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出演者インタビュー

椎村栄作役 平岡祐太

タイトル、台本を読んだ印象はいかがですか?

「何てセンセーショナルなタイトルなんだ……」と思いました。タイトルでこんなにもインパクトがあるのだから、どのような内容なのだろうとワクワクしながら台本を開いたら……さらに衝撃的でした。個人や家族がそれぞれ悩みを抱えていてすごくディープなんですけど、全体的にドライな印象を受けたというか、人間の苦悩・深さを客観的に描いている作品だと感じました。登場人物からは“孤独感”……自分の気持ちをどうやって周りにぶつければいいのか、どのようにコミュニケーションをとればいいのかという苦悩と不器用さが伝わってきました。
また同時に、「この作品をどうやって映像化するんだろう」「本当にテレビドラマに出来るのか?」と疑問がよぎったのですが、台本を読み進めていく中で、「この作品を視聴者のみなさんに届けたい。チャレンジしなくてはいけない作品だな」と思いました。

チャレンジとは?

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最近は、“あれはダメ、これはダメ”と表現を制限されることが多い気がします。もちろんある程度の制限は必要ですが、制作する側が自主的に制限をかけてしまうとドラマとしての魅力が減ってしまうのではないかと。そんな中『家族狩り』という作品は、人間の骨太な部分をギリギリのラインまで描写しているので、チャレンジしていると思います。勇気を持って作品を観てくれるお客さんに自身を持って届けられる作品です。

演じられる椎村栄作はどのような人物ですか?

警視庁捜査一課の刑事で、馬見原さんの部下です。
一家心中事件に関して、馬見原さんとコンビを組んで捜査をしています。
僕個人の感想なのですが、原作の椎村からは“刑事として成長したい気持ちの強い好青年”という印象を受けたのですが、ドラマ版の椎村からは“事件に対してスマートに対応するドライな現代風の刑事・人間”だと思いました。植田プロデューサーや坪井監督から「現代的な刑事をやって欲しい。台本をベースにした椎村を演じて欲しい」と言われていたので、キャラクターや佇まいに関しては台本から汲み取って演じています。馬見原さんは昔気質の刑事で僕の演じる椎村は現代風の刑事なので、会話の中で2人の対比が出ると面白くなるんではないかなと思っています。

遠藤さんとは具体的に“対比”に関してお話されましたか?

話してないです。手の内を見せ合うのは好きではないので(笑)、遠藤さんから感じたものを受け取りながら椎村を演じています。

遠藤さんの印象はいかがですか?

遠藤さんとは、すごく和やかに過ごしています(笑)。
撮影現場で同じ時間を過ごしていると、遠藤さんのことがより好きになっていくんです。遠藤さんはすごく優しい方ですしフランクに話してくださるので、僕が遠藤さんに抱いている感情を椎村にリンクさせていきたいなと思っています。

リンクさせるとは?

演じていて、椎村は“昔気質の馬見原さんと自分は性格的に合わないかも……”と思っている気がしました。まだ距離感をつかめておらず、どう接すればいいのか悩んでいるというか。表面上は伝わらないけれど、心の中では馬見原さんを信頼し尊敬していているという雰囲気を椎村から出せたらいいなと思っています。僕自身は遠藤さんのことが大好きなので、その気持ちを椎村に乗せていきたいと思っています。

印象に残っているセリフはありますか?

僕のセリフではないのですが……馬見原さんの「家族狩りだよ」というセリフが衝撃でした。このセリフは台本を読んだ段階から印象に残っていて、撮影を楽しみにしていたのですが、現場で遠藤さん演じる馬見原さんの言葉を聞いた瞬間に鳥肌が立ちました。自分がイメージしていた以上に、“こんな複雑な気持ちが乗っかってくるんだ” “こんなにもインパクトのある言葉なんだ”とゾクゾクしました。

7話では、馬見原が犯人なのでは?と怪しんでいましたが……

そうですね。一家心中現場で馬見原さんのライターを発見するのですが、椎村の複雑な心境が複雑に出せたら良いなと思いながら演じました。「馬見原さんが犯人だ」と淡白に表現するのではなく、“身近な人が犯罪者だったら?”という恐怖感と“馬見原さんを信じたい”という複雑な思いを椎村から出せたらと思っています。

今後、『家族狩り』はどんな展開になると思いますか?

それは植田プロデューサーに聞いてください(笑)
台本をもらうたびに「こういう展開になるの!?」と驚くことの方が多いので、僕自身も植田プロデューサーに騙されています(笑)。展開が分からないまま演じる方が、答えを知りながらやるよりもいい場合もあるし、『家族狩り』に関してはその場の空気を瞬時にキャッチしながらやっているので楽しいです。

原作のある作品ですが、ドラマ版のラストは分からない?

そうですね、分からないです。
原作の天童先生と話し合いながら台本を作っていると伺ったので、ドラマだから描けるオリジナルの展開になるのではないかと思っています。原作ファンの方にも楽しんでいただける内容に仕上がっていると思います。

平岡さんにとって「家族」とは?

家族……。難しいです。
「形が変わっていくもの」でしょうか。
僕自身も両親も兄弟も……歳を重ねるに連れ、それぞれの生活も環境も立場も変わりますよね。子供の頃のような家族には戻れないけれど、変わっていくことで新たな関係も生まれますから、いい意味で変わっていくものだと思います。

最後に、視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。

辛く悲しい心中事件も描かれていますが、根本にはとっても温かい“愛”であふれています。登場人物の中に共感できるキャラクターがいれば自分と重ねながら、共感できない方は“もし自分がこのような状態だったら?”とイメージしながら見ていただけると嬉しいです。この作品を通して、「家族」を考える、感じるきっかけになればと思います。
ミステリーとしても楽しめますので、最後まで見逃さずにご覧ください。

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