インタビュー

vol5.窪田正孝さん(柳川隆一)

このドラマへの出演が決まったときのお気持ちというと?

原作の存在は知っていましたが、今回は野島さんが脚本監修をされるということで、第1話の台本を楽しみに読ませていただきました。そこでまず感じたことが、人が生きるということは、本当に儚くて切ないし、人生なんてほんの一瞬なんだなということと、それと同時に、誰にでも花が咲く瞬間があるのだなということでした。
世の中、本当にきれいごとだけではやっていけないと感じることも多いですけど、でも人は希望を持って前を向いていかなければいけないんだというようなメッセージを、山下さん演じる咲人やそのほかの登場人物のキャラクターから感じていただける、そんなドラマになるだろうと想像していました。

今回演じられる柳川隆一という男性はどんな人物でしょうか?

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仕事仲間との賭け事でいかさまをしたりと、お金のことに関しては汚いというか、自分の母親の生活が原因で苦労をしているところなんですけれど、実は周囲に対してキチンと目配りができているというか、ものすごく気遣いのできる人物だと思います。
いつもおちゃらけて冗談を言ったり、時には場を壊したりもしますけど、その背景としては、周りの人たちを楽しませたい、楽しんでもらいたいと、いつもどこかでそんな気持ちを持っているのでしょうね。
咲人との関係性については、背景としてしっかり描かれておらず、それこそ、ドラマの始まりの頃は咲人を利用する柳川が描かれていましたけど、柳川からすれば、愛嬌のある咲人のことが好きなのだと思います。もし、咲人がいじめられていたら、必ず助けてあげると思いますし、第2話では咲人に対してひどいことを言ってしまいましたけど、きっと柳川は後悔しただろうし、このことがきっかけで咲人との絆はより強くなっていくと思います。

そんな柳川を演じる上で気をつけているポイントというと?

特に演じるときのポイントということではありませんが、いつも周りの人たちがどう感じているのか? ということを柳川自身が考えている人なので、周りの共演者のセリフの言い方や表情などを、しっかりと感じ取るように気をつけています。それを受けて、柳川がどう返すのか? ということを考えて周りから感じさせてもらいながら柳川という人物を演じています。
それと、特に監督ときっちり話をしたわけではありませんが、このドラマの大きな柱である“友情”という部分において、役割として柳川の存在は責任のようなものを担っていると思うので、そこは外さないように演じられたらと気をつけています。
言ってみれば、クラスメイトでいちばんうるさい男の子みたいな存在なのですが、監督から「やりすぎたらちゃんと言うから」と言われていますが、今のところ言われていないので、大きく外してはいないのかな…と思っています。

主演を務める山下さんの印象というと?

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今回で2回目のお仕事なのですが、前回から変わらず感じていることが、お兄さん的な存在だということです。実際にも兄がいるのですが、実の兄と変わらないほど、良いお兄さんとして存在してくれています。お芝居に臨む山下さんの姿勢や佇まいなどから、とても良い緊張感をいただけますし、見守ってくれているような感覚もあります。
特に、今回の山下さんの役柄が、覚醒する前と後では全く違う人物になるので、撮影の最初の頃の、みんなでナンパしたり遊園地へ行ったときのことが、本当に懐かしく感じられます。でも、そういった想いがあるから、覚醒した咲人のことを思うと、本当に寂しさも感じている自分がいます。そんな風に感じさせてくれる山下さんがいるからこそ、僕も柳川でいられるのだと思っています。

最後にこのドラマの見どころというと?

たくさんあって悩みますが、まずは山下さんの熱演を観ていただきたいのと、この野島さんのドラマ版「アルジャーノンに花束を」では“友情”が大きなキーワードとして組み込まれているので、そこは注目していただきたいです。
それからドラマの後半では、咲人の知能が向上したことによって、今まで自分の周りにあったことを、いろんな方向から考えられるようになっていきます。果たしてそれがよかったのかどうか? そんな咲人を取り巻く周りの人たちとの関係が、どう変化していくのか? 観る人それぞれに感じるものは違うかもしれませんが、ごく当たり前のように自分を支えてくれる周りの人たちへの、感謝の気持ちを思い出させてくれたり、優しい気持ちになれるドラマだと思うので、たくさんの人に観ていただけると嬉しいです。

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