もう一度君に、プロポーズ「あらすじ完全版」

第6話

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(写真) 可南子の実家で、一哉たちと共に食事をした後、ひとりマンションに戻っていた波留を訪ねてきたのは、さとことケンカをしたままで、連日社員の家に泊めてもらっている水嶋だった。マンションの下で会ったという桂も一緒に連れて来ており、3人で飲むことになる。
はタケルと気まずくなっており、また結婚生活が順調ではない水嶋、波留は沈みがちになってしまうが、酔っ払っているため話がちぐはぐになる。いつもの飲み方と違う波留に、桂は何かあったのかと聞くが、わざわざ訪ねてきたのだから桂こそ何か話があったのではないかと波留は答える。本当に思っていることは口に出せない桂。仕事の悩みかと思った波留は桂を励まし眠り込んでしまう。そんな波留に、桂の想いはますます募ってしまう。

図書館では、新しい彼氏というのもありではないかと、ドライに言っていたはずの後輩・橘が、元カレに会ったというTVドラマの中のヒロインについて文句を言っていた。それを耳にした可南子は、つい自分のことかと動揺して振り返ってしまう。そんなところへ、鳩時計の修理伝票を見た館長の大橋が、直ったのかと聞いてくる。実はその修理をしたお店を紹介したのは大橋だったのだ。どうしてそこまでして可南子はこの時計を修理したかったのか…可南子は、波留に時計を届けに行くことを決意する。

心療内科を訪れ、可南子の記憶が戻る可能性が非常に低いと感じた万里子は、意を決して波留のところに出向く。食事会で気まずい思いをさせたことを詫び、裕樹の気持ちを代弁する万里子。早くに父親を亡くし、それからは自分が母と姉を守ろうと必死になってきた裕樹に、母親としてはもっと自分自身のことも大切にして欲しいと思っているという万里子。そしてそれは、波留も同じだと言う。波留のことも大切に想っているからこそ、このまま可南子の記憶が戻らなかったときの未来を考えて欲しいという万里子の気持ちを聞いて、波留は改めて可南子と夫婦であり続ける意味を考える。

(写真) 桂はタケルに、好きな人がいると別れを告げる。そんなやりとりは店内で注目を集めてしまうが、その中にはひとりで飲みに来ていた裕樹もいた。立ち上がった桂が店員とぶつかり、店員が運んでいた飲み物が裕樹にかかってしまったことがきっかけで、二人は会話をすることに。桂は裕樹の、波留に対する物言いがあまり気に入らない。姉を取られてやきもちを焼いているという桂に対し、裕樹は、桂は波留のことを好きなんだろうと言い返す。あわてて否定するものの、“協力するよ”“それとも不毛な片思いのままでいいのか”という裕樹の言葉に桂の想いは揺れる。

(写真) 可南子の携帯に一哉からメールが届く。学生のときによく通っていた丸岡食堂が、まだ残っているというのだ。それを見て、可南子は久しぶりに食堂へと出向く。なんとそこには、休日出勤の代休だという一哉が来ていた。先日の食事会の後、波留とどうなったかと聞いてくる一哉に、その後一度も連絡をとっていないと可南子は答える。携帯電話を届けてもらった一件でも罪悪感を感じているという可南子に、一哉は、ちゃんと波留に対して夫婦としての気持ちがあるではないかと言う。そんな一哉の言葉を聞き、可南子は考え込んでしまう。

出張仕事から波留が事務所に戻ってくると、そこには鳩時計を届けに来た可南子の姿があった。実の母親から貰ったものだという時計だが、鳩が太助の家で見たツバメと同じ色に塗られているのはどうしてかと尋ねる可南子。実はそれは幼いころに波留自身が塗ったもので、きっと実の親も育ての親も大事だと言いたかったのだろうと波留は言う。可南子は自分が知らないことを知りたいと波留に思い切ってたずねるが、波留は思い出したら連絡をすると答える。そして、結婚することになったというダイニングバー・カオスの店長・リッキーから夫婦で式に参列して欲しいと言われているが、気を使うことになるから出席しなくてもいいと波留は可南子に断りを入れる。

先日の検査結果が出た太助。医師に、波留には自分で伝えると言う。
太助から電話を受け、波留は実家に鳩時計を持って訪ねていく。酒を酌み交わしながら悩みを太助に打ち明ける波留。自分が戻ろうとしている夫婦とは何なのか……迷っている波留に、太助は波留を引き取ることにしたときの話をする。「この子を絶対に幸せにする」それが基本、迷ったらそこに帰って、少しずつここまで進んできたという太助。……まだ検査結果のことは波留には話さない。

(写真) リッキーの結婚式に一人で参列した波留。幸せそうな二人を見ながら、かつての自分と可南子の結婚式が胸をよぎる。そしてライスシャワーが降り注ぐ中、せめてお花だけでも、とリッキーと花嫁にお祝いの言葉を伝えに可南子がやって来た。波留は可南子をチャペルにいざない、二人の結婚式のときの話をする。照れくさそうに聞く可南子、しかし、しばしの沈黙のあと波留が口にしたのは「離婚しよう」という言葉だった―――