コシノジュンコ MASACA

ファッションデザイナー:コシノジュンコが、それぞれのジャンルのトップランナーをゲストに迎え、人と人の繋がりや、出会いと共感を発見する30分。MASACA!な驚きを創造する人々…MASACA!な未来を想像する人々…そんな人々との出会い「MASACA!」がCREATIONを生み出す!

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コシノジュンコ MASACA
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出演者

コシノジュンコ
大阪府岸和田生まれ。78年パリコレデビュー。世界各地にてショウを開催。オペラやブロードウェイミュージカルの舞台衣装、スポーツユニフォーム、インテリアデザイン等幅広く活動。MASACAは初のラジオレギュラー番組。

出演者

出水 麻衣
TBSアナウンサー。
1984年2月11日生まれ。東京都出身。
上智大学外国語学部英語学科卒。
趣味:特スポーツ観戦・グルメツアー・観劇・ゴルフ・ランニングなど

コシノジュンコ MASACA

ファッションデザイナー:コシノジュンコが、
それぞれのジャンルのトップランナーをゲストに迎え、
人と人の繋がりや、出会いと共感を発見する30分。
MASACA!な驚きを創造する人々・・・
MASACA!な未来を想像する人々・・・
そんな人々との出会い「MASACA!」がCREATIONを生み出す!

メッセージはここよ!

メール:masaca@tbs.co.jp
ハガキ:〒107-8066
TBSラジオ「コシノジュンコ MASACA」まで

2月28日&3月6日のゲストは三枝成彰さん

作曲家。東京音楽大学客員教授。オペラ作品をライフワークとして16作品を掲げ、代表作としては、構想に10年近くをかけたオペラ「忠臣蔵」を1997年5月に完成・初演。2004年、プッチ−ニのオペラ「蝶々夫人」の息子を主人公としたオペラ「Jr.バタフライ」を東京文化会館にて初演。2006年にはイタリアで開催されているプッチーニ音楽祭で上演。同音楽祭の歴史における初の外国人作品で、プッチーニ以外の作品として初の上演。その作曲・上演に対し「2008年プッチーニ国際賞」を日本人で初受賞。

2016年02月28日(日) 放送

DRUM TAO オフブロードウェイ公演

JK:先日、ニューヨークに行っていたんですよ。
出水:あら!いいですね!
JK:オフブロードウェイなんですけれどもTAOっていう和太鼓、私、この4年間、ずっと衣装やっているでしょ。いよいよブロードウェイに、まぁオフブロードウェイですけども、まずは。初日、大変でした。もう総立ちで。相性が合ってるって、ありますよね。前日の夜中にテレビで「レイトショー」っていうのがあって、大統領選挙のサンダース候補のお話のあとに、TAOが15分出たんですよ。だから全米が注目しているテレビを見ているあとで15分やって、それからずーっと。一気に4000枚も売れて。
出水:観に来たい、観に来たいと・・
JK:当日どうなるんだろう、いっぱいになるのって心配してて、初めてで。6回公演やって、オンブロードウェイからもたくさん観に来たり。それでね、向こうに長く住んでいる人たちがいらっしゃるでしょ。日本のもの色んなの見たけど納得だわって言ってくれた。特に衣装を褒めてくれて。それも掛け合い漫才じゃないかと、キャーとかワーとか、凄いの。
出水:それ、お客様が?
JK:お客様が騒ぐわけ、面白いから。
出水:へー。
JK:あのノリが凄いかっこいいと思った・
出水:日本では7月に新しい演目でDRUM TAOの東京公演があるそうですが、先生は今回も衣装を・・・
JK:ガラッと変わるんですけど、いま、いろいろ・・・苦心しております。
出水:先生苦心されることもあるんですか?
JK:いいんですよ、たまにやらないと。やっぱりね、続けていくためにはね、新しい挑戦をしないとダメですよね。いまちょっと模索中です。
出水:楽しみです!新しいDRUM TAOは7月にZEPPブルーシアター六本木で公開されます。

