2015年4月期連続ドラマ毎週日曜よる9時

はじめに

料理人になりたいという夢をつかみとるため上京した片田舎の青年―
妻を 家族を愛し、師を慕い、仲間を頼り、夢を信じ、そして料理を愛し抜き、ついには「天皇の料理番」にまで上り詰めていく―

この物語は明治から昭和の激動の時代を生きたある男の、
史実に基づく究極の人間愛のドラマである

主演はTBS連ドラ初主演となる佐藤 健

撮影は明治後期から昭和にかけての当時の街並みを再現
修行のため訪れるフランス・パリでの撮影も敢行
涙と笑いのグランドロマンに真っ正面から挑みます。

TBS では TBS テレビ 60 周年特別企画として、4月クールの日曜劇場で、大正・昭和時代の宮内省厨司長を務めた秋山徳蔵氏の人生を描いた、直木賞作家・杉森久英原作の 『天皇の料理番』 を放送する。
何をやっても長続きしなかった片田舎のやっかい者が、ひょんなことから食べた一口のカツレツがきっかけで、料理というものに夢を見て、ついには天皇の料理番を勤め上げるまでに成長していく──。 この物語は明治から昭和の激動の時代を生きたある男の、史実に基づく究極の人間ドラマである。

主人公・秋山篤蔵を演じるのは、佐藤健。
ドラマ 『とんび』、映画 「るろうに剣心」 で役者としての新境地を切り拓いた佐藤は、今作が TBS 連続ドラマ初主演となる。
(物語の細部はフィクションであるため、ドラマの主人公の名前は秋山篤蔵である)

篤蔵は、夢をつかみとるため心機一転上京し、多くの試練に立ち向かっていく。
その経験を成長の糧にし、当時の日本人としては珍しかったフランス・パリへの修行に赴き、差別・偏見と闘いながらも世界最高峰のオテル・リッツのシェフとなり、ついには26歳という若さにして宮内省厨司長・皇室の台所を預かる、言わば 「天皇の料理番」 となるのである。10年前は片田舎のやっかい者、ダメ息子だった男がである。
だがそれは、妻を愛し、家族を愛し、師を慕い、仲間を頼り、夢を信じ、そして料理を愛し抜いたからであり、またそんな彼を支えてくれた人たちがいたからこそである。
夢は一晩では叶わない。そして一人でも叶わない。だからこそ尊いものなのではないだろうか。

さて、「天皇の料理番」 の “料理” というのは普通のそれとは少し違う。その料理は政治や外交に深く関わるもので、饗応や式典に何を出すかは交渉を左右し、その国の姿勢や国力を示すものともなる。
彼の驚きに満ちた料理とそこに込められた真心は、確実に日本という国のステイタスを高めていった。
一方で彼は日々天皇に食事をお作りし、その食事に対する態度を通して見えてくる人柄に愛情と尊敬を感じ、戦後の混乱期にも 「この国の為に、自分に出来る事はないか?」 と模索し続け、驚くべき奮闘を見せることになる。

そんな彼をとりまく人間味溢れる登場人物にも、演技派役者陣が揃った。
篤蔵と16歳で結婚し、料理人になりたいという彼の夢を誰よりも強く支える妻・俊子を演じるのは黒木華 (はる)。
第37回 日本アカデミー賞・新人俳優賞を受賞、映画 「小さいおうち」 ではベルリン国際映画祭銀熊賞 (最優秀女優賞) を受賞、そして先日行われた第38回日本アカデミー賞で最優秀助演女優賞を受賞した彼女が、俊子の内に秘めた意思の強さ、篤蔵を支える愛を表現してくれることだろう。
また、篤蔵が “料理人としての父” と慕う華族会館の料理長・宇佐美鎌市には、小林薫
その華族会館の下っ端コックとして共に苦労し、篤蔵が慕い頼る生涯の友・松井新太郎には 桐谷健太
山上辰吉には 柄本佑
篤蔵の優秀な兄で、東京の大学に進学し弁護士になる夢を持つ、篤蔵のよき理解者・秋山周太郎には 鈴木亮平
ひょんなことから篤蔵にカツレツを振る舞い、料理人への夢をかきたてた軍隊のコック・田辺祐吉には 伊藤英明
篤蔵と周太郎の父として子どもたちの行く末を案じる秋山周蔵には杉本哲太
さらには、武田鉄矢をはじめ、芦名星佐藤蛾次郎高岡早紀美保純日野陽仁大島さと子加藤雅也麻生祐未ら豪華共演陣が集まり、撮影に臨む。

初めてのシェフ役に挑む主演の佐藤は、撮影前の昨年8月から料理学校で料理修行を行い、料理人としての所作を学んでいる。
皿洗いや野菜切りなどの修行期間を経て、料理人として成長していく過程に合わせ、実際の調理シーンも本人が演じていく。
 さらに役のため髪も切って撮影に臨んだ。ドラマ 『ROOKIES』 でのドレッド・ヘアも印象的だったが、映画 「るろうに剣心」 で見せた後ろ髪を束ねるほどの長髪から一転、坊主頭で今作に挑んでいる。
大河ドラマ 『龍馬伝』・映画 「るろうに剣心」 で、幕末から明治維新期の剣士を演じてきた佐藤健が、『天皇の料理番』 では刀を包丁に持ち替え、その生涯を己の夢に捧げ尽くした男をどう演じるのか、ぜひご期待ください。

また今回 『天皇の料理番』 制作スタッフのプロデューサー・石丸彰彦、演出・平川雄一朗、脚本・森下佳子は、『JIN-仁-』 『世界の中心で、愛をさけぶ』 『白夜行』 『とんび』 という、多くの視聴者の記憶に強い印象を残した作品を共に送り出してきたタッグであり、満を持して今回の『天皇の料理番』に臨む。

撮影は、昨年12月上旬より開始。
ドラマの舞台となる明治後期から大正・昭和にかけてはまさに日本の成長期。番組では、当時の街並み、服装、生活ぶりなどの状況を、綿密なリサーチでその成長ぶりも忠実に再現する。

<背景写真:日本カメラ博物館所蔵>

現存する明治から大正期の街並みの資料をもとに当時の建物を甦らせ、セットでは再現できない街並みなどは全国各地 (2月末現在で1都6県) の古き面影を残す地でロケを行っている。
さらに、主人公・篤蔵がその夢のために修行に訪れるフランス・パリでの撮影も敢行する。

“夢を持つ” ということは、他の生物や、発達していくコンピューターには決してできない、
人間にしかできないこと―。
“夢” は、人間のもっとも人間らしい部分、人間としての特権とも言えるのではないだろうか。
その夢こそが、今日までの社会を牽引してきたことは疑うことのない事実―。
日曜劇場 『天皇の料理番
夢と愛の物語に真っ正面から挑みます。

→放送前コメント

原作紹介

1978年10月より「週刊読売」で連載が始まり、1979年読売新聞社より単行本が、1982年12月に集英社文庫にて文庫版が発売し、15万部のベストセラーに。
今回、ドラマ化にあわせて改訂新版を上下本として発売決定!

『 天皇の料理番 上 』 『 天皇の料理番 下 』 杉森久英 著

集英社文庫 2015年3月20日 (金) 発売

上 : 定価713円 下 : 定価648円 (ともに税込価格)

★ 物語 ★

明治の半ば、福井県の少年が出会った一枚のカツレツが人生を決定付ける。
裸一貫で西洋料理の道に進み、パリの一流ホテルで修業し、そののち宮内省の主厨長、いわゆる天皇の料理番として日本の料理界の頂点に立った男の苦闘と栄光の軌跡を描く。


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