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ご飯がおいしい炊飯器はどれか？ためしました

2006年01月25日

今週は「日経トレンディ」編集長・北村森さんが担当です。

保温してもご飯がおいしい炊飯器はどれか？ためしました
今回ポイントにしたのは「今の家族にぴったりの炊飯器はどれか？」。今は皆さん忙しくて家族の食事時間は、とかくバラバラ。そこで最近各社が力を入れているのが「24時間、美味しく保温できる」とうたった炊飯器。これが本当なら、残業で終電になったお父さんも、おいしい御飯が食べられてうれしいはず。というわけで、今回は「炊き立ての味」と「炊いてから12時間保温した味」をチェックしました。
テストしたのは、いま売れ筋の２万7800円から２万9800円の炊飯器・５機種。松下の「IHジャー炊飯器」、象印の「極め炊き」、東芝「石のせ本かまど圧力仕込み」、三洋「おどり炊き」、タイガー「IH炊飯ジャー炊きたて」の５機種。
テストには、「お米マイスター」の認定を受けたお米屋さんのご主人に協力してもらいました。加えて、ご飯の硬さや粘りなどをはかる「炊飯食味計」も参考のために使いました。
ではテスト結果へいきましょう！
まず「炊き立ての味」…これは、全部が米の美味しさを良く引き出していた。どの機種でも満足。
一方「12時間保温した後の味」では驚くほどの違いがありました！炊き立てとほぼ全く変わらない美味しさ、という機種は、さすがに１つもなかった。
ただし、納得して食べられるだけの味だったものは２機種あった。これがＡランク。
まずは「松下のIHジャー炊飯器」ご飯の色つやが保たれ、黄ばみや嫌なにおいもなかった。茶碗によそってみると、しゃもじがサッと通る。つまり、それほど硬くもなっていない。
よかったもう１つは「象印の極め炊き」。こちらも、炊き立ての時の、粒がたったような見た目が、変わらず保たれていた。食感も比較的変わっておらず、５機種のなかでは、もちもちとした食感を楽しめた。冷めても食べやすい味に仕上がっていたので、弁当などにも向くだろう。
これよりちょっと劣ったＢランクは東芝と三洋。
東芝は、ご飯にわずかではあるが黄ばみが出ていた。口当たりも悪くなかったが、松下や象印に比べると、ご飯に残っている旨みの量が劣る印象だった。
三洋は、黄ばみや嫌なにおいがなかったのは、松下や象印と同じで良かった。ただ、食べていると、ざらざらした舌触りが気にになった。
ちなみにタイガーは12時間保温して、ご飯の劣化が最も進んでしまっていた。
では結論！
長い時間保温することの多い家庭なら、松下か象印の２機種がはっきりと優位。バランスの取れた食感が好きなら「松下のIH炊飯ジャー」。粘りのあるご飯が好きで弁当をよく作るなら「象印の極め炊き」

■今回チェックした機種
松下電器産業SR-DG10H
象印マホービンNP-HS10
東芝RC-10LY
三洋電機ECJ-GG10
タイガー魔法瓶JKC-G100

除光液をためしました。

2006年01月18日

今週は「リアルシンプル・ジャパン」編集部長「高柳正盛」さん

今週は除光液をためしました
意外にマニキュアが落ちれば何でもいいと思いがちですが・・・レベルの低いものを使うと爪が白くなったり、2枚爪になったりします。では何がいいのか？編集部が実際に使ってみて、お勧めの除光液を選びました。
まず美容専門家などの意見を参考に、ドラッグストアなどで買える10種類の商品を厳選。価格は350円から1500円まで、これらを実際に使ってみました。
チェックのポイントは５つ。「落ちやすさ」「香り」「使用後の爪の状態」「爪の周りの肌への優しさ」そして「値段」の５つ。特に重要だったのが「落ちやすさ」と「香り」。最近きらきら光るラメ入りのマニキュアが流行っていますが、このラメが落ちにくく、このラメが簡単に落ちるかどうかで差がつきました。また香りは、どうしてもシンナーのような鼻をつく香りがしますので、これをいかに軽減しているか、いやな臭いでないものにしているかが重要です。
では結果！

左から、
サリーハンセン「ネイルカラー・リムーバー」
ENVY「レボリューショナリー・リムーバー」
カネボウ「ケイト・ネイルカラー・リムーバー」

今回、評価が高かったのは３つ。カネボウ化粧品の「ケイト・ネイルカラー・リムーバー」、ENVY（エンビー）という会社が出している、「レボリューショナリー・リムーバー」、そしてサリーハンセンの「ネイルカラー・リムーバー」の３つです。

