現場レポート

Vol.10 2017年1月20日

塾の勉強って学校とはまったく違う

塾の体験授業に参加した佳織、元気良く手を挙げてみたものの、なかなか指してもらえないし、指してもらっても麻里亜ちゃんに問題を取られてしまったり…
これで分かったこと。麻里亜ちゃんも「あともうちょっと時間あったら」って言ってたけど、佳織は分からないわけじゃない、テクニックがないんだ、ということ。やっぱり学校の授業と受験の「テクニック」というものは違うんだなあ。
今回は体験授業なので、成績のランク別にはなっていなくて、テレビとかにも出ている有名な講師の先生が授業を受け持ってくれます。

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イッツ・ユア・ターン!君の番だ!

先生役の津田寛治さん、ものすごく濃いキャラクターを作ってきてくれました!やっぱりキーワードがあると印象強い…
津田さん「いろんな先生の動画とか見て研究しました!まじめにいくか、濃いキャラでいくか、どっちもいけます!どうしましょう?」
監督「はじけていていいですよ!」

そしてずっと生徒に向けたポーズを練習する津田さん、生徒たちも笑っていいのか困ってましたが、やっぱり笑ってしまいます。

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子どもの意識を向けさせて勉強だ!

しかし、体験授業のはずなのにあからさまに万里亜ちゃんがひいきされてますね…親の財力とか学歴とか関係ないはずなのに。ちゃんと手をあげている佳織のことを無視するなんて先生、ひどいです…
しかし、中学受験問題って本当に難しい!皆さん分かりました?撮影スタッフもずっと黒板を見ながら、ちょっと空いたときとかお昼休みにずっと挑戦していたのですが、本当に難しいです…

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解けました?

途中で麻里亜ちゃんに取って代わられた佳織の気持ちを思うと、信一さんはいたたまれない気持ちになって逃げだしてしまいました。準備をしてきた子とそうじゃない佳織の差はこんなにある。だけど「勉強する」と自分の意思で決めた佳織の気持ちを折りたくないんです。だって父親ですから!
でもこの時、信一さんの気持ちと佳織ちゃんの気持ちは全く違ったと思います。
これまでの「楽しく勉強していこう」というところから「受験する子の勉強法」に向かったシーンで、佳織ちゃん役の山田美紅羽ちゃんの「君には無理」と先生に言われたとき「まだ終わってない!わからないんじゃない、もうちょっとだから!」という強い意志を持ったまなざしに、モニターを見ていた監督もぐっと引き込まれていました。

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まだ解いてる!

外に出たとたん、いつもの佳織ちゃんに戻ったけれど、きっとその胸の奥には強い意志が生まれたと思います。そんな佳織ちゃんの真剣さを見て、受験に反対していた香夏子さん、おじいちゃんの一夫さんも協力しようと考えたんだと思います。小林薫さんはさすが名優で、この小さな部屋が息子たちの未来を切り開くためのものになるんだから、という一夫さんをそれはそれは温かく演じてくださっています。

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ここから信一たちの未来が広がっていく

大工をしている一夫さんが弟子であり信一さんの中卒仲間の杉山さんに手を借りて息子、孫娘のために作ってくれた勉強部屋。このシーン、HPスタッフは個人的にとても好きなシーンです。みんなが力を合わせて、それぞれの出来ることを佳織のためにしてやりたい、信一さんのその本気を何とか形にしてやりたい…そんな思いが見えたシーンだったと思います。それを分かっているからこそ、皆さんのお芝居も自然と出来上がっていくのが近くで見ていてとてもとても嬉しかったんです。
深田さん「参考書、香夏子が率先して運んできますね!」
川村さん「たくさんありますし、ぼくも手伝います!」

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ちゃんと測ったからな!

そうして周りを巻き込んで、一つの目標へと向かっていきます。ドラマはまだ受験に向かって動き出したばかりですが、現実の中学受験はもう目の前です!「教えて!桜井さん」では、中学受験本番直前、原作者の桜井信一さんがさまざまな質問にお答えくださっていますので、残りの日数をどう過ごすか、悩んでいる方必見です!そして佳織ちゃん役・山田美紅羽ちゃん香夏子さん役・深田恭子さんのインタビューをそれぞれUPしました!香夏子さん、佳織ちゃんをどういう思いで演じていくのか、興味深いお話し満載です。
ついに開校した「俺塾」、佳織が一人でやることなんてひとつもない、これからの桜井家の受験への道筋をどうぞ応援してください!

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