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出演者インタビュー

油井善博役 谷田歩

原作はお読みになられましたか?

1週間ほどで全五部をいっきに読みました。心の中がモヤっとして気持ちが重くなる衝撃的な作品でしたね。登場人物が抱えている問題、家庭内暴力や児童虐待などは最近新聞やニュースなどで見聞きすることが多いので、身近に感じましたし。演じる上で先入観が入ってしまうからと躊躇したのですが、一部を読んだら二部、三部……と、最後まで読んでしまいました。

家庭内暴力や児童虐待などが身近に感じている?

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そうですね。幼児虐待、家庭内暴力……最近もニュースになっていましたが、親が子供を殺したり、子供が親を殺したりっていうのは、現実に事件が増えているのか、報道されている数が多いのかは分からないですけど、身につまされます。僕にも子供がいるので児童虐待のニュースを聞くたびに涙が流れるぐらい悔しいです。

台本を読んだ感想はいかがでしたか?

とても読みやすくて面白かったです。原作をそのまま台本にしているのではなく、ドラマならではのアレンジが加わっていたので、こういう切り口もあるのか!と僕自身も驚きました。原作のファンでも楽しめる内容に仕上がっているので、絶対に楽しんでいただけると思います。

『家族狩り』を映像化する魅力はどこですか?

家族がテーマなんですけど、その中で「家」も重要なんですよね。家族の住む家。台本を読んで、この撮影を許可してくれる家があるのかな?もしかたら全部セットを建てるのかな?と思っていたのですが、スタッフのみなさんの頑張りとご協力で、それぞれの設定に合う「家」を見つけ出してくださり、本当に素晴らしいなと思いました。小説を読んでいる段階では自分が想像した“家族”と“家”なんですけど、映像化すると「共通の“家族”と“家”」を視聴者のみなさんに届けられるので、それが映像化の醍醐味かなと。僕も原作を読んだ方が納得できるような “油井”に近づけたらいいなと思いながら演じています。

演じる油井善博はどのような人物ですか?

“弱い男”ですね。弱いからこそ、粋がっている。
油井の元妻・綾女もそうですが、『家族狩り』に出てくる女性陣って、ものすごく芯が強いんですよね。その強さに勝つために油井は暴力や脅しで支配しようとしているだけで、誰よりも弱い男だと思います。

油井の弱さとは?

妻や子供に暴力を振るうような人間は、絶対に弱いんです。弱いからこそ、自分より弱い人間を暴力で押さえつける。怖いんでしょうね、弱さを知られるのが。油井に関しては、人と関わる時に目を見られなかったり、目を見たとしても笑って誤魔化して強く見せたりするような、そういう男を演じていたいと思っています。

油井に共感できるところはありますか?

あるって言ったら問題ですよね。油井には共感はできません。
でも……僕自身、夫婦喧嘩もしますし、カッときて子供を感情で叱ってしまい後悔することもある。そこで手を出すか出さないかの違いなんですけど、これ以上やってしまったら僕も油井と同じになってしまうのでは?と考えてしまったことがありました。虐待としつけの境界線に悩んでいる方もいるかもしれませんが、ほとんどの親がそれを理解しようと努力しているのですから、油井の行動は許してはいけないと思います。

印象に残っているシーンはありますか?

「あんたが俺の家族を狩ったように、俺もあんたの家族を狩ってやりますから」というセリフは、まさか初回放送前のスポットなどでも使用されると思っていなくて、自分の声を聞くたびに頭の中でリフレインされて印象に残っています。 あとは、物語の後半に油井が感情を出すシーンがあるのですが、演じていて楽しかったですね。 ぜひ楽しみにしていてください。

谷田さんにとって家族とは?

大好きでも憎みあっていても、「切ってはいけない繋がり」だと思います。
親になってみて、家族の絆というものを改めて実感しています。

『家族狩り』がどのような作品になって欲しいですか?

視聴者のみなさんがドラマを見終わった後、自分の家族に優しい言葉をかけたくなるような作品になればと思います。

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