インタビュー

vol6.工藤阿須加さん(檜山康介)

このドラマへの出演が決まったときのお気持ちというと?

世界的ベストセラーの本が原作で、しかも映画や舞台にもなっているという名作に、自分が出演させていただくということが、まずはすごく嬉しかったです。 それと、野島伸司さんが脚本監修されるということと、これだけ素晴らしいキャストが揃うということで、あまり原作を意識しすぎないよう、このドラマならではの世界を作っていければ、2015年度版のオリジナルな作品が作っていけると思いました。

原作はご存知でしたか?

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はい。読み進めるごとにドンドン引き込まれていくというか、僕としてはすごく読みやすい物語でした。そこに書かれている人間の弱さだったり不器用なところだったり、そして優しさや愛など、“人間味”を感じさせる要素がものすごく詰まっていたので、とても共感するところが多くありました。

今回演じられる檜山康介という男性はどんな人物でしょうか?

とても家族思いの男なのですが、父親の暴力から母親を守るため、父親を傷つけてしまい刑務所に服役していました。一見、無愛想ですが、誰よりも母親のことを大切にしていて、それと同じように、弱い立場の人がいると放っておけない、真っ直ぐな気持ちを持っている青年だと思います。でも、不器用なところがあって、そういった思いが人には伝わりづらいところもありますけど、優しい心の持ち主だと思います。
自分で言うのも変ですが、僕自身、自分の思ったことにはブレがない方なので、気持ちの真っ直ぐさというところは、檜山と近いものがあるかもしれません。

そんな檜山を演じる上で気をつけているポイントというと?

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撮影の最初の頃は、周りのキャストの方とあまり話さないようにしていました。もちろん、あいさつや多少のお話はしましたけど、少しでも出所したばかりの檜山の気持ちを感じられるよう、みなさんと距離をおいていました。
それと、監督には「檜山は平成の高倉健さん、網走番外地的な感じで…」と言われました。昔から高倉健さんの作品はたくさん観ていましたが、高倉さんのような雰囲気は出せないとも思いましたし、難しさを感じました。
そんな中、まず気を付けなければと考えたのが、檜山の真っ直ぐさや不器用さというところを芯として、そこがブレないように演じるということです。シーンによっては、周りのみんなと一緒に盛り上がることもあると思いますが、檜山だったらその場所にどう居るのか? ということを常に考えています。その加減は難しいところですけど、頑張って撮影に臨んでいます。

撮影現場の雰囲気はいかがですか?

とても良い緊張感のある現場だと思います。撮影の合間は世間話で盛り上がりますが、みなさん一人ひとりが役に対してしっかり認識されていますし、作品を大切にしたいという気持ちを持たれているので、いざ芝居場に立つと、スッと心地よい緊張感に包まれるという感じです。

主演を務める山下さんの印象というと?

以前に映画で共演させていただきましたが、そのときはほんのわずかだったので、今回が初共演と言ってもいいくらいなのですが、本当に優しい方で、とても頼りにしています。いつも優しく見守ってくれていて、あんな兄貴がいてくれたらなって思います。

最後にこのドラマの見どころというと?

まず、僕が演じる檜山については、檜山の恋心が少しずつ描かれていますが、その気持ちが梨央に届くのかどうか? 檜山は梨央のことを想っていますけど、梨央の咲人への想いも知っているので、梨央に幸せになってほしいと考えていると思いますし、だからこそ助けたいという気持ちもあると思います。
でも、第5話ではついに、梨央に自分の気持ちを打ち明けました。そもそもは咲人のことを好きだった梨央ですが、檜山の気持ちとどう向き合うのか? 梨央には病気のこともありますし、檜山は悲しい思いをするかもしれませんね。
それと、物語の全体を通していうと“不器用な優しさ”というものが見どころになっているのかなと思っています。人間誰もが素直になるって難しい、だからこそ遠まわしに気を使ったり優しくしたりしていると思うのですが、そんな要素がこのドラマには詰まっているような気がしていて、話が進むにつれて溢れてくると思うので、そこはぜひ注目していただけたらと思います。
特に、知能が向上した咲人が、いろんなことが見えてくる中でどう向き合っていくのか? 悲しいことも起こるかもしれませんし、でもそこには愛が溢れていると思いますので、ぜひ最後までご覧いただければと思います。

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