===森本毅郎・スタンバイ！===

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【ハワイで運転免許を取得する、その？】

2003年05月26日

今週と来週は、ハワイの運転免許についてお話をしたいと思います。私の初めてのアメリカの運転免許証は、1998年にケンタッキー州で取ったものでした。その後2001年の初めにハワイに来たんですが、そのまま有効期限までケンタッキーの運転免許を使っていいとのことだったので、今までハワイの道路をケンタッキーの免許証で運転していたわけです。
アメリカでは運転免許証が身分証明書になるので、スーパーでカードを使って買い物する時や、お酒を買う時など、ほとんど毎日のように見せなくてはなりません。更に、ハワイに住んでいることを証明できれば、居住者割引が受けられる事が多いんです。ですから本当は、なるべく早くその州の免許証に変える方がいいわけです。
その居住者割引はカマアイナ割引（カマアイナとはハワイ語で地元の人）というのですが、カマアイナ割引が受けられる所としては、動物園、美術館、ゴルフ場、パブリックのゴルフ場だと半額ぐらいになります！ワイキキのホテルは3割前後の割引、レストランでもカマアイナだと10％前後引いてくれるレストランもあります。
試験の前日は久し振りに猛勉強しました。試験問題集は70問、完全丸暗記しようと頑張りましたが、一夜漬けでとっても不安です。若い頃なら覚えるのは得意だったんですが、もう最近は家の中で3歩あるくと、「何をやろうとしていたのか？」忘れてしまって、と言う事がしょっちゅうなので、マズイです。
試験会場はオアフ島で4ヶ所あり、1番近いホノルル会場へ行きました。申込書には、名前、出身地、生年月日、そして、身長、体重、目の色、髪の色を書く欄があるんです。これは自己申請ですから、ここだけの話ですけれど、実際よりだいぶほっそりと書いてしまいました。でも、自己申請の身長、体重は、出来上がった免許証の表面にしっかり印刷されるので、あまり大嘘はつけません。
その他、コンタクトはしているか？ハワイで運転して有罪判決を受けた事があるか？など7～8問のチェック項目があります。書くことが多すぎて、だんだんパニックになってきます。やっと書き終えて、まずは目の検査に向かいます。そこは長蛇の列。筆記試験にたどり着くまで一体何時間かかるのか、そうしている間にも、覚えていたものが耳からこぼれているような気がしてきて、大丈夫なんでしょうか?続きは来週、筆記試験の様子をお伝えしたいと思います。

【ベトナム料理はとっても美味しい】

2003年05月19日

ハワイはアジア系の移民が多いので、日本食、中華料理、韓国料理、タイ料理にベトナム料理、毎日食べても大丈夫なほど、ハワイにはおいしい「アジアの味」が揃っているのです。手軽に食べられるベトナム料理をご紹介したいと思います。
最初にご紹介するのは、ベトナムサンドイッチです。ベトナム料理のレストランにも置いてありますが、手軽に食べられるお店、「BA－LE」＝バレをご紹介したいと思います。バレのベトナムサンドイッチの特徴は、パンがフランスパンなのです。20センチ程のフランスパンは、まわりがパリパリ、サクサクで、中身はしっとり、ふっかふかの自家製フランスパン。具を挟む前にトースターで軽く焼いてあるので、余計にパリパリ、香ばしさが増すのです。
サンドイッチの中身は、千切りの大根と人参の酢漬けがぎゅっと詰まって入っています。甘酢っぱい大根と人参の生のコリッとした食感がとってもおいしいんです。私のお気に入りは、パテ＆スティームポークで＄3.25。蒸し豚のハムに、コクのあるパテが挟まっていて、これが、パリパリのパン、あっさりの野菜、ちょっぴりこってりのパテとマッチしてたまらない！全ての具にチャイニーズパセリ、いわゆるパクチーがぱらっとかかっています。他にもツナサンドイッチ、豆腐サンドイッチなど14種類もあります。一人前350円から400円位です。
生春巻きや春巻きなどのサイドオーダーも充実しています。デザートはバナナチョコレートやココナッツなどタピオカ入りのもので＄1.39。バレはホノルルいろんな所にお店がありますが、わかりやすいのはアラモアナショッピングセンターのシアーズの1階か、ワード地区スポーツ・オーソリティのとなりにあります。青いエッフェル塔が目印です。
そして、もう1つのお勧め、お手頃ベトナム料理はフォー。ＰＨＯと書いてフォーと読みます。ベトナム風のラーメンのことで、ベトナム料理のお店ならどこでも置いてありますが、これがまた「やみつき」になります。だいたいどのお店でも＄5前後で食べられますが、私のお気に入りはチャイナタウンにあるフォー専門店「フォー・バック」。いつも地元の人達で、広い店内はいっぱい。古い食堂みたいな感じで、椅子もテーブルも古くてガタガタ、傾かない椅子を探すのが大変です。いつもここでは体を傾けて食べているような気がします。
ビーフを長時間煮込み、7種類のスパイスで味を整えたスープは、あっさりしているのにコクがあります。運ばれてくる器には麺とスープしか入っていなくて、別のお皿に生のもやし、バジル、ミントなどが山盛りになっています。それをちぎってスープ麺の上にどさっと乗せます。好みでホットチリソースを入れて、レモンをぎゅっと絞っていただきます。「フォー・バック」はチャイナタウンの西の外れ、空港に向かう二ミッツ・ハイウエィと運河の手前、リバーストリートの角にあります。

