送る上での基本は“家族”だと思います。生まれて最初の人間関係は、親・兄弟・祖父母などの“家族関係”。まず基本の家族をしっかり守らないと息子もしっかりと社会で羽ばたけないだろうし、友達、先輩、先生たちとの関係を築けないと思うので、「いつでも家族の元へ帰っておいで」と親として見守りたいと思っています。

NEW!視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。

松雪さんと、監督、プロデューサーと、私の四人で、最終回の方向性について話し合いをしました。
このドラマを通して、葉子と、大野は、【愛と、責任】を、伝えたかったと思っています。
子供達へ、この親を選んだのは、神様から与えられた宿題。
【〜してくれなかった。】から卒業して、【だったらどうする?】に、変換しよう。
貴方の人生は、【貴方の考え方を変えるだけで幸せになる。】

【だったらどうする?】 疑問を投げかける事で、このドラマを通して、家族とは何か、自分とは何か、幸せになるにはどうするのか?
考えて欲しい。

『でないと、大野と葉子が、家族狩りに行きますよ』(笑)

そんなメッセージ【愛】を込めて、私は葉子を演じました。
このドラマに出会えて幸せです。周りの方々に【心より感謝しています。】

最終回まで観て下さった皆さんありがとうございました。

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