出水:竹下さんにとって、MASACA!って?何か?
竹下:私みたいに普通に学生生活を送っていて、ただ子供の頃から本を読んだり、演劇は好きだったんです。中学高校で演劇部には所属したんですけど、その延長上で、当時凄く流行っていたラジオの深夜放送のイベントに、おっかけとして・・・
JK:おっかけ?
竹下:そうなんです。パーソナリティーの方のおっかけとして、今もお元気でご活躍されていらっしゃいますが、地元の名古屋の俳優さんで天野鎮雄さんという、今でもパーソナリティーのお仕事も沢山されている方なんですけど、ファンで。ファンの集いに一旦です。そうしたら「君、演劇部?」って訊いてくださったんで「はい」って。そしてNHKのスタジオに見学に行ったのが、そもそものきっかけ・・・
JK:誰かのファンになることも大切ね
竹下/出水:(笑)
出水:そこへ行きますか!
JK:だって、単純にファンというだけで、何か大きなきっかけがつかめるわけでしょ。
竹下:そうかもわかりませんね。
出水:で、NHKのスタジオに見学に行かれて、新たな一歩に繋がっていくわけですよね。
竹下:名古屋のNHKですね。高校時代。言ってみれば部活の延長のような学校の帰りにスタジオに行って、それで時々ですけど、地元の子供たちが出る「中学生日記」というタイトルのドラマだったんですが、1年間だけ出演して、貯金通帳にそのギャラが、8000円だったかな。振り込まれて・・・。それが一番MASACAかな。私、好きなことさせてもらって、それでお金が入ってる!って。もうびっくりしてしまって、なかなか使えなかった。
JK:でも8000円って大きいじゃないですか、学生にとってね。
竹下:高校生ですからね。
出水:竹下さん、私生活では素敵なご主人もいらっしゃって、二人の息子さんも独立、、、
竹下:独立と言いますか、二人とも俳優をはじめまして。
JK:おいくつなんですか?
竹下:長男が29歳で、次男がそろそろ27歳になりますね。
JK:似てますか?
竹下:長男は私にやや似ているところが、性格的に。
JK:素適なんでしょうね。男の子って、割に母親に似るじゃないですか?
竹下:そうでしょうか?でも、こう、自分の興味の赴くところは物凄く集中力があるんですけど、なんていうんでしょうね、私みたいに、のんびりしてはいない感じはしますね。
出水:どうでしょう、ある意味同じような道を進まれるということで、「おかあさん、僕、こういう道を進みたいんだけど」っていう相談とか、あったんですか?
竹下:長男は実は海外留学をしているんですね。高校からイギリスへ行きまして、ロンドン大学を卒業した時点で、「僕は演劇の大学へ行くから」って言われて、それで初めて知ったような、なんて呑気な親なんでしょう(^^)。
もともと留学を決めたのは夫だったので、ま、親の意思で彼はきちんとそれをクリアしたおで、ここからは僕のやりたいことをやらせてほしいと言われて。
JK:そうですか!
竹下:長い目で見ていきたいと思います。
JK:お母さんって呼ぶんですか?
竹下:小さい頃はお母さんですし、今はかあさんですかね。時々ふざけて「母上」とかいいますね
JK:照れくさいんでしょう(笑)
竹下:下の子は美大を出て、映像学科を出たので、作り手に回るんだとてっきり思っていましたら、「演者になって、僕はお金をためて、それから監督になるんだ」って(笑)、壮大な夢を語っていますので。
JK:家族でこれからできるじゃないですか!
竹下:まぁ、頑張ればって。(笑)
JK:楽しい!
竹下:そして、リリーフランキーさんの影響か、「おかん」と私のこと。
JK/出水:(笑)
JK:私も「おかん」って呼ばれたりする。突然。
竹下:そうですか!
JK:男の子って、みんなの前で言えないから、「おかん」って。
出水:今日は女優としての一面だけではなく、お母さん、そして奥様としての一面もね。
JK:なかなか聞けない話ですよ。みなさん、ファンの方、思ってもみなかったんじゃないかな。でも素敵なことですよね。こういうことが、い演技ができるのではないかと思います。
竹下:ありがとうございます。また元気を頂きました。
=竹下景子さん舞台情報=

『三匹のおっさん』
2015年9月4日金曜日〜27日日曜日 @ 明治座
出演:松平健 中村梅雀 西郷輝彦
松金よね子 遠藤久美子 大久保祥太郎 宮?香蓮 河相我聞 西ノ園達大
竹下景子
料金(税込):S席13,000円 A席6,500円
公演日程など詳細は下記公式ページをご参照ください
http://www.tohostage.com/3biki/
=オンエア楽曲=
M1. Pais Tropical / Sergio Mendes
M2. (I Can't Help) Falling In Love With You / UB40