出水:和太鼓グループの演出というのは、初めてですか?
宮本:初めてでした。ジュンコさんが衣装を手がけているのは知っていたんですけど、まさか自分にお話を頂くとは思わなかったんですけど、ドラムのたたき方を知っている人間ではないし、どうしようかと思ったんですけど、内容にストーリーを入れてほしいというこだとったので。
そういう意味ではセリフが無い方が国を越えて理解できるという。
JK:亜門さんはそういうセリフが無い舞台は初めて?
宮本:そうですね。でもそういうのを目指しているのは事実で、今年はストリートダンスの人達ともやるし、丁度そっちに向かいたい時期にお話を頂いたので。
だから突然決まって、突然スタートしたんですけど、でもジュンコさんがいるから、困ったときはジュンコさんに電話すればいいやと思って。
JK:そこに松井るみさんが入ってきたのでね。
宮本:そうなんですよ。この3人が揃ったら面白いだろうなと。
JK:(TAOは)もの凄くエネルギッシュで、もの凄く素晴らしいけど、やっぱりちがった空気をポーンと入れることによって、ある意味で緊張感と、次に向かって、2020年に向かって、何かしら・・・だからすごい違った。
宮本:太鼓って今まで、どちらかというとシンプルな、太鼓のみを生かすというものでしかなかったのが、今回も、どんどんドラマを入れたり、「こんなに広がっていくんだ」と、ある方は戸惑うかもしれないけど、それもいい意味で、またいろんなお客さんが見に来てくださることによって、こんなにドラムに可能性があるんだという。
JK:新しい見方ですよ。
だからドラムを聴かせるというよりは、ドラムを見せる!
キャストの皆さんにとっても新しいチャレンジというか、演技も入ってくるという・・・・?
宮本:演技も入ってくるというか、太鼓の音だったり三味線の音が凄い感情を引き出すんですね、有る時は激しい天変地異だったり、有る時は繊細な笛であり、そこに太鼓がドコドコドコと来たりすると、それが今度は自然の音だったり。いろんな表現を日本の楽器は持っていて、自然とリンク、人の心とリンクをしているので、僕はそれをあわせるだけの役目をさせていただいたくらい、表現は十分ありました。
JK:だから演技とね、全体の大きなストーリーの流れが変わった感じ。いままでそれが無かったんですよね。
宮本:いままではショー形式だったんですよね。1曲1曲、その度に拍手があり、お辞儀して、というような。
=インフォメーション=
百花繚乱 日本ドラム絵巻
日 程:2015年07月16日(木)〜26日(日)
開催地:東京都天王洲 銀河劇場
S席 7,500円(1階・2階席)
A席 6,000円(3階席)
平日 19:00〜(水曜日のみ13:00〜もアリ)
土日祝 13:00〜 17:00〜(26日最終日のみ13:00〜のみ)
DRUM TAO公式ページ
http://www.drum-tao.com/
=オンエア楽曲=
M1. Jungle Boogie / Kool & The Gang
M2. KUNOICHI / DRUM TAO
M3. HANABI / DRUM TAO
7月26日(日)&8月2日(日)は高田賢三さん
高田賢三(7月26日&8月2日放送)
1939年生まれ 19歳で文化服装学院に入学
同期にコシノジュンコ、松田光弘、金子功ほか、後に活躍する多数のデザイナーがいることから「花の九期生」と呼ばれる。
1965年 フランスに渡る
1970年 パリにて「ジャングル・ジャップ」をオープン。後に世界にその名を知られるブランド「KENZO」の前身となる。