【ゴムぞうりはハワイ人の証明】

2003年05月12日

ハワイの人は本当にゴムぞうりが大好き、小学生から大学生まで当たり前のようにゴムぞうりを履いて学校に通っています。子供達はゴムぞうりを履いたまま全速力で走る事が出来るんです！さすがに体育の授業の時はスニーカーに履き替えますが、スニーカーを家に忘れたりすると、ゴムぞうりの上からガムテープで足の甲の部分をぐるぐる巻きにして授業を受ける子もいます。
ハワイっ子は、普段用とお出かけ用と、ちゃんと使い分けています。お出かけ用のゴムぞうりなんて、と思うでしょ？それがちゃんと、あるんです！私のお出かけ用のゴムぞうりは2足ありまして、1つは鼻緒がピンクでビーズの飾りが付いているもの。もう1つは黒のゴムぞうりの鼻緒にラインストーンのカラフルな石がごろごろ、光できらきら輝くんです。足の指3本にはトゥーリング（足の指輪）、爪だって二色塗り、ゴムぞうりを履いていても派手に決めます。これならアラモアナに買い物に行けるし、ランチやディナーだって出掛けちゃいます。
若い女の子達に人気のお出かけ用ゴムぞうりで、カマボコと呼ばれる厚底ゴムぞうりがあります。「カマボコ」という言葉は、こちらの女の子の間で、「靴底の厚い」という意味でちゃんと定着しています。この厚底のカマボコゴムぞうりは、厚さが4～5センチのものから、10センチ以上もありそうなダブルカマボコと呼ばれるものまであります。靴底の横の部分にはハイビスカスの絵が描かれていたり、足の当たる部分がゴザ敷きになっているものも人気です。
小さい頃から裸足に慣れているハワイの人達は、足の裏の皮も厚く子供だけじゃなく大人も、焼けた砂やコンクリートの上を平気な顔をして歩いています。今度ハワイに来たら、ビーチでよーく見てみてください。海からあっちっちと変なダンスをしながら戻って来るのは、私達日本人か、アメリカ本土からの観光客だけです。ハワイっ子は表情も変えずにゆったりのっそりと焼けた砂の上を戻ってきます。あれには感心します。
ゴムぞうりにも実は難点があります。ハワイっ子は小さい時からゴムぞうりを履いて自由に足を遊ばせてきたので、靴の窮屈さをあまり知らずに育って来ました。それで、彼らの足は見事なまでにダンビロ、コウダカになってしまうのです。足の甲は日焼けで真っ黒なんですが、鼻緒の後が真っ白く残ります。家の中でゴムぞうりを脱いでも、まるでまだ履いているように見えるんです。私の足にもしっかり鼻緒の日焼け跡が出来ましたので、これで本当のハワイっ子の仲間入りです。
皆さんも日本でハイヒールや皮靴に窮屈に閉じ込めているかわいそうな足を、ゴムぞうりで癒してあげてください。私の足はもう、ハイヒールは履けない足になってしまいましたけど......。

