vol.01
2011.03.15
橋本です。
今回の震災の被害に遭われたすべての方々に、
心からのお見舞いを申し上げます。
こんな状況下で、いったい私たちに何ができるのだろうか、
と先日から自問自答しています。
同じ国に生まれ、同じ時代を生きている人間として、
何か少しでもできることはないのだろうか。
募金する。
節電する。
それは当然のこととして、
でも直接現地に救助に行ったり、
炊き出しをしたりできるわけではない。
当たり前のことですが、
ひとりひとりが、それぞれの与えられた持ち場で、
それぞれの務めを100%果たすしかない。
だから、やっぱり、私たち「ハンチョウ」チームは、
一生懸命ドラマを作っていこうと思っています。
都合のいい考えかも知れないけど、
一生懸命いい作品を作り、
見ていただいた方の心に、
少しでも生きる希望みたいなものを伝えること・・・。
連日悲しいニュースを流し続ける同じ画面で、
見ていただいた方の心を温かくするような、
明日も生きていこうと思わせるような、
そんなドラマを放送すること・・・。
それが今の私たちにできる、
こんな状況だからこそ私たちにできる、
最大限のことではないか・・・。
そう思っています。
被害の全貌が明らかになるにつれ、
胸が潰れるような想いに襲われ、
あまりに理不尽な自然の猛威の前に、
虚無感さえ覚えます。
でも、茫然と立ちすくんでいるわけにはいかない。
今の自分にできることを、
ひとつひとつ、
心をこめて、
一生懸命やっていくしかない。
そのことが、
結局は世の中のためになるのだ。
そう、信じて。