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猶予 2016.3.11 Fri. 23:00

第9話の放送が終わりました。

唯一の希望だった「猶予」

恵美子先生からそんなものは存在しないことを知らされ、自暴自棄になったトモ。
恭子とトモの結末はどうなってしまうのでしょうか…


恵美子先生との再会のシーンは、2日にわけて撮影が進められました。
撮影にかかった時間は12時間以上
ページにして27ページ
ほとんどが恵美子先生の独白のシーン。演じられていた麻生祐未さんはリハーサルからセリフをつっかえることもなく、スラスラ…27ページを難なく乗り越えてしまったからさらに驚きでした。

恵美子先生と陽光学苑のベールが脱がされたシーン、そして物語の後半のテーマであった「猶予」に決着をつけるシーンということで、キャストそれぞれが一つ一つのセリフをより大事に表現するため、監督とその都度心情について話し合う姿が印象的でした。


学苑時代では、ミステリアスで会話をすることもなかったマダム。怖がっていた表情から一変して時間を経て、今では普通に恭子と触れ合うことが出来ていました。
マダムが言っていることは恭子たちの立場になってみると言い訳にしか聞こえないんだよね。セリフに間を入れると偽善ぽく聞こえてしまうから、テンポにも気をつけたいですよね と9話を担当した山本監督。


美術展優秀作品が恵美子先生のおうちに!

一方の恭子にも 恵美子先生の話しはもっともで、正論だから受け入れようともするんだけど、でもやっぱり救いがないじゃない!という感じも出していきたい とお話ししていました。


そしてトモさん。
たくさんの絵を持って恵美子先生のもとを訪れました。どの恭子も生き生きしていて、愛が溢れていましたよね。


マダムと恭子の会話の部分も「2人の会話が終わるのを待つ感じで」という演出でしたが、
一枚一枚ゆっくり片付けているというより、トモは早くこの家を出たい!と思うはずですよね…そうすると、すぐに片付けて出て行きたい気持ちもあるんですが… 三浦さん。
それに対し「そうか…絵を片付けるだけだと手持ち無沙汰になるよね。トモはどちらかというと恭子たちの話は聞こえない…って感じにしたいんだよね」と監督。

ここのシーンでのやりとりは、あげるとまだまだキリがないほど、たくさん話し合いがなされていました。キャストスタッフ一丸となって作り上げた、まるで舞台のように長い台詞のやり取りがあった9話は、「わたしを離さないで」の総決算ともいえる1話。


来週はいよいよ最終回

猶予など存在しないことを知った2人。

幸せな日々を過ごしていた2人にやってくる新しい日々は、希望があるのでしょうか、ないのでしょうか…

そして久々に登場の龍子先生。
トモに希望を教えてくれた龍子先生は再びトモに希望の光を与えてくれるのでしょうか…

最終回は来週3月18日金曜日のよる10時からです。

恭子とトモ…2人を最後まで見守っていてください!

お見逃しなく!


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