vol.04
2011.04.06
橋本です。
youtubeを見ていたら、
被災した岩手県の酒造会社の社長さんたちが、
「お花見は自粛しないでください。」
と訴えていました。
テレビでも話題になった動画なので、
ご存知の方も多いと思いますが、
地元で日本酒を造り続けてきたこの社長さん達は、
震災で多くの損害を蒙りました。
でも、一日でも早く立ち直って、
またおいしい日本酒造りに取り掛かりたいと、
社員の皆さんと一体となって復興を続けてきました。
しかし、その矢先、日本全国に「自粛ムード」が蔓延し、
日本酒の需要が急増するチャンスであるお花見まで、
各地で自粛する動きが広がってしまったのです。
せっかく立ち直りかけたのに、
お花見が自粛されてしまうと、本来売れるはずのお酒が売れなくなる。
つまり、お花見自粛によって、
被災地の酒造会社の皆さんは経済的に大きなダメージを受けてしまう、
というのです。
一体、誰のための自粛なのか。
被災地の人間のことを本当に思うのならば、
どうか、お花見は自粛しないでください。
満開の花の下で、どうかみんなでおいしいお酒を飲んでください。
それが、被災地の復興につながるのです。
どうか、お花見は自粛しないでください。
と、社長さん達は口々に訴えていました。
youtubeを見終わって、
私は、「今年は何があってもお花見をしよう」と決意しました。
満開の桜の下で、岩手県のお酒をグビグビ飲んでやろう。
そう、決めました。
金があるやつは金を出せ。
力があるやつは力を出せ。
何もないやつは元気を出せ。
その通りだと思います。
悼む心はそのままに、せめて上を向いて歩いていこうと思います。
いつの日か、日本中の人が上を向いて歩けるようになるまで、
多少無理をしてでも、上を向いて歩いていこうと思います。
「元気があれば、復興もできるっ！」
と、アントニオ猪木さんも言っていました。
カラ元気も、時には必要だよね。
さきほど、
「ハンチョウ〜神南署安積班」シリーズ4の第1話が完成しました。
すべての出演者、
すべてのスタッフが、
全身全霊を籠めて、1カット1カット作り上げた第1話です。
撮影前も、
撮影中も、
撮影後も、
ものすごくいろいろなことを考えながら作ったせいか、
私の中ではこれまでのハンチョウ・シリーズ全39本の中で、
ダントツのナンバー1の作品になりました。
見ていただいた皆さんが、
少しでも元気になってくれるといいな。
心の底から、そう願っています。
今週末は、
「王様のブランチ」「オールスター感謝祭」「アッコにおまかせ！」
と、番組宣伝のための出演が続きます。
「王様のブランチ」は、地域によっては見られない方もいるかもしれませんが、BS-TBSでも同時に放送していますので、BS放送が見られる方はぜひご覧ください。
第1話放送当日の4月11日（月）には、
「はなまるマーケット」に蔵之介さんが出演します。
元気を出して、
番宣も自粛しないで、
上を向いていこうと思います。
さあ、桜が咲いたら、お花見だ。