イメージ

出演者インタビュー

石倉真弓役 篠田麻里子

『家族狩り』の原作・台本を読んだ感想はいかがですか?

私の演じる真弓はもちろん、登場人物ひとりひとりが丁寧に描かれていて、愛があり、人間ドラマがあり、物語に引き込まれました。テーマは難しいのですが、家族の抱えている問題をリアルに描いた作品だと思います。一家心中のシーンは読んでいて怖かったのですが、現代にもこういう問題を抱えている家族がいると思うと辛くなりました。

演じる石倉(馬見原)真弓はどのような人物ですか?

イメージ

遠藤憲一さん演じる馬見原光毅の娘で、今は結婚して石倉真弓となり、娘が一人います。 真弓は父親に反発することでしか自分の感情を表現できない、とても不器用な女性です。何年間も蓄積された親子関係があるから、「愛して欲しい」と素直に言えずに手を出してしまうことがあります。本当は“お父さんのことが大好き”なんだと演じていてひしひしと感じますし、“愛されたい”という気持ちと、“愛してあげたい”という両方の気持ちを持っていて、とても可愛い女性だと私は思います。感情の揺れ動くシーンが多いので難しい役柄ですが、演じていて楽しいです。

母親を演じることに関して、どう感じていますか?

私自身は結婚していないし子供もいませんが、友達の子供を抱かせてもらった時にとっても愛おしく感じました。自分の子供でなくても愛を感じるのだから、それが自分の子供だったら必死に愛するだろうし、自分の命を失くしてでも守りたいと思うだろうなということを胸にとめて演じています。

第6話では父・馬見原光毅に感情をぶつけるシーンがありますか……。

とってもとっても緊張しました。私、自分に自信が無いのでリハーサルから全力でやらないと本番で出来ないというか……不安になってしまうんです。撮影前に「全力で行かせてください!」と遠藤さんにお願いしたら「俺そういうの好きだから。かかってこい!」と言ってくださったので、「お父さんに見つめられたら、こういう気持ちになるんだ」とか「ここで涙が出そうになるんだ」とか真弓の揺れ動く心を感じてから本番に挑めました。思いっきりやらせていただいたので、お父さんに真弓の思いをぶつけられたと思います。 撮影後、遠藤さんが頭をポンポンと撫でてくださったのですが、それがとっても嬉しかったです。今、真弓がお父さんに頭を撫でられることはないのですが、“きっと真弓もお父さんにこんな風にして欲しいんだろうなあ”という気持ちになり、涙が出てきました。今後、真弓とお父さんの関係がいい方向に向かって欲しいなと思いました。

母・佐和子に対する真弓はどのような人物ですか?

真弓にとってお母さんは一番の理解者ですから、お父さんと暮らしていることに不安を感じています。お母さんの体調が悪いとか倒れたとか、そういう一つ一つの出来事が真弓にとってはすごく辛いですし、演じていて悲しい気持ちになります。6話の(母・佐和子との)撮影の日は、自宅から辛く悲しい気持ちを胸に抱えて現場に来たので、集中しすぎて共演者のみなさんやスタッフのみなさんに心配をおかけしたかもしれません。みなさんのおかげで、精いっぱい演じることができました。

父・馬見原とは対照的に、夫・鉄哉は家事や育児に協力的な人ですね。

そうですね。鉄ちゃんは真弓と同じく昔グレていたので共感できるところが多いし、真弓の思いを理解してくれる優しい人です。お母さんのことも心配してくれているので、真弓にとっては最高の旦那さんだと思います。 お父さんは亭主関白でお母さんに一言も言わせないタイプなので、現代には余りいないタイプかな。けれど、私の父もお父さん(馬見原光毅)のような厳さと、鉄ちゃんみたいな優しさもある人なので、両方の気持ちを理解できるというか……真逆は真逆ですけど、両方好きです。

共演者の印象、現場の雰囲気はいかがですか?

遠藤さんはとっても優しくて愛にあふれていて大好きなので、憎しみに変えて演じなければならないのがすごく辛いです。「本当にすいません!」と謝りながら憎しみを込めて演じています。 秋山さんも佐野さんも他の共演者の方々も……みなさん、すっごく優しいので『家族狩り』に参加できて幸せです。以前、出演者とスタッフで食事会をしたのですが、私とは共演シーンのない方も「こっちにおいでよ〜」などとフランクに話しかけてくださり、とっても楽しい時間を過ごせました。現場でみなさんにお会い出来ないのは寂しいですけど、アットホームな現場だと思います。

印象に残っているシーンはありますか?

『家族狩り』の撮影初日が8年前の設定で、お父さんに殴られるシーンだったのですごく印象に残っています。殴られたときの悔しい気持ちが今の真弓に影響していると思うので、真弓を演じる上で殴られるシーンでクランクイン出来て本当によかったです。

幼児虐待、介護など様々な問題が出てきますが、身近に感じられる事はありますか?

最近は幼児虐待や育児放棄などが頻繁に取り上げられているので身近に感じますし、実際に苦しんでいる人はもっと多いのでは?と思います。 そんな中、子供への愛情をどう表現していいか分からない人ってたくさんいると思うんです。それは悪いことではなくて、一生懸命愛情を注いでいるつもりだけれど、愛情が足りているのか不安になったり、これ以上は虐待になってしまうのではないかと悩んだり……。私自身は子育てを経験していませんが、どのように接すればいいのか不安になるかもしれないと、『家族狩り』という作品に出会って感じました。 そして、この『家族狩り』という作品が、悩みを抱えている方を救うための問題提起になればいいなと思います。

篠田さんにとって家族とは?

「自分の命を捨ててでも守りたい人」です。私は家族からたくさん愛情を受けて育ってきたので、お母さん、お父さん、お兄ちゃん、妹……自分が死んででも守りたいと常に思っています。家族はかけがえのない本当に本当に大切な存在です。

最後に、視聴者のみなさんにメッセージをお願いします

真弓は父への愛情をうまく表現できない不器用な人です。私は素直になれない真弓がとってもかわいいと思いますし、真弓に息を吹き込みたいと思いながら精いっぱい演じました。最後まで注目してご覧いただけたらと思います。

スペシャルコンテンツ

グッズ発売中!

PAGE TOP