もう一度君に、プロポーズ「あらすじ完全版」

第8話

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「あなたを幸せに出来るのは、今の自分ではない」と言って部屋を出て行った可南子。一人残された波留のところに、がやってきた。「これで終わり」と言う波留のさびしそうな背中に思わずすがりつく桂。しかし、慌てて身を離すと、何を言ったらいいのかわからず、そそくさと帰って行く。
一方、可南子は一哉に会うものの、何も言うことが出来ない。自分も離婚している一哉は、恋人と夫婦の違いというのは別れてみなければ分からないと言う。

翌朝、桂が会社に行くと、波留はいつも通りに接してくる。しかし、波留は可南子に言われたことを考えずにはいられない。
そんな中、太助が倒れて病院に運ばれたという連絡があり、波留はあわてて病院へと向かう。しかし波留の心配をよそに太助は家に戻っており、体調についてもはぐらかしながら今夜泊まっていけと言う。
布団を並べて寝る波留と太助。子どもがいれば違う答えを出したのだろうかとぽつりと話す波留に、太助は親になることへの躊躇を指摘し、実の母親に会ってみるかと尋ねる。

(写真) 翌日、太助が万里子のもとを訪れ、波留が離婚という結論を出したことを詫びる。しかし万里子は波留だからこそ、可南子が今の状況に耐えられていると逆に頭を下げる。もし離婚が成立しても、波留のことを息子だと思わせていて欲しいという万里子に、太助は溢れる気持ちを抑えるのが精一杯だった。

家族のためにと万里子に渡していたお金を使ってもらえず、ショックを受けた裕樹は一哉に会ってその気持ちを打ち明ける。そんな裕樹に、一哉はそのまじめさは好ましいが、視野を広げてみてはどうかと言う。そして可南子には裕樹と同じくら優しい波留がついていると言うが、裕樹には腑に落ちない。

(写真) そんな気持ちを抱えた裕樹が、夜、梅津の車の修理をしている波留を訪ねる。波留は裕樹を夕食に誘ってダイニングバー・カオスに行くと、リッキーに桂の彼氏かと聞かれる。今は仕事や可南子のことが気がかりだから、彼女はいないと言い切る裕樹に、波留は自分も裕樹と同じで、一度にひとつのことしか見られないと言う。そんな波留に裕樹は、ほんの少し親近感を覚えるのだった。

可南子は万里子に、もし父親が生きていて、波留に会っていたらどう言っただろうかと聞いてみると、万里子は真面目な波留を夫が気に入らないはずがないと答える。4年前、波留は可南子の父親の墓に挨拶に行っていたのだ。それは最初のプロポーズの前…今、墓前に立つ波留は、何を報告するのか…
そして可南子も父の墓参りに行く。そこにはまだ燃え尽きていない線香が供えてある。まわりを見渡すものの、そこにはもう誰もいない。

波留が水嶋に、休みの日に梅津の車の修理をしたいと申し出る。手伝いたいと言う桂に、「一番弟子が手伝ってくれるのであれば心強い」と波留は笑う。その言葉に、桂は嬉しそうな笑顔を見せる。すると蓮沼、進藤たちもやってきて、手を貸すと言い、実は腕がいいという水嶋に、桂が車を生き返らせて欲しいという。「修理とは過去に戻るのではない、別の未来に向かうのだ」と言う水嶋、その言葉は波留の胸に重く響く。

(写真)裕樹はこれまで家に入れていたお金を自分のために使うよう言うのなら、そのお金で家の水回りを一新すると言う。しかし万里子は、裕樹の手配した工事業者を断ってしまう。父亡き後、苦労をかけてきた万里子と可南子に頼って欲しいと裕樹は本音を口にするが、万里子は生まれてくれただけで支えになっていること、自分のように幸せに思える家庭を築いて欲しいこと、そして二人が出て行ったらこの家も手放そうとしていることを話す。
言わなければ伝わらないこともある、思い出を将来の糧にしたいという万里子は、可南子に波留とどうしたいのかと優しく問いかける。可南子は「会いたい」と小さくつぶやく…

(写真) 朝、再び太助に呼ばれた波留。返事をした直後に可南子から、家に行ってもいいかという連絡がくる。太助の家に行くことを話し、もし戻らなかったら鍵を置いておくので家に入っているように伝え、波留は電話を切る。可南子は一体何をしに来るというのだろうか?
前日、可南子の父の墓参りをしたと太助に話す波留。太助は、試合はまだ終わっていないと、二つつながったたい焼きを差し出す。その気持ちを受け取った波留、しかしそこで太助が倒れてしまう。病院に運ばれた太助は、波留にもう長くはないと告げる。

可南子が波留の家にきたが、まだ波留は帰っていない。居間には波留が詰めた可南子の本が置いてある。絵本、小説…その中に、見たことのないノートが数冊。手にとって見ると、そこには間違いなく自分の字で書かれた日記…