[第10回] 番組スタートから約半年『ザ・ベストテン』黎明期の神回をオンエア!日本を代表する演技派俳優が!
2022年5月16日
今回は1978年9月7日の再放送となる。ザ・ベストテンがスタートして半年。まだ黎明期ながら、日本を代表する演技派俳優が登場する驚きの神回である。
黒柳徹子さんと久米宏さん、司会者2人によるオープニングでは、当時のライバル番組といえるフジテレビ系「夜のヒットスタジオ」の話題に!「芳村真理さん、井上順さんの司会が仲睦まじくて羨ましい!その点うちは…」と嘆く徹子さん。日本の音楽界を支え、ともに伝説となった番組をいじるという、かなりレアな会話である。音楽番組ファンの方はたまらないやり取りであろう。
ランキングに入り、第9位は、西城秀樹さんが「ブルースカイブルー」を熱唱する。ファンの間で今もなお愛される名曲。『ザ・ベストテン』では初の歌唱という事で、初々しさ、爽やかさがある。今は聴けない貴重な歌声を堪能していただきたい。
第8位は、榊原郁恵さんで「夏のお嬢さん」。今も変わらない笑顔の郁恵さんのパフォーマンスは、思わず笑みがこぼれる。
第7位は研ナオコさん「窓ガラス」。バックにはデビュー前のアルフィー(THE ALFEE)。目を凝らせてご覧いただきたい。
第5位はピンク・レディー「モンスター」。2人の横で踊るのは、番組が制作した謎の親子モンスター2匹。スタジオを縦横無尽に歩き回る姿に徹子さん、久米さんや郁恵さんも爆笑する。生放送ならではのハプニングをお楽しみいただきたい!
そしてここから、日本を代表する個性派俳優が登場する。
まずはスポットライト。2022年春の叙勲を受章した桃井かおりさんが「嫌なこと言われたの」を歌唱する。まるで映画のワンシーンのようなパフォーマンスが素晴らしい。
第3位は沢田研二さんの「ヤマトより愛をこめて」。前週、セットを用意したにもかかわらず、仕事の都合で出演出来なかったジュリー。久米さんが「今週は煙だけ用意しました」と、質素である事をアピールする。だが…ふたを開けてみると、とんでもない演出が用意されているという、番組から視聴者への、今でいうサプライズが起こるのである。
第2位は郷ひろみさん&樹木希林さん「林檎殺人事件」。樹木希林さんは桃井かおりさんと仲良しだという。個性派俳優の2人が出演するのがかなりレアなシーンだ。先週1位からのダウンという事で、待遇が悪くなり1コーラス?という事に…、それを歌の最中に愚痴る樹木さんの発言に、笑いを堪えられないはずだ。
栄えある第1位、世良公則&ツイスト「銃爪(ひきがね)」。朝ドラ「カムカムエヴリバディ」でも話題となった世良公則さんの激しいアクションと歌唱は必聴である。
当時でも驚きのスーパースターに彩られた、必見の神回をどうぞ、お見逃しなく。