災害現場に出動するたびにどんどん成長していく響［ひびき］たちDMAT。最終回まで残りわずかとなり、ますます見逃［みのが］せなくなってきたよね。今回もロケ撮影［さつえい］現場で取材をしてきたブーブ★キッズ記者。たっぷりうら側を紹介［しょうかい］します。
まずはこのバック。そう、 DMATの必需品［ひつじゅひん］！ 治療［ちりょう］に必要ないろんな医療器具が入っているんだ。
注射器［ちゅうしゃき］に点滴［てんてき］、ガーゼに血圧を測定する機械。病院とは違［ちが］って必要な分だけしか持っていけないDMAT。だからこそ、その場にある道具を組み合わせて作る即興［そっきょう］医療が重要になってくるんだよね。実はこのバックには黄色・赤・青の3種類があって現場の状況［じょうきょう］や患者［かんじゃ］さんの状態によって使い分けているんだよ。このバックに入っているものは全て本物。 東京DMATで活躍［かつやく］する先生に教えてもらって美術さんが準備しているんです。
美術さんのお仕事にはこんなものを作ることも！！ この横に倒［たお］れたバス、本当に事故を起こしたバスに見えるよね。でも このバスも美術さんたちが撮影のために作ったもの。 もう使わなくなったけどまたまだ動くバスを撮影現場まで持っていき、ガソリンやオイルなど火事の原因になりそうなものを全部取り除 ［のぞ］いて作った大作です。 そしてこれ以上横たわらない様にカメラに映［うつ］らない場所にはしっかりと支えの棒［ぼう］が立てられているんだよ。この迫力［はくりょく］満点の撮影セットは美術さんたちプロの技術のたまものなんです。
今週放送される第9話の中でも美術さんのプロの技がさく裂［れつ］しているよ！ この災害現場は地震［じしん］の影響［えいきょう］で体育館の天井［てんじょう］が崩［くず］れてしまったというもの。とある学校の体育館を借りして撮影したんだ。体育館を傷［きず］つけないよう注意をしながら美術さんが用意したガラスの破片［はへん］や電球が転がっていたよ。 そして奥［おく］の方に見える重たそうな黄色のものは、天井の柱を再現。本物の天井の柱は頑丈［がんじょう］な鉄でできているんだけれども、これは美術さんがそっくりに作ったもので実はとっても軽い素材でできているんだよ。
この災害現場でも響は命を繋［つな］ぐ選択［せんたく］に迫［せま］られる。鉄の棒が心臓［しんぞう］近くに突［つ］き刺［さ］さっている男子生徒と、見た目は重症［じゅうしょう］に見えないけど、診察［しんさつ］をしてみると実は隠［かく］れた所に異常［いじょう］がありそうな女子生徒。響はどうような判断をして命の繋ぐのか……。
3月6日（木）よる9時から放送の第9話をお楽しみに♪
木曜ドラマ劇場『Dr.DMAT』
木曜よる9時から