原作紹介

32歳になっても幼児の知能しかないパン屋の店員チャーリイ・ゴードン。ある日、そんな彼に夢のような話が舞いこんだ。大学の偉い先生が頭をよくしてくれるというのだ。この申し出にとびついた彼は、白ネズミのアルジャーノンを競争相手に、連日検査を受けることに。やがて手術により、チャーリイは賢くなる。日々学ぶことに喜びを覚える一方で、今までの自分がいかに周囲の人間に馬鹿にされていたかに気づき、憤り悲しむことに。それでも彼の知能は成長を続け、知ることの喜びと苦しみを同時に体験していくのだった。そして、とうとう天才的な知能を手に入れたとき、彼は絶対的だと思っていた周りの人々が自分よりもずっと劣っていることに失望し、周囲から孤立していくが、同様の手術を受けて“天才ネズミ”となっていたアルジャーノンが急に狂暴化し、ついには死んでしまった。そんなアルジャーノンを見ていたチャーリィは、自分の行く末を悟り、さらなる悩みを抱え……。

小尾芙佐訳『アルジャーノンに花束を』(ハヤカワ文庫)

イメージ

著者:ダニエル・キイス
1927年ニューヨーク生まれ。ブルックリン・カレッジで心理学を学んだ後、雑誌編集などの仕事を経てハイスクールの英語教師となる。このころから小説を書きはじめ、1959年に発表した中篇「アルジャーノンに花束を」でヒューゴー賞を受賞。これを長篇化した作品がネビュラ賞を受賞し、世界的ベストセラーとなった。その後、オハイオ大学で英語学と創作を教えるかたわら執筆活動を続け、『五番目のサリー』『24人のビリー・ミリガン』など話題作を次々と発表した。2014年6月没。享年86。

著書
『アルジャーノンに花束を』『五番目のサリー』『24 人のビリー・ミリガン』『ビリー・ミリガンと23 の棺』『クローディアの告白』『心の鏡』『眠り姫』『アルジャーノン、チャーリイ、そして私』『タッチ』『預言』
(以上早川書房刊行)

  • 公式Twitter
  • オンデマンド
  • 番組グッズ

PAGE TOP