もう一度君に、プロポーズ「あらすじ完全版」

第4話

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「もう会わないほうがいい」と言って、波留の腕を振り払い、出て行こうとした可南子。ドアを開けるとそこには小さな女の子を連れた蓮沼が立っていた。その女の子は蓮沼の姪の子どもで、一晩預かることになったものの、おびえて全く言うことを聞いてくれずに波留たちを頼ってきたのだ。
気まずいながらも、不安そうに自分になつく女の子を置いて帰ることも出来ず、可南子は泊まっていくことにする。可南子の子ども好きな一面を初めて見た波留は、驚きとともに戸惑いを隠せない。
やっと女の子が寝た後、同級生たちとの飲み会のことを話す可南子。どうして可南子が「もう会わない」と言ったのか悟った波留は、自分は耐えているのではなく、好きでやっているだけだと話す。そして、何も言えなくなった可南子に、渡した映画のチケットのことも気にしなくていい、お互い別々に見に行って…偶然同じ時に見たりするかも、と冗談を言って笑いかけるのだった。

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翌朝、笑顔で帰っていく可南子を見送り、波留は女の子を連れて仕事場へと向かう。波留が作業場に出ていったあと、前日の様子から何かを察した蓮沼は「2人に子どもが出来た」と自信満々に水嶋に告げる。勘違いで盛り上がる面々に慌てたは、ついに本当のことを話してしまう。そして、波留が一人では寂しいだろうと水島たちは、全員で波留の家に押しかけるのだった。

裕樹が社会人になった記憶がない可南子は、万里子に給料を渡す裕樹の様子を感慨深そうに見ている。5年間の自分の変化についても意識し始めている可南子に、裕樹は“結婚”という変化があったではないかと言う。そして可南子が、裕樹が波留のことを嫌っていることに触れると、裕樹は、可南子はもっと頼りがいがある男性、かつて可南子が付き合っていた一哉と結婚するものだと思っていたと告白する。
家でも仕事でも悩みがつきない裕樹に、恋人の志乃が声をかけてくる。そっけない返事しかしない裕樹に、志乃は何か悪いことがあるのなら言って欲しいと言い募るが、裕樹は「そういうことを考える余裕がない」と突き放してしまう。

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可南子が映画に行くかどうか迷っていると、館長の大橋が、宝探しのようなもので、どこかにヒントが隠されているのではないかと言う。その映画は倒れる前に、可南子が波留と一緒に見ようと約束をして、チケットを買っていた映画なのだ。さして興味もない映画のはずなのに、なぜ波留と一緒に見ようと思っていたのか…そこにヒントはあるのだろうか…

夜、可南子の日記を読む波留。
ケンカをしたとき、わざと遅く帰った可南子のそんな想いに気付かず、飄々とコンビニ弁当を食べていたこと。そして、子どもの話をしたとき、まだしばらく二人でいたいと答えた波留。波留の生い立ちを想い、可南子は待とうとしてくれたが、本当は子どもを欲しいと思っていたのではないか―――そんなことを思いながら転寝をしていると、突然太助が訪ねてきた。可南子が記憶を失ったのは、彼女のことを何も分かっていなかった自分の責任ではないかと話す波留を、太助はバッティングセンターに連れ出す。そこで太助に背中を押された波留は、可南子の想いに近づくために、あの日ドタキャンしてしまった映画を一人で見に行くことにした。

一方、可南子は、万里子にどうして父と結婚したのかと尋ねる。それに対し、万里子は結婚は続けることが出来ることのほうが大切で、波留と可南子には、きちんとその理由があったと言う。自分なりのやり方でそれを確かめてみればいいと言われ、可南子は映画を見に行こうと決心する。

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同じ映画館、同じ時間…互いに気づくことなく映画を見た二人は、出口でお互いの存在に気づく。
二人とも寝てしまって、映画のラストはわからない。だからと言って、結末が気になるわけでもない。そんな話をしながら、可南子は自分が笑顔になっていることに気づく。きっと自分は、なんでもいいから二人一緒に映画を見たかったのだろう―――そんな自分の気持ちが少し分かっただけでも前に進めた気がすると言う可南子に、波留も前に進んだと笑顔を見せるのだった。

波留が家に帰ると、そこには裕樹が待っていた。裕樹は、前向きに今を受け入れ始めている可南子に、別の選択肢があってもいいのではないかと言う。結婚して波留が可南子をちゃんと幸せにしていたのか、本来はかつての交際相手・一哉と一緒になったほうが良かったのではないかと言う裕樹に、波留は言葉を返せない。

波留と分かれたところで、可南子の携帯電話が鳴った。たまたまタイミングがあった仲間で、高校の同窓会をすることになったという連絡だ。そして向かったそこには、かつての恋人・一哉の姿があったのだった。