【家族で行って欲しい、とっておきの場所】

2003年05月05日

今日ご紹介するのは、ハワイの子供たちがよく遠足で出かける場所ですが、ぜひ日本のファミリーにも来て頂きたいところなんです。名前はカカアコ・ウォーターフロントパークにある「ハワイ・チルドレン・ディスカバリー・センター」です。非営利団体による運営で、スタッフの多くはボランティアで成り立っていて、子供たちが遊びながら学ぶという主旨で作られています。
館内は広く、3階まで各フロアーごとにテーマが決められています。入り口を入ると、まず人間の体の仕組みを知るコーナー。心臓、胃、口の大きな模型があるんですが、これがちっともグロテスクではなく、例えば大きなハートの心臓があったり、自分が食べ物になって口から入って、滑り台で滑り降りてくると、そこは胃の模型、といった感じです。
「ユア・タウン」は、あなたの町のコーナーで、これは結構すごいです。街にあるものが全部そろっています。間口３メートルぐらいの小さなお店が並んでいて、まるで映画やドラマのセットのようです。小さな銀行の窓口に座ったり、ATMでおもちゃのお金をおろせたり、それを持ってとなりのスーパーへ行き、ショッピングカートにミルクやシリアルを詰めてレジでピッピっと、かなりリアルなお買い物ごっこが出来ます。
町のテレビ局にはニューススタジオがあります。ダイアモンドヘッドの写真をバックにマイクとテーブルがセットされていて、座るとモニターテレビにニュース番組のキャスターのように写るのです。本物顔負けのこのセットに、思わず大人も夢中になります。ジャスミンが一番気に入ったのは、ここオアフ島を走る「THE BUS」の模型。バスの運転席に座って大きなハンドルを両手いっぱいに広げてブ～っと、ずーっと座っていました。運転席に座るまなざしは真剣そのもの、将来は立派なバスの運転手になりそうです。
3階は「レインボーワールド」というコーナー、ハワイに住んでいるいろいろな民族の家が立ち並んでいます。アメリカ、日本、中国、韓国、フィリピン、ポルトガル、インドの各民族の家です。例えば日本なら、瓦屋根の建物の中にはふすまに畳にちゃぶ台、神棚まであって、日本の一昔前の茶の間がそのまま再現、入り口には子供サイズの着物や浴衣、はんてんなどが下がっていて、それを着て畳の部屋で遊べるのです。
ワイキキから19番か20番のバスでワードウエアハウスで下車、歩いて5分です。開館時間は火曜～金曜まで、朝9時から午後1時まで。土曜、日曜は朝10時から午後3時まで。月曜は休館です。入場料は大人が8ドル（62歳以上は5ドル）、子供（2～17歳）は6ドル57セントです。

【様々なランキングでハワイは1位】

2003年04月28日

アメリカのフィットネス専門誌が発表した「健康都市トップ10」で、ここホノルル市が第1位に選ばれました。全米50の都市で調査を行い、野菜や果物の摂取量、食生活水準、スポーツやエクササイズをしている人の人口、水や空気の質、平均通勤時間、公園の数、自然の多さなど16項目で、ホノルルは堂々の１位。これに対して、不健康都市はテキサスのヒューストンでした。
ちなみに米国肺学会の調査では、ホノルル市は空気のきれいな都市の全米1位ですし、ニューヨークの調査会社による都市別ランキングでは、ホノルルは清潔な都市の部門で、カナダのカルガリーに次ぐ第2位に選ばれています。1番空気の汚い都市は3年連続ロサンゼルスでした。
ガンの死亡率とティーンエージャーの死亡率が全米一低いのもホノルル市です。これに関してはうなずけます。自然は多く空気はきれいだし、食べ物はアジア系の人が多いので健康的な物が多いし、ホノルルの人たちは朝暗いうちからジョキングしたりジムに通ったり、健康志向の人が確かに多い！逆に食べて飲んでばかりの、私みたいな肥満傾向の人も多いんですけどね。
女性雑誌「レディース・ホーム・ジャーナル」は、全米200の都市を対象に調査し、ホノルルが「女性が最も住みやすい都市」の3位に選ばれました。調査の対象は、犯罪の発生率、教育、チャイルドケアの質、女性の議員の数などで、1位はバージニアのバージニアビーチでした。
全国紙「トラベル・レジャー・マガジン」と「アメリカ・オンライン」が共同で行った調査で、全米の理想都市、フレンドリー部門でホノルルが1位でした。これはやっぱりアロハスプリットでしょう！ハワイの人たちの気質の良さは、アロハの精神から来ているんです。リラックスできる都市の部門でも1位。そしてホテルからの眺め部門でもホノルルが1位でした。
国勢調査の結果、ホノルル市は全米で最もアジア系の人が暮らしている率が高い事がわかりました。アジア系が占める割合は67.7％です。それに関連しているのか、ハワイ州は全米で英語を話せない人が5番目に多い州なんです。ハワイの27％、4人に1人が英語を話せないか、他の言語を主に使っているということです。ちなみに、うちみたいに家で日本語を使っている人は5％、5万6千人ちょっとだそうです。
アメリカの「ベスト・ビーチランキング」で、第1位はフロリダのセント・ジョセフ公園のビーチでしたが、2位はハワイのカウアイ島のハナレイ・ビーチ、3位がマウイ島のカアナパリ・ビーチ、7位に同じくマウイ島のハモア・ビーチ、オアフ島のハナウマ湾が10位に入っています。なんとトップテンのうち4つがハワイのビーチでした。これは水質、砂の質、環境調査などの結果です。
悪い事でランキングされてしまったのは、ホノルルのダウンタウンの駐車料金がニューヨーク、ボストンに次いで3番目に高いという事でした。ニューヨークのマンハッタンの駐車場で1日33ドル50セント、ホノルルのダウンタウンで30ドルちょっとでした。
そしてこれはおまけですが、うちの娘の名前「ジャスミン」は、人気の女の子の名前ランキングで10位でした。ちなみに1位はエミリーです。

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