あるアパートで男が殺された。加害者はアパートに一人で暮らしている老女・松岡稲子(中原ひとみ)だ。稲子は物音で目覚め、男がいたために恐怖に駆られてゲートボールのスティックで殴ったと語る。
新藤修平(小池撤平)と
漆崎進(段田安則)は、殺された男が永島和雄(三上市朗)で、
竹内しのぶ(多部未華子)のアパートの隣人・安西芳子(中島ひろ子)の内縁の夫だということを突き止めた。永島は芳子に暴力を振るい、金をせびっていたという。芳子は4年生の千鶴(石井萌々果)と二人暮らし。芳子が警察で事情を聞かれている間、しのぶと
原田修(前田旺志郎)は心細いであろう千鶴を気遣い、かいがいしく世話をする。修は千鶴に恋心を抱いて…。
ところで、質素な暮らしの稲子だが、訳あって事件のあった日は部屋に大金を隠し持っていた。そのことを永島は知っていたのだろうか。稲子は永島と芳子、千鶴にも会ったことがないという。漆崎は芳子が永島を憎んでいたことにこだわり、事件の真相を探る。そんな矢先、稲子が倒れて入院し、稲子は末期ガンだと分かる。
しのぶは絵を描くことが好きな千鶴が描いた絵に、事件の謎を解くヒントが描かれている事に気付くのだが…!?