撮影レポート|TBSテレビ:金曜ドラマ『わたしを離さないで』
金曜よる10時放送
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舞台あいさつ&特別試写会が行われました! 2016.1.11 Mon. 19:14 -
本日「わたしを離さないで」の記者会見&特別試写会が行われました!
たくさんの応募者の中から抽選で選ばれたラッキーな皆さんが会場につめかけてくださいました!TBS古谷有美アナウンサーから紹介されて、まず登場したのは…
渡瀬暁彦プロデューサーごあいさつ
『このドラマは、イギリスのベストセラー作家で、世界文学の担い手とも言われているカズオ・イシグロ先生の原作が元になっています。
イシグロ先生ご自身、この原作が映画化されたときに、制作総指揮を務められており、ご自身の作品が映像化されることに対して、並々ならぬこだわりを持っていらっしゃる方です。
今回も一話一話台本をイギリスにお送りし、厳密にやりとりをしながら繊細につくっているという手段をとらせていただいています。
イシグロ先生は、脚本の森下佳子が描くドラマ版の「わたしを離さないで」の世界観、それからメッセージ性を高く評価してくださっており、非常に楽しみにしてくださっています。
今回、先生のお言葉をかりるとすれば…“映画や原作では開ける事のなかった新たな扉を開けてもらっているような気がする”と、
そういうような言葉をいただいていることからもわかるように、原作の世界観を踏襲しつつ、また新しい「わたしを離さないで」の世界観を描ければと思っております。
原作・映画も非常に高い評価を得ている作品ではありますが、ドラマ版もそれらに負けず劣らず非常に質の高いものが出来ているのではないかなと思っております。
どこよりも早く、この会場のみなさんに見ていただけるのを非常に楽しみにしております。ぜひお楽しみください!』
そして…待ち焦がれていた綾瀬はるかさん、三浦春馬さん、水川あさみさんがステージ上に登場!
ポスターやこちらのサイトでも雰囲気が伝わっていますように、皆さん黒をベースにしたシックないでたちでの登場です。
綾瀬はるかさん
『本日はお忙しい中お集まりいただきありがとうございます。第1話をご覧になって楽しんで帰っていただければ嬉しいです。』
三浦春馬さん
『本日はご足労いただきどうもありがとうございます。原作の世界観に沿って頑張って演技をしたいと思います。』
水川あさみさん
『本日はどうもありがとうございます。本当に自分の心を震わせて感情を高ぶらせていかないと成立しないような深い作品で、毎日自分を奮い立たせています。どうぞよろしくお願いします。』
ご挨拶を終え、内容に興味深々の古谷アナが早速皆さんに質問。
— この作品は放送前にお話できることが限られているそうなんですが、それはどうしてなんですか?
綾瀬さん
『設定が特別なんです。すごく残酷な運命を背負った中で生きる若者たちのお話で、それを見て何かを感じてもらえたらと思います。その「特別な設定」というのがとても難しいので、まずは第1話を見ていただきたいです!』—それぞれの役柄について教えていただけますか?
綾瀬さん
『わたしの演じている恭子はすごく優しくて頭のいい、優等生タイプです。
優しいから思っていることを抑えてしまうんですけれど、すごく芯の強い人だな、と思っています。
ところどころ似ているところがある…と思うんですけど…似ているところあるかな??』
三浦さん
『友彦という青年はすごく純粋で、それゆえに悩むことは悩んでしまって、自分自身を追い詰めていってしまう人です。
一方でサッカーが大好きでアクティブな面もあります。ぼくも短かったんですがサッカーをやっていたのですが、ポジションはボランチで、友彦とは違うんです(笑)。ドラマの中でリフティングをするシーンがあるのですが、僕はサッカー部だったにも係わらず3回しか出来ないので、「これじゃ迷惑がかかる!」とお正月はずっと練習していました。不安ではあったのですが…(綾瀬さん、水川さんに)あれ…僕だけしゃべりすぎ?(笑)。そんなわけでリフティングのシーンは何とかうまく行きました!』
水川さん
『美和は一見すごくわがままで、人のものは自分のものという、ジャイアン的なところがあります(笑)。思ったことも口に出ますし、よく言えば素直で、誰よりも愛情を欲している人です。わがままというか、自分が一番でないと気がすまないんです。恭子に対しても彼女のものを欲しがったりしますが、単に欲しいのではなく、それを通して彼女を見ているんです。恭子に対する愛があって、恭子のことがまぶしくて、彼女のものを取ることで近づくことが出来るんじゃないかと考えているんでしょう。』
—今回、皆さんでの共演は初めてとのことなのですが、一番マイペースなのはどなたですか?
三浦さん&水川さん
『そりゃあもう…(と、二人に見られて綾瀬さん、ちょっと困ったように笑いながら挙手)』
水川さん
『人に迷惑をかけるマイペースではないですけどね。なごみます。』
三浦さん
『現場にいいほうに作用するよね。
何か不具合が生じたとき、その人に向かって『大丈夫、頑張ろう!』って言ってくれてほっこりします!』
綾瀬さん
『そうかなあ?』
三浦さん&水川さん
『そうだよ!!』
—綾瀬さんは今回、座長としてみんなを引っ張っているというお話を聞きましたが…
綾瀬さん
『本当ですか!?子ども時代の子役たちから撮影が始まってるし…座長であるとか、そういうのはまったく考えてませんでした!』
水川さん
『うちの座長はこういうところがいいところです(笑)。』
—綾瀬さんは撮影が始まる前に、原作者のカズオ・イシグロさんに会いにロンドンにいらしたんですよね。どんなお話をされたんですか?
