現場レポート

Vol.25 2017年2月24日

誰だって家族の幸せを願ってる

ミスをしてしまう佳織に、「休め」と言ったのに言うことをきかずに体育の授業に出て突き指してしまった佳織にいらだってしまった信一さん。「感情的になっている」という自覚はあるもののどうしていいのか分からず、全てを投げ出そうとしてしまいました。

写真

どうして出来ないんだ?

勉強を投げ出して家から飛び出してしまう信一さん、このシーンは撮影している様子を見ていても本当につらかったです。撮影現場ではいつも笑顔を見せてくれる阿部さんも美紅羽ちゃんも、そして深田さんも静かに撮影に臨みました。
佳織ちゃんの悲しさはお父さんに「受験をやめようか」と言われたことですが、どうしてそういわれてしまったのかが分かっているからこそ悲しいんです。
監督「成績が上がらない、と言われることが一番つらいんだよ。それで泣きそうになっちゃうんだ。」
そう、自分の成績が上がらないから。もっともっとお父さんの思うように成績が上がっていれば、お父さんがこんなにいらいらすることも、受験をやめよう、と言い出すことなんてないから。成績のことを言われるたびにびくっとする佳織ちゃんが悲しかったです…

写真

自分を責めてるんだよ

だけど美紅羽ちゃんが一番泣きそうな顔を見せたのは、お父さんが部屋を飛び出してしまった時でした。この後の家族の思いを監督が出演者の皆さんに語っているのを聞いていたのですが、信一さんが出て行った後、佳織ちゃんが心配だから家に残るお母さん、そのお母さんが電話に出ている間にお父さんを心配してそっと家を出て追いかけた佳織ちゃん、そしてこの3人のことを心配している一夫さん、みんながみんな、誰かを思っているんだ、そんな家族を作り上げているんだ、ということを心から感じました。

写真

そんなに責めないで

この後の神社のシーンは、第6話の冒頭の初詣と対になっています。「あと1年、合格するようよろしくお願いします!」と願ったお正月、まだ希望を胸にしていたのに、そこからなかなか進展できず…

写真

あんなに期待していたのに

写真

当然絵馬は合格祈願

この時の思いを忘れちゃいけない。信一さんはいらだって部屋を飛び出しましたが、思いなおすきっかけとなったのも絵馬でした。佳織ちゃんが少ないお小遣いで一生懸命神さまにお願いしたのは自分の受験のことより、一緒に勉強してくれているお父さんのこと。

写真

佳織の字?

写真

そこに書かれていたのは…

信一さんは佳織ちゃんのことを本当に本当に愛しています。だけどそれは佳織ちゃんだって同じこと。大好きな大好きなお父さんが一緒にやってくれるというから、どんなに辛くても勉強しようと決意したんです。愛情というのは一方だけが注いでも意味がない。お互いに愛して、その愛情を返して、さらに愛情を注いで、そうやって家族の愛情に繋がっていくんだと思います。
信一さんはもう一度その思いに立ち返ることが出来ましたが、身体は悲鳴を上げていました。そんな状況をどう乗り越えていくのか、佳織ちゃんの成績はどうなっているか。これからもどうぞ桜井家を応援してください!

写真

もう一度家族で笑顔で

バックナンバー

ページトップに戻る