それぞれ評価してみると・・・
まずカネボウ化粧品の「ケイト　ネイルカラー　リムーバー」。税抜き450円の商品です。こちらは「落ちやすさ」で評価が高かった。ラメ入りのマニキュアでも、すばやくしっかり落ちる。ただし、問題は、鼻を突くようなきつい臭いがするので、そこが減点。
次はENVY（エンビー）という会社が出している、「レボリューショナリー　リムーバー」。こちらは「香り」の評判が良かった。シンナーのような鼻を突く香りの商品が多い中で、グレープフルーツの香りなのが高評価。中身そのものもオイルのようにしっとりしていて、爪を傷めない工夫が施されている。ただし、そのオイル感がべたべたして、イヤだという人も複数いました。あと、1500円と価格が高めで、このへんが減点材料。
総合評価でナンバーワンだったのがインターナショナル　コスメティックスという会社が米国から輸入販売しているサリーハンセンの「ネイルカラー・リムーバー」です。落ちやすさ、香りなど、すべてのポイントで評価が高く、納得できる品質。値段も236･5ミリリットルで税抜き380円と、安いので、たっぷり使えました。

「カニのお取り寄せ」を試しました

2006年01月11日

今週は「日経トレンディ」編集長・北村森さんが担当です。

「カニのお取り寄せ」を試しました。
各地の名産品を取り寄せる「お取り寄せ」ブームが続いていますが、冬はやはり「カニ」が人気。しかし、いざ取り寄せるとなると、ネット通販から百貨店まで、ルートはさまざま。
そこで日経トレンディで、実際に客の立場でカニを３０品目購入して、大チェック。チェック役は築地でカニを扱うベテラン３人で、見た目や、手にした感触で、「産地」「水揚げ時期」「冷凍状態」を判断できる人々…厳しくチェックさせていただきました。ちなみにカニ代やら冷凍庫のレンタル代やらで、今回は、総額で５０万円以上かかりました。
ただカニは当たり外れが大きい…１匹チェックしただけで、そのお店がダメだといいきれるかどうか？確かに「お店の善し悪しではなく、当たり外れの範囲では」という声もあるかもしれません。ただ、商品の発送時にきちんと検品をしている店なら、悪い評価のカニは混ざらないはず。プロなら、それくらいして安定した味を提供できるはず！ハズレが混ざっている時点でアウトです。
では調査結果！
まず「ボイルしたズワイガニ」の調査から・・・
調査したのは、伊勢丹、高島屋、東急百貨店、さらに、道産ネットミツハシ、フーズランド北海道、小樽きたいち、という６店でチェック。
Ａ評価は、道産ネットミツハシと小樽きたいち。
道産ネットミツハシは、決して安くはないが、鮮度・身入りが申し分ない。
小樽きたいちは最も安く、鮮度・身入りもかなり良かった。
Ｂ評価は、伊勢丹、東急百貨店。どちらも割高で、鮮度・身入りも平凡。
最低のＣ評価は、高島屋、フーズランド北海道。
高島屋は値段がやや高く、身入りにも不満。脱皮準備か直後のカニのようで、鮮度も高くなかった。
フーズランドも割高で鮮度も高くない。
続いて「ボイルしたタラバガニ」ですが・・・
チェックしたのは、伊勢丹、高島屋、東急百貨店、大手通販のシャディ、カニ市場北国からの贈り物、道産ネットミツハシ、フーズランド北海道、蟹のマルキタ北村水産「北海道」、小樽きたいちの９店
Ａ評価は、良かった順に、道産ネットミツハシ、小樽きたいち、高島屋、シャディの４つ
道産ネットミツハシは、最も安いのに、大きなカニで身入りが良好。
小樽きたいちは、冷凍せずに配送する冷蔵タイプなので、鮮度は極めて良好。しかも値段も安め。
高島屋は、安くはないが鮮度・身入りが十分
シャディも、安くはないが、鮮度が高く、脚が太く、しっかりと身が詰まったカニだった。
ちなみに最低のＣ評価は東急百貨店。値段は高いのに、鮮度・身いりがよくなかった。
最後、カニシャブに便利なむき身もチェック・・・
こちらは手広く１５店をチェックしました。
しかしＡ評価といえたのは、わずか２店。フーズランド北海道と、かに道楽
フーズランド北海道は、ズワイのむき身、タラバのむき身ともに、大きく食べ応えがあって買い得
かに道楽は身が大きく、付属のポン酢もいい。解凍で出る汁を吸収する紙が入っているのもいい
逆に、最低のＣ評価だったのは、シャディ、Oisix、小樽きたいちの３店。いずれも身があまりに小ぶりで割高感も極めて強かった。
結論としては、ボイル・ズワイは「道産ネットミツハシ」、「小樽きたいち」、ボイル・タラバも「道産ネットミツハシ」、「小樽きたいち」あたりが良好、そしてむき身なら「フーズランド北海道」か「カニ道楽」

「リップクリーム」を試してみました

2005年12月28日

今週は「リアルシンプル・ジャパン」編集部長「高柳正盛」さん

今回はリップクリームを試してみました
安いものから高いものまで色々ありますが、ちょっと高級なものも含め、値段を1000円までに設定。スティックタイプやクリームを手に取るタイプなど色々なものの中から、美容の専門家などの意見を参考に、まず編集部で10種類をピックアップ、それを実際につけてオススメのトップ３を選出しました。
チェックのポイントは５つです。１：しっとり感（乾いた唇を潤す力）２：持続力(長持ちするほうがうれしい)、３：使いやすさ（塗りやすいこと、持ち運びのしやすさ）、４：香り、５：価格（たっぷり使うには安いほうがうれしい）
では結果！
まずオススメの第３位はユニリーバ･ジャパンの「ヴァセリン・ペトロリューム・ジェリー・リップA」。これはチューブに入っているタイプ。税抜き280円と安いのに、倍以上する商品と並べても遜色ない。延びがよく、しっとりしている。唇がぷるぷるになるので、いつも愛用している。ただし、持続力がやや弱いという意見が複数ありました。
第２位は、資生堂薬品の「フェルゼア」。これもチューブに入っているタイプで、オープン価格ですが、買ったときは税込み417円でした。唇への染み込みがよく、延びるので塗りやすい。しっとりとしていてやわらかく、気持ちがいい。ただし、どんどん使ってしまうので、結果的に値段が高くつくかもという指摘がありました。
第１位はコーセーコスメニエンスの「薬用モイストリップクリーム」。450円(税抜き)。しっとり感に対する評価が抜群に高かった。夜寝る前に塗ったのに、朝になってもしっとり感が保たれていた。スティックタイプで塗りやすく、しかも硬くない。一塗りでよさがわかる。
ちなみにだめだった商品は、商品名は伏せますが、「ある、外国製商品」。「環境に配慮した」ものらしいんですが、独特の油くささがしてつける気がしない！まるでスティックのりみたいだ、ぼろぼろはがれる、とさんざんの評価でした。

高級掃除機をためしました

2005年12月21日

今週は「日経トレンディ」編集長・北村森さんが担当です。

大掃除のシーズンなので掃除機を試した。
今回は、新型サイクロン５機種と、紙パック式の売れ筋１機種をテストした。サイクロンのほうは、松下電器の「ニオイまでふき掃除機」、日立「たつまきサイクロン」、東芝「タイフーンロボ」、三洋「ザ持吸力マラソンサイクロン」、そしてダイソンの「ＤＣ１２」。一方、紙パック式のほうは、売れ筋の松下電器の「あっちこっちふき掃除機」。
今回チェックしたポイントは２つ。大掃除で差が出る「高い場所」「狭い場所」のホコリを簡単に吸い込んでくれるか？フィルターなど、日ごろの手入れがどこまでラクか？
まず、「高い場所」でも「狭い場所」でも、ストレスを感じさせずにきれいにしてくれるか。
まず、良好な結果だったのは、「日立」と「三洋」。吸い込む力が強く、また小型の吸い込みノズルがうまく作られていて、１往復できれいになった。
この２機種に次ぐのが「ダイソン」。吸い込む力は強く、ホコリもしっかり吸ってくれる。ただ、小型のノズルの付け替えが手間。また、重いので、高い所を掃除するときに持ち上げにくい。
今一つだったのは「東芝」、「松下」、そして「松下の紙パック式」。これらは、狙った箇所のホコリを取りきれなかった。
ではお手入れが楽なのは？
まず良かったのは、やはり「紙パック式」で「松下」。
ただ、サイクロンでも、「三洋」と「東芝」はかなりラク。三洋はティッシュペーパーを１枚、フィルターの前にはさめば目詰まりを防げる便利なつくり。東芝はフィルターが自動で回転してホコリを防ぐ。三洋は６年、東芝は７年半、フィルターの手入れは不要としている。
これらに比べて面倒なのが「日立」と「松下のサイクロン」、そして最も面倒なのが「ダイソン」。
ということは、結論は、今回の６機種のなかで、最も優秀だったのは「三洋」の「ザ持吸力マラソンサイクロン」。掃除もよく、お手入れでも、これまでのサイクロン式の欠点を克服していて良かった。
一応、次点を挙げるなら、ややお手入れに手間がかかるが、「日立」の「たつまきサイクロン」か。
これら２機種に比べると、松下の２つと、東芝、ダイソンは弱点が気になる結果だった。

■今回試したのは・・・
松下電器：あっちこっちふき掃除機＝ＭＣ−Ｐ３Ｄ
松下電器：ニオイまでふき掃除機＝ＭＣＦ５００Ｄ
日立：たつまきサイクロン＝ＣＶ−ＳＪ１０
東芝：タイフーンロボ＝ＶＣ−７５ＴＣ
三洋電機：Ｔｈｅ持吸力・マラソンサイクロン＝ＳＣ−ＸＷ５５Ｇ
ダイソン：ＤＣ１２

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