ゲスト:三枝成彰さん(作曲家)
MASACA!夜中の2時からのパーティー、その会場は・・・

出水:三枝さんとジュンコ先生は古くからのお付き合いだと聴いておりますが、出逢いはどちらですか?
三枝:仕事ではヤマトタケルだと思うんだけど、その前から存じ上げているから40年くらい・・・
JK:でもねえ、私ねえ、オペラに目覚めたのは三枝さん。やっぱりねえ、オペラに縁が無かったのにヤマトタケルのお話があって、その時の打ち合わせでオペラについて何時間お話聴いたかしらね。もう止まらない。一日中喋るくらい。
出水:いいじゃないですか!
JK:私もね、ただ舞台衣装っていうよりも、、、、ごめんなさいね、最初わたしがお話して、、、ヤマトタケルは国技館でやったんですよね。
三枝:両国国技館で1989年に初演されたものですね。
JK:リハーサルで最初行ったんですけど、両国の駅から歩いて。今日何あるんだろう?というくらい沢山の人がどんどん行くのね。今日は確かリハーサルって聴いていたのに、なんかどんどんイロイロな人が(国技館に)入っていくから、何だろうって思って行ったら、その人たちが全員合唱団の人だったのね。1万人コンサートの半分が合唱団の人で、お客様が半分よね。私、圧倒された。凄さに。
出水:凄いですね5000人の合唱団を率いて、ヤマトタケルを上演したという。前代未聞の・・・・。
JK:あれから凄い、コンサートって、凄い事の始まりじゃないですかね。
出水:1989年からご一緒にお仕事をされていたということですが、ヤマトタケルはオペラではなくて、オラトリオって書いてありますが、オラトリオって何ですか?
三枝:演技が伴わないオペラですね。
JK:だからじーっとしているわけですよね。歌は歌うんだけど、あまり動作もしないで、だから1メートルの台に登っても大丈夫なの。前代未聞です。


出水:ジュンコ先生、オペラをよく観に行かれるということでしたけど、先日も三枝さんの・・・
JK:そう、ジュニアバタフライ。
出水:ご覧になったということで。
三枝:最初のイタリア公演のときはジュンコ先生の衣装でやりましたね。
出水:このジュニアバタフライというのは、プッチーニの名作「蝶々夫人」の、その息子の人生を通して、なぜ戦争は起きてしまうのかと言う大きなテーマに取り組んでいるということです。
三枝:えぇ、そうです。
出水:2004年に東京で日本語版として初演されまして。2006年にプッチーニ音楽祭の招待を受けてイタリア語の字幕をつけて上演されたという。
三枝:そうですそうです。
出水:このときジュンコ先生は衣装を造られたんですか?
JK:丁度ピサの斜塔の近くでプッチーニが、蝶々夫人の大成功した日っていうのが5月28日で、三枝さんが言ったのはプッチーニフェスティバルですね。8月。あそこって湖のほとりだから、夜寒いんですよね。
三枝:寒いんでね。
JK:私ね5月28日、ドミンゴさんが指揮した時に行ったんですよ。もう寒くて寒くてね。
三枝:夜は寒いですね。
JK:で、終わったのが2時ころ。
出水:え!2時?
三枝:だいたい2時頃までやっていますね。
JK:それからパーティーがあるんだけど、隣りにオルランドさんっていう伯爵夫人が住んでて。その人から支援されていたんですよね、プッチーニさん。だからあそこに別荘があって、そこで作曲していたでしょ。パーティーはそこなんだけども、リューって、トゥーランドットのお手伝いさん。あそこはオルランドさんのお手伝いさんなんですよ。それで、リューは行ったり来たりするじゃないですか、大好きなプッチーニさんのために。そのうちプッチーニさん大好きになって、憧れて、それで奥様が凄いね・・・
三枝:嫉妬したんですよね。
JK:嫉妬して、リューは自殺したでしょ。
三枝:そうですね。
JK:それで流れてきたのが、自分の船着場に流れて来たんですよ。その船着き場のところでパーティーなんですよ。夜中の2時3時で、すごい不気味でね。
出水:不気味に思えたわけですね(笑)
JK:本物のストーリーがあるから。
三枝:トゥーランドットはリューのためのレクイエムと言われているんですよね。
出水:そうなんですか。
JK:最後まで書けなかったわけでしょ。
三枝:そう。リューが死んだところで終わっちゃっているから。その後の話は、アルファーノという弟子が書いていまして、あの話は、ストーリーはあれから展開するはずなんですよね。
JK:その続きを書いたらどうですか?
三枝:あれはね。イタリアの法律で、変えることはまかりならないんです。
JK:そうですか!

=オンエア楽曲=
M1. サムライ / Drum Tao
M2. プッチーニ: トスカ, 第2幕 - 歌に生き、愛に生き / Maria Callas

 

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