2015年4月期連続ドラマ毎週日曜よる9時

今週の逸品

ドラマで登場する篤蔵が出会ったお料理や、実際に作ったお料理の作り方を、公式サイトをご覧のみなさまだけにこっそりお届けするコーナーです。

明治〜大正時代の時代背景を考慮した、昔なつかしく、ときどき本格的なお料理のレシピを、料理監修を務めている料理研究家の脇雅世さんが詳しく教えてくださいます。

ドラマを見たら、きっと食べたくなる料理たち… ぜひお試しください!

紹介しているレシピはドラマに出てくる料理をベースにしていますが、現代でも作りやすいように材料や作り方を工夫してあります

第5回「バンザイ軒のライスカレエ」

材料 (4人分)使用量
肉 (豚、牛、鶏なんでも)150g
にんじん1/2本〜1本
玉ねぎ1個
じゃが芋1〜2個
 水800ml
 酒50ml
 生姜すりおろし一かけ
 塩小さじ2/3
 醤油大さじ1
 砂糖小さじ1
小麦粉大さじ3
カレー粉大さじ2〜3
100ml
  1. にんじん、玉ねぎ、じゃが芋は適当な大きさに切る
    鍋に油を熱し、小さく切った肉を色が変わるまで炒めたら野菜を加え炒める。
  2.  を加え肉と野菜が柔らかくなるまで煮る
  3. ボウルに小麦粉とカレー粉を入れ、水を少しずつ加えて溶きのばす
  4. 先の煮えた鍋に上記の (3) を少しずつ加えとろりとするまで煮る

日本でカレーが食べられるようになったのは軍隊が洋食を推奨してから。当時はスパイス類も高価だったので家庭で作るというより洋食屋で食べるものでした。
実は天皇の料理番には篤蔵が鯖江の田辺軍曹から習った軍隊カレー、バンザイ軒の仙之介のカレー、さらにもう2タイプ違うカレーが出てきます。それぞれのカレーにはそれぞれの物語があるのですが、レシピもその都度変えているんですよ。
今日はバンザイ軒で、すでに仙之介が出していたカレーのレシピです。
当時、軍隊では小麦粉とカレーを炒めてルーを作っていたけれど、一般的には小麦粉 とカレー粉を水で溶きのばしたものを煮汁に加えていました。
また、昔のカレー粉は今のものよりずっとスパイスの数も少なく色も黄色でした。もちろん洋食屋それぞれに作り方があるんだけれどバンザイ軒仙之介のものは生姜のすりおろしや、日本酒、砂糖を加えるところがミソ。
じっくり煮込んであるからじゃが芋なんかは少し崩れています。現在のカレーよりずっとあっさりしていたから食べる時にしょうゆやソースをかける人もいました。もちろん添えは明治の初めに作られ始めた福神漬け。ただカレーライスじゃなくてライスカレーと呼んでいたようです。


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