INTERVIEW/出演者インタビュー

INTERVIEW/出演者インタビュー

#9:國村隼さん(伊勢崎 勝一 役)
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伊勢崎という役を演じてこられていかがですか?

DMATという組織を立ち上げた伊勢崎は医者という目線を通して、響にかつての己の姿を見ているような気がしています。医者としてまだまだ未熟な響のことを信用しているわけではないですが、そういう思いを根底に持っているんだと思いますね。

演じる上で気をつけていることはありますか?

写真 伊勢崎は一見、言っていることがむちゃなことも多いですよね。この人のセリフに説得力を持たせるのはなかなか難しい。たとえば第7話で響に「心は邪魔だ」と言っていますが、本意は真逆で、邪魔だというくらいに思って務めて心を排除しに行かないと、現場で判断を誤るということを言いたいんですね。この言葉に関しても、口に出して言っている事と本当に考えていることが、これくらい裏腹に出てくるんです。
口癖である「質問だが」という言葉も、キャラクターを表現するということでは非常にありがたいですね。ただ、なぜカンフーマスターなのかは謎ですが(笑)。

実際にDMATの方のお話を伺いましたか?

実は詳しくは伺っていないです。でも資料を拝見すると本当に大変なお仕事だと分かりましたね。そして、そんな実際のモデル(ノンフィクション)から、我々はドラマ(フィクション)を造り上げていくのですが、造り物としてのエンターテイメント性を持たせることも大切だと思っています。DMATが出場するような現場はかなり大変で深刻なシーンばかりです。ただ、あまり重すぎるシーンが続くと視聴者の方もしんどいですから。実際にDMATというチームがいて、現場で医療に携わる人がいることを知ってもらうことが目的ですから、あまりリアルさを求めるとドラマとして成り立たないように思います。楽しめる部分を残した形で、エンターテイメントとしての『Dr.DMAT』を届けています。

これまでの撮影を振り返ってみていかがですか?

写真 このドラマは必ずどの回にも災害が出てきます。そこで、災害はロケ、それ以外はスタジオでの撮影に分かれてしまいます。大倉忠義さんたちDMAT隊員やレスキュー隊員には申し訳ないんですが、ありがたいことに僕はほとんどスタジオなんです(笑)。第1話でも、トンネル事故の話を撮影できる場所を探したら三重まで行くことになったそうですが、ドラマの性格上どうしようもないですけど、ロケ地探しは大変なんだなと思いましたね。
このドラマは響の成長とDMATの活動を伝える必要があるので、院長室での響と伊勢崎のシーンは、1人の医者の成長の過程と、DMATを立ち上げた医師として、DMATの存在意義や医者としての在り方を説いてみせるようにしています。伊勢崎は物語の大事な部分を伝えなければならない重要な役だと思っていますが、真面目すぎると見ている方も窮屈だと思いますので、そうならないよう、自分も現場を楽しみながら伊勢崎を演じています。

主演の大倉忠義さんの印象を教えてください。

気負いが無く、とてもナチュラルに現場にいるんです。落ち着いて、自分の中で無理なく演じている気がします。大倉君と接していると、本当に響と接しているように思えてきて、多分、彼の中には響のようなナイーブさを持っているんでしょうし、非常に真面目でこのキャラクターに合っていると思います。一緒に演技をする僕としてもやりやすかったですよ。

視聴者の方にメッセージをお願いいたします。

写真 第7話で、「大災害では1人の命を救うために、ほかの命を犠牲にすることもある」と言っていましたが、最終回ではいよいよその言葉をあらわすような出来事が起こります。ご覧になられる方も他人事とは思えないような話の展開になりますので、どこまでDMATが対応できるのか、そしてどんな結末を迎えるのか、ぜひ待っていて下さい。
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