[第12回] 時代を感じるMC!秀逸なセット!ユーモアあふれる企画!まさにザ・ベストテンの幅広さを堪能!
2022年11月15日
今回のザ・ベストテンは、1986年(昭和61年)11月20日の放送となる。まずは、いつも以上にネタが詰め込まれたオープニングに注目していただきたい。
日本パンダ保護協会名誉会長でもある黒柳徹子さんが、生まれたばかりの上野動物園のパンダのお話を披露する。名前をどうするか選定中とのことで、冒頭からかなりハイテンションの徹子さん。実際このパンダの名前は「トントン」になったそうだ。
そのまま、400名の視聴者に送るという「年賀状」の撮影タイムに。毎年ホンモノの干支をスタジオに呼ぶという事で、前年(寅年)はなんと本物の虎が来たそうだ。翌1987年は兎年という事で、スタジオでかわいらしいうさぎと一緒に記念撮影をする。
さて、第8位で登場するのは「最後のHoly Night」杉山清貴さん。オメガトライブを卒業してから2枚目のシングルでのランクインとなる。クリスマスソングなので、まさにこの季節にピッタリの名曲である。そして、写真を使ったストーリー性のあるセットが素晴らしい。まるでドラマのワンシーンのようである。
第6位は西村知美さん「君は流れ星」。バラエティタレントの顔ではなく、アイドルとしての表情にも注目していただきたい。
そして第5位「Fin」中森明菜さん、第4位「Friend」安全地帯が一緒に登場する。明菜さんと玉置さんの2ショットはかなり貴重!お2人とも、共通して「テレビ好き」「テレビが終わるまで観る」という事で、当時のキー局のテレビの終了時間が紹介される。今は24時間放送が当たり前だが、当時は午前2時には終了していたのだと、時代を感じるMCが非常に面白い。カラーバーがあった頃が懐かしくなる1シーン。2曲とも、映像を使ったセットを使用する。改めて、舞台装置の進化を感じる。
スポットライトは細川たかしさんが登場する。「ポップスだけではなく、演歌をよろしくお願いします!」と視聴者へのリクエストを行う姿に思わず爆笑させられる。アイドルソングあり、ポップスありのベストテンの幅広さをご堪能いただきたい。
第2位は荻野目洋子さん「六本木純情派」。スタジオが六本木のディスコかと思う程派手な照明で、思わず踊らずにはいられない。
この回の第1位は「NANA」チェッカーズ。なんと、ベストテンでは「NANA探し」と題して、歌のタイトルである「NANA」にピッタリの女性を探すという企画を敢行する。たくさんの応募の中から、番組が選んだ「NANA」さんが実際にスタジオに登場!歌の名前の女性を探すなんて、なんとベストテンらしい、ユーモアあふれる企画だろうか。スタジオに来たNANAさん、本当に美しい。いまはどうされているのだろうか…。