現場レポート

No.14

第3話はいかがでしたか?

更新日:2014年4月28日 (月)

みなさん、第3話はいかがでしたか?
故意ではなかったものの、結果的に灰原を殺してしまったのは神父・真木でした。
「一万円札の原価は20円。ですが…皆に信用されているから、高い価値を保っているんです。偽物と本物に違いがあるとすれば、価値があると信じられているかどうか、神様と一緒です」と語った一ノ瀬は、真木がシゲさんや磯部に信頼されていることを感じ取っていたからこそ、罪の意識に責めさいなまれる真木を救いたかったのかもしれません。

第3話の撮影はというと…。
まずは、事件現場の公園シーン。
神山が現場にやってくると、既に一ノ瀬がいた…という設定のため「神山さんが来るのをまたずに、僕は独自で作業を進めていてもいいですか?指紋を採取する準備を進めていても」と北村さんから竹村監督に提案があり、一ノ瀬は神山がやってきても気にせずに手を動かし続けることに。

指紋を取る作業…手馴れた手つきの北村さん。

一方、神山に状況を説明する岸部を演じるデビさんも、「少し動きながら話してもいいですか?」と神山の周りを歩いたり、鑑識に話しかけたりする動きを加え、“第一発見者は、犬だ”というのもデビさんの提案。本当は“近所にすむ会社員”だったのですが…“犬だ”って、岸部らしいセリフですし、印象的ですよね!

宮迫さんに、弾道キットの操作説明をする竹村監督。

そうそう、奥貫が『発射残渣』を調べていた際、一ノ瀬が複数のライトをポケットから取り出したことに気づきましたか?「捜査の際、使用するものしか持ち歩いていないもの微妙だから…ポケットに入るくらいのライトとか小さいものを複数持っていたいんですけど、何かありますか?」と北村さんが美術スタッフに相談されていて…スタッフが準備したものの中から北村さんご自身が選んでポケットに入れていました。

撮影風景を少し離れた位置からみると、こんな感じ。周りに沢山のスタッフが!

そんな風にそれぞれが提案しながら作り上げていた撮影。常にピリっと緊張高いわけではなく、撮影の合間には…“宮迫です!”のポーズを練習したり、新しい動きを考えたり、ライトを地面に当てると歌番組っぽい!と盛り上がったり…北村さん、宮迫さん、デビさん、和久井さんは和気藹々。撮影は深夜2時過ぎまで行われましたが、終始和やかでした。

色んな種類のライトがあるね!歌番組みたい(笑)と北村さん

続いては…一ノ瀬が、偽札工場を仕切っていた甲本喜一面会するシーン。
甲本を演じるドロンズ石本さんには、竹村監督から「通常、通貨偽造は3年位の刑になるのですが、かなり精巧な偽札を作り、世の中を混乱させたので、10年位の刑という設定です」と説明があり、「分かりました。よろしくお願いします!」と丁寧に頭を下げていた石本さん。ドライリハーサルでは、竹村監督から「最初は穏やかに、ブチっとキレると何するかわからない悪い本性が見える感じに」とあり、キレる部分では迫真の演技で暴れる石本さん。その迫力は、刑務官役の方ひとりの力では抑えられないほど!そんな甲本をなんとか刑務官が連れだし、一ノ瀬がタブレットに表示されたお札を見ながら何かを考える、というのが台本上のお芝居なのですが…甲本を連れ出した後、「あの人、前髪そろってたなあ」と北村さんがポツリ。不意な北村さんの発言に、思わずスタッフ一同が大爆笑してしまい…その後、石本さんの顔を見るとツイ笑ってしまう北村さんとスタッフたち。

石本さんの髪の毛…帽子をかぶった後のように、前髪がぺタっとしています(笑)

「ネタにしないでくださいよ〜」といいながらも、撮影直前にピチっと前髪を整えて本番に挑んでいた石本さんでした(笑)。そうそう、インタビューなどで宮迫さんが「北村さんが難しいセリフと似たような言葉を耳元で言って邪魔をする!」とおっしゃっていたのですが、この日も“ルネッサンスの芸術家の名前で呼び合っていた”という甲本のセリフを受け、撮影の合間に…
北村さん「石本さんって何て呼ばれているんでした?」
石本さん「ドナテルロです」
北村さん「ドナルド?」
石本さん「ドナテルロです」
北村さん「レオナルドにしよう」
石本さん「いえいえ、レオナルドは別にいます」
北村さん「じゃあ、ほかの名前にしよう…」
などと、カタカナの名前を連呼し…石本さんを混乱させていました(笑)

撮影中は真剣そのもの。ですが、合間は笑いが止まらない!

短いシーンだったので、あっという間に撮影は終了したのですが、「楽しかったです!ありがとうございます!!」とスタッフひとりひとりに声をかけ、北村さんとも撮影後も楽しそうにお話されていた石本さん。

ゲストの方々とはあっという間にお別れになってしまうのですが、個性豊かな方々が今後も登場するので楽しみにしていてくださいね。

では、次回も3話撮影の様子をお届けします。

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