現場レポート

No.22

第7話はいかがでしたか?

更新日:2014年5月26日 (月)

みなさん、第7話はいかがでしたか?
認知症で記憶を失いながらも八重子が必死に守りたかったのは孫の直也。
それは“奇跡”かもしれませんが…直也の名を呼びながら手を握りしめる八重子に涙した方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そんな、第7話の撮影。
一ノ瀬がノーネームである直也のところへ駆けつける部分。

東京スカイツリーの見える、素敵なロケーション!

北村さんは韓監督に「直也くんに対しても敬語でいいですか?“あなた”と呼んでもいいですか?」と提案し、丁寧な言葉で話しかけることに。年下で犯人である直也に対しても真摯な姿勢の一ノ瀬に優しさを感じますよね。

相談中の韓監督と北村さん。

そんな一ノ瀬が、八重子の録音したカセットテープを提示する部分では、長い長いセリフのオンパレード!しかも、説明が多い!そのため、北村さんと韓監督は、視聴者のみなさんにより分かりやすくするために、セリフの順番や言葉を入れ替えたり、セリフの速さを工夫したりと本番直前まで相談。演じる北村さんは「がんばれ、俺!」と気合いをいれてから本番に挑んでいたのですが、セリフが変わったとは思えないほど完璧に長セリフをこなしていて、「OK!」と満足げな笑顔の韓監督。しかしながら、「今のでOKとして……もう1回だけやってみてもいいですか?」と韓監督に頼み、「もっといいものが出来るかもしれないしね!」と周りのスタッフにも声をかけて再チャレンジしていた北村さん。八重子の気持ちを直也に届けるため、言葉ひとつひとつを丁寧に演じてらっしゃいました。

対峙する一ノ瀬と直也。

直也の気持ちを話し合っていた韓監督と郭智博さん。

また、直也のもとに八重子が現れる部分では、「僕が持ってきたオルゴールを直也に渡したいのですが……」と北村さん。

カセットテープを入れ替えたり、オルゴールを取り出したりする動きを相談中。

台本には“オルゴールを鳴らす一ノ瀬”というようなト書きがあったのですが、「少し前のセリフで、オルゴールのメロディと直也くんの声で記憶が呼び起こされたのかも、というものがあったので、今回もオルゴールが流れたから、八重子さんが直也のことを思い出した、というような……、毎回そうすれば、八重子さんの記憶が呼び起こされるのか?ということにもしたくない気がしていて……」と、北村さんから質問があり、韓監督と北村さんは意見交換。「確かに!北村さんの言うとおり、オルゴールの音と直也の声の2つの要素で八重子の記憶が回復するわけではないから……」と韓監督。色々な状況を話し合った結果、一ノ瀬が思い出のオルゴールを直也に手渡すことになったのです。オルゴールを受け取った直也の表情も印象的でしたよね!

屋上はとっても暑かったです……

そして、八重子を演じる草村礼子さんと直也を演じた郭智博さんも、「直也」と八重子の目に光が宿る部分を念入りに打ち合わせ。頭をなでたり、顔を手のひらで包んだり、手を握ったりと、韓監督に相談しながら作り上げていました。

草村さんは八重子の思いを韓監督に相談。認知症という難しい役を丁寧に演じてくださいました。

八重子と直也の涙……とっても温かかったですね。

そのように出演者のみなさんがアイデアを出し合いながら作り上げた第7話はいかがでした?
感想はファンメッセージまでおねがいします!

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