綾瀬さん
『どうしてこの作品を書いたのか、ドラマ化についてどう思うか、役に関してのことなどを伺ってきました。すでにご本人の製作総指揮で映画化もされている作品ですが、今回のドラマ化でご自分が描かれた中でも見落としている闇にスポットを当てて、新たな化学反応が起こるはずだから、それをすごく楽しみにしているから、新たな扉を開けて自由にやってください、とおっしゃっていただきました。原作者も知らない恭子が生まれるかもしれないと思うと、わたし自身本当に楽しみです!』
—英語でやりとりしたんですよね!勉強されて行ったと聞きましたが…
綾瀬さん
『…通訳さんを通して。分かるところもあった…かな??
でもロンドンはあまり天気が良くないと聞いていたのにパカーンとしていてすごく町並みがキレイで感動しました!公園にリスがたくさんいて追っかけまわしていました!』
—三浦さん、水川さんはこの作品の世界観を作るのにいろいろこだわりを感じたそうですが…
三浦さん
『衣装に関しては子役の時代から僕たちになったときは当然体型が違うので新調するのですが、世界観にあうように毛玉やほつれを衣装部の方が徹底的に作ってくれてすごいんです。色味もグレーで統一したり紺に指し色が入ることで登場人物たちの装いがこの世界観の色味をすごく際立たせてくれます。寂しげとか荒涼としているという言葉が浮かびましたが、そういったものを際立たせてくれているんだなと感じました。ロケも有形文化財などでも撮影させていただいているのですが寂しげだけれど温かみもある、この感じがこのドラマの世界観にマッチしているのではないか、と現場で感じます。』
—衣装などで役の気持ち変わります?
水川さん
『やっぱり役作りにつながりますし、自分がその世界に入るためにもすごくありがたい手がかりになります。』
三浦さん
『素晴らしいロケ先を見つけてきてくださったり、衣装なども本当にこだわって作りこむ労力を費やしてくださっていると感じます。そういうところが役に繋がっていくのかな。』—現場での印象的なエピソードがあれば教えてください!
水川さん
『はるかちゃんと女子寮にいるシーンでは、女子寮のベッドで待っている間にストレッチをしたり筋トレなどしています。あと、春馬くんがやたらと『今年やりたいこと、やめたいこと』を質問しまくってくるんです!何だろう?って思っていました。』
三浦さん
『純粋に『何かあるかな?』とも思っていましたし、先日の『王様のブランチ』に出させていただくとき『何か現場で盛り上がっていることはありますか?』と聞かれていたので…』
水川さん
『伏線だったんですね!』
—でもせっかくだから聞かせてください!やめたいことは?
水川さん
『暴飲暴食!』
三浦さん
『え、『うどん』!?』』
水川さん
『うどん?(笑)何聞いてるんですかぁ〜ぼういんぼうしょく!』
綾瀬さん
『電気カーペットをつけたまま寝ること!今の時期、やっちゃうんですよね…』
三浦さん
『二度寝!休みの日、寝てた時間がもったいなくて罪悪感が生まれます。』
綾瀬さん
『わたしは割と好きですけどね…』
全員
『(笑)』—それでは今年の目標は?
綾瀬さん
『健康でないと何も出来ません。心身ともに健康で!1日1日楽しんで生きていきたいです。』
三浦さん
『見えている目標に向かって、それを達成するための目標を少し下に設定して、その目標を達成するためにわかりやすく記しておく…
(綾瀬さん、水川さんはじめ会場中『???』)
えっと…わかるところに『今日は○○をしました』とか書いて、毎日チェックをつけていくとか。子どもの頃、縄跳びをとんで二重飛びが出来た、マル!とかやってたじゃないですか、え、やってない!?目標設定をちゃんと消化していくことが後々の大きな目標に繋がるのではないかと原点に立ち返ろうと思います!ちなみに今チェックしていることは言いたくありません!』
水川さん
『わたしもとにかく健康に気をつけたいですね。チャレンジすることを忘れず、何事も怖がらずに、その気持ちを忘れずに1年頑張りたいです!』
—最後にメッセージをお願いします!
綾瀬さん
『このドラマは設定こそ特別ですけれど、すごく残酷な運命を背負って、その運命にどう立ち向かって生きていくか…と、もがいている若者たちを描いています。
そこには人を愛することだったり、友情だったり、自分にとって何が大事かということを問いかけていてとても普遍的なことで皆さんに共感してもらえることを描いている作品です。心が震えるようなことを突きつけられ、考えさせられる作品になっていますので、まずは今日(試写で)第1話をご覧になって、引き続き2話以降も見ていただきたいと思います。』今日の会見の様子は明日の「はやドキ!」「あさチャン!」「ビビット」「ひるおび」「Nスタ」などで紹介される予定です。
報道や番組の都合で変更になる可能性もありますがニュースを見るときにちょっと気にしてくださいね!
そしてそして、いよいよ今週金曜日「わたしを離さないで」第1話の放送。
つらく残酷な運命、だけどそこに立ち向かう3人をどうぞ見